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満たされた瞬間きっとさよならが舞い降りるからまたつくりだす

今日、自分一人でデザイン・レイアウトした冊子が納品された。
無給だけれど全力で取り掛かった。というか、出し惜しみできるほどデザイナーとしての腕はない。ある程度のデザイン・レイアウト力、ある程度の企画力、ある程度のライティング力、ある程度のコミュ力営業力校正力……このある程度が合わされば、まぁまぁの作品が出来上がる。どこかが突出して高くなくとも総合力で勝負するみたいな。勉強になったこともあった。楽しかった。

この楽しかった、についてふと思った。

出来上がったものを見ても、誰かから感謝されても、一歩引く。満たされない。じゃあ、満たされているのはいつなのか?
つくっているときだ。仕事でも同人でもそれ以外でも、つくっているときが一番楽しくて、一番満たされている。
大変でも苦しくてもつらくても、つくっているときの、自分の思考がひたすら動き続けている感じが好きだと思う。

それにふと、唐突に、気付いた、というだけのこと。

明日へとアクセル踏んで雨が降るはやくはやくと焦りを混ぜて

六月の最終夜って一年のちょうど半分ぱっくり割れそう

何もないところで何か見つけるの得意だったよ雨音おどる


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