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子どもでも許せないことはあるのだとごめんねにいいよと言った気持ちもほんと

次女が長女の手を誤ってはさみで切ってしまった。
すごい出血だった。ティッシュで抑えると一瞬で真っ赤になって血が滴った。頚動脈を切ったときの出血に似ていた。それが5歳の子どもの小さな指で起きている。怖いという気持ちは無視できたが、冷静にならなければという気持ちは飲み込まれた。夫がいてくれて本当に良かった。

救急車を呼んで(119の番号を夫に尋ねたぐらいパニックになっていたし、何ならアドレス帳に救急車で登録されていたことに後で気付いた)病院まで約1時間。救急車に乗った時点では血は止まっていたけれど、傷口はぱっくり深かった。縫わないとダメだとわかった。結果として麻酔をして5〜6針ぐらい縫ったそう(付き添い夫のためこの辺の詳細不明)。麻酔の注射が予防注射と違ってすごく痛かったそうだ。手術自体は問題なく終了し来週再診と抜糸。

病院には次女を連れて迎えに行った。次女がごめんなさいをして長女もいいよと言っていた。帰ってきてからも仲良く遊んでいた。

でも、夜寝る前になって長女が「どうしておかあさんたすけにきてくれなかったの!!」って抱きつきながら泣き叫んだ。長女は結構ヒステリックなところがあるけれど、今日のは明らかにいつもと違った。
次女と一緒はイヤ! 次女を怒って! なんでどうして!!を繰り返していた。
お姉ちゃんとしてがんばったんだなぁと思った。がんばらせてしまった部分もあるとは思うけど、本人もどこかで妹が悪くないとは言わないけれど、わざとやったわけではないことにも気付いていたんだろうと思う。でも自分はたくさん痛い思いをして、おいしくないお薬を飲んで、納得できない気持ちがたくさんたくさんあって、その最たるものが「こんなことがおきるまえにどうしておかあさんがたすけてくれなかったの」だったんだろう。

それを聞いていた次女も泣いていた。謝ったらいいよと言ってくれた、その後一緒に遊んでくれたお姉ちゃんからイヤだと言われてしまった。自分のしてしまったことをちゃんと理解しているから罪悪感も抱いている。

二人ともに謝っても謝りきれるものではない。今回の事故は明らかに親の監督不行届きだ。これが原因で二人が仲違いなどしないようにケアをしなければと思う。

同時に、謝られても許せないものは許せない、納得できないことはある、ということを学んでくれればいいと思う(ピンチはチャンスと捉える精神)。

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