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救急車の上手な付き合い方 〜 スマートな ユ・ズ・リ・カ・タ 〜

みなさん、○○にちは。元救急隊の社員Kです

暖かい季節となり(というか、もうすでに初夏?みたいですが)、ドライブ日和な日が多くなってきましたね

今回のコラムは、運転中、救急車のサイレンが聞こえたときの正しい対処方法を皆さんにお話ししたいと思います。

毎日すれ違う救急車

民間救急会社に転職してからというもの、週5で車を運転をするようになり、車中にいる時間が転職前と比べると圧倒的に増えました。そのせいなのか、救急車が緊急走行して走っているのを毎日のように見かけるようになりました

もちろん、民間救急という仕事をしているので、病院の近辺を運転していますから、救急車と出会う確率は多いとは思うのですが、それでも毎日見かけるというのは少し異常なことなのでは?と感じています…

私が救急隊だった頃…

サイレンを鳴らして走っている救急車は原則、助手席にも救急隊員が乗り、“2人の目や耳”で安全を確認しながら緊急走行をしています

走行している他の車を避けながら、歩行者などにも目を配り、かつ、車を揺らさないように走行しなければいけない緊急走行中は、緊張感が途切れることはありませんでした…

そんな緊急走行をしていて、常々、感じていたことがありました


 それは「道を譲ってくれる車が意外と多くないこと」ということです


救急車のサイレンの音量は、大声を出して話しても人の声が聞こえないくらい大きいです。それでも、救急車の存在に気づいてくれないことが多いです

この理由としては、車の防音性能の向上・オーディオを大音量で流している・高齢者の聴覚の衰えなど、仕方がないこともあります…

しかしながら、時には数mまで救急車が近づいても道を譲ってくれない車もいることも事実です…(それとも気づいてないフリをしているでしょうか?)

あとは、道を譲ってくれたまではいいのですが、救急車が走行したい道を塞いでいたり、幅が狭くて通れない、という場合もあります

救急車の運転手は、前を走行している車がどのような行動をするのか?を予測しながら走行していますが、それが精神的にとても疲弊します

もしかしたら、みなさんが正しい道の譲り方を知っていれば、少しは救急車の運転手は助かるかもしれません

正しい道の譲り方

みなさん、緊急車両が近づいてきた場合どうすればいいのか、教習所で勉強したこと覚えていますか?(もちろん忘れていますよね…笑)

下の絵をみて、もう一度確認してみましょう


道の譲り方には“交差点付近”と“その他の道”の2つの譲り方があります。それぞれ行う行動が異なりますので、是非、覚えておいてほしいです

おわりに

意外と知っていそうで知らない道の譲り方、いかがでしたか

正しく道を譲るためには“早期に救急車のサイレンに気づくこと”が重要です

サイレンの音が聞こえたら周囲に注意を払って、いつでも道を譲れるような速度まで減速し、余裕を持った運転をしましょう!!


注:
このNoteは、介護タクシー・民間救急リーベルのHP上にあるスタッフコラムをそのまま転載したものです。興味があれば是非、HPを訪れてください!


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