見出し画像

“民間救急車”は消防の救急車を助けられる救世主になるか!?

こんにちは、元救急隊員の社員Kです

今回はみなさんに知ってもらいたい救急車のいまの実情を2回に分けてお話したいと思います。少し長いお話になりますが、読んで頂けると嬉しいです


救急車は疲弊している…


さて、今回のタイトル「民間救急車は消防の救急車を助けられる救世主になるか!?」ですが、

救急車は急病人やけが人を助けるのに、その救急車を助けたいって一体どうゆうこと?

と疑問に思ったかもしれません…

下の表をみてください
近年、救急要請はコロナ禍で一旦減少したものの、令和4年度は出動件数・搬送人員ともに過去最高の件数となってしまいました


また、119番通報が繋がりにくいというニュースも耳にしたと思います
(緊急通報が繋がらない状況は、本当に異常事態だと感じています)

救急要請増加の理由は、高齢者社会や不適切利用など、様々あります。それに対して様々な取り組みがなされているのですが、有効的な解決策はなく、いつ破綻してもおかしくないのが現状です
(救急車を増やせばいいのでは?と思われた人がいるかもしれませんが、そう簡単な問題ではないのです…)

つまり、“安心安全の日本”と言われていたのは過去の事で、今まさに崩れかけている状況なのかもしれません…

そんな疲弊しきっている救急車(救急隊員)を助けることができる可能性の1つが、民間救急車の利活用なのです

救急車はどんな事で要請されているの?


では、一体どうすれば救急車の出動件数を減らして、救急車を利用すべき人のところに向かわせることができるのか?
それにはまず、救急車の出動内容を知ってもらう必要があります

下の表をみてください


これは救急車がどのような通報内容で出動したのかを示したものです

TOP3は、急病、一般負傷(ケガ)、交通事故となっていますね

つまり、街を走っている救急車はこの3つをメインに扱っていることになります

さらに細かく見てみると下の方に“転院搬送”という項目があります。全体の7.4%を占めていますね(7%といっても約53万件あります!)

“転院搬送”とは…

「いったん医療機関に収容された患者を当該医療機関において、急な症状の悪化やより専門的な処置を必要とするなど、緊急に他の医療機関に搬送する必要のある場合に、医療機関からの依頼に基づき救急車が出場するもの (横浜市HPより抜粋)」

というもので、転院搬送も救急隊の重要な業務となります

実は、この転院搬送が民間救急を利活用して、救急出動件数を減らすことができるのでは?と、社員Kは考えています!

一体どうゆうこと? と思われるかもしれませんが、続きは次回、お話したいと思います

今回も読んでいただき、ありがとうございました


注:
このNoteは、介護タクシー・民間救急リーベルのHP上にあるスタッフコラムを一部内容を変えて転載したものです。
興味があれば是非、HPを訪れてみてください!


いいなと思ったら応援しよう!