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LIBRARYについて


はじめに

このnoteは、地域の伝統技術や自然資源の活用、循環産業、地域振興などの活動をしている、起こそうとしている、興味のある方々をつなげて魅力を発信し、活動の発展を促すためのコミュニティ「LIBRARY」の情報発信の場です。
最初の投稿として、なぜこの活動を行うに至ったのかを紹介したいと思います。

気候変動地域強靭化 LLA・NbS事例収集発信

我々は現在、「気候変動地域強靭化 LLA・NbS事例収集発信」という業務を環境省より請け負って進めています。
世界の気候変動に脆弱な国や地域では、地域主導適応策 (LLA: Locally Led Adaptation)や自然を基盤とした解決策 (NbS: Nature-based Solution)、伝統的知識 (Indigenous Knowledge) の活用など、地域産業振興や雇用機会創出など様々な社会課題を解く具体的なソリューションが求められています。
また、多様な適応課題に国際協力で応えるためには、公的資金による調査や計画支援だけでなく、地域社会の強靭化のためのマネタイズ可能な適応策のアイデア提供が技術協力として有効と考えられています。
多様な自然環境がある日本には、地域に土着している伝統技術や自然資源の活用、循環産業、地域振興などもとても多彩です。それらの事例を対象地域に届けることにより、その地域に固有の自然と調和した地場産業への適応策実施の推進や、これまでに利用されていない資源の活用、食品廃棄物再利用、生物多様性保全と社会経済開発の両立を図りつつ、気候変動に強靭な地域社会の実現を目指した業務です。

具体的には、日本の地域にある様々な事例を紹介する「LIBRARY」というWebサイトの制作を進めています。

誰もが閲覧でき、そこからインスパイアされ、何かアクションに繋がってほしいという思いと、馴染みがあり親しみやすいという理由から「LIBRARY」と名付けました。

紹介する事例については以下のポイントを軸に選定しています。

  1. 今ある生活基盤に新しい要素を1つ加えたようなコンパクトさがあり、難易度の高い技術や多額の投資なく実現している。

  2. そこにある課題と、その解決のための手法をプロセスや成果物に見ることができる。

  3. 事業の循環とマネタイズが見え、課題の解決にもつながっている。

  4. 課題の解決だけでなく、”美しさ”や”おいしさ”などの魅力を備えている。

経済的に厳しい環境でもアクションが起こしやすいか、実際にその活動が課題解決やマネタイズに繋がっているのかに加えて、閲覧者の興味を惹き、インスパイアされるためにも”美しさ”や”おいしさ”という魅力もポイントとしました。
このWebサイトについては、また別の機会に共有させていただきます。

コミュニティについて

前段が長くなりました。
なぜこのコミュニティを立ち上げようと思ったかに戻りたいと思います。

掲載事例の選定や取材を進める中で、改めて多くの魅力的な事例が存在していることや、活動している方々が繋がっていないことにより様々な共有すべき情報が分断されていること、魅力的な事例が生活者に広く知られていないことがわかりました。
コミュニティを形成し、活動している方や活動しようとしている方、興味のある方がつながり、多くの情報が行き交うことによって、既存の事業は発展し、新しい事業が生まれ、日本も、そして気候変動に脆弱な地域も豊かになることに繋がるのではないかと考えてコミュニティを立ち上げることに至りました。

このnoteは、LIBRARYに掲載される事例紹介やコミュニティの活動報告のような場にしていきます。

コミュニティ自体はFacebook Groupを立ち上げています。
Facebook Group「LIBRARY」
また、noteへの記事のアップなどは以下のXのアカウントからも発信予定です。
Xアカウント「LIBRARY」
コミュニティの活動内容や方針の策定はこれからになりますが、 Facebook Group にて、意見交換や情報共有などをしませんか。

お気軽にご参加ください!


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