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AndroidユーザーがPowerbeats Proを買ってみた比較話

10月下旬にPowerbeats Proのセールがあった。

通常税込27,280円(税別24,800円)のものが、10,480円オフの税込16,800円で購入できます。
10%分のポイント(1,680ポイント)も付与されます。

現在愛用しているAVIOT TE-D01dはワークアウト中に耳から落ちるのが悩みで、予てよりワークアウト用のフル ワイヤレス ヘッドホンとして、Powerbeats Proは結構気になっていた。1万円もOFFならと思い、折角の機会なので買ってみた。因みにBluetooth遍歴としては

■ トランシーバー
・Android 4 ~ 9
・WALKMAN NW-A30

■ レシーバー
・SONY SHB50
・ELECOM LBT-PAR500 (+ Philips SHO9560)
・JPRiDE TWS-520
・AVIOT TE-D01d
・SONY SRS-X2 (スピーカー)
・KENWOOD U301BT (カーオーディオ)
Powerbeats Pro

な具合なので、まぁあまり変な感覚は無いかと思う。また、開封しないで1ヶ月近く放置したため、まだ開封数日と言うレベルでまだファース トインプレッションに近い感想なのも、ご了承願いたい。

😃良い点① イヤー フックで落ちない

まぁPowerbeats Proはこれに尽きる。
まともに技適遵守製品でイヤー フックのある製品を探すと、最早Powerbeats Pro 1択言っても過言ではない。

(技適遵守する気の無い人は日本国から出ていって欲しい。電波が汚れると、普通に安全が脅かされるので。携帯電話で散々電波の恩恵を享受していて、「電波法は無駄」だなんて、微塵も思わない。)

😃良い点② 連続再生時間

連続再生はカタログ値で9時間。まだ実測値を計測出来る程には使っていないけど、結構期待値高め。JPRiDE TWS-520なんかはカタログ値5時間だったけど、実際は3時間前後程度で、ワークアウト持たなかったし。正直実測値で3時間とか、誰向けなのかさっぱり分からない。ワークトアウト以外だと尚更使い道がないというか。外出中の9割はヘッドホンしているので、正直そんなんじゃどこにも行けない。

また連続再生時間ってと言いながらケース充電による合計再生時間を記述するゴミ クズ メーカーも多いのがフル ワイヤレス市場の特徴でもあり。正直連続再生時間の長いというのは、それだけで非常に貴重な存在。(AVIOTも連続再生が長い製品が多くて優秀で有り難い)

😃良い点③ 純正イヤーチップがそんなに悪くない

音は軽めだけど、まぁそこまで悪くない。AVIOT TE-D01dの純正イヤー チップはありえないほど酷かったので、反動的に評価が高い(苦笑)。聴くのはHARDCORE TECHNOなのでイヤー チップはいずれ買おうとは思っているけど、しばらくは我慢は出来そう。(AVIOT TE-D01dは我慢できなくて、すぐSpiral Dotを買った。)

😃良い点④ ノイズ キャンセリングが無い

ノイズ キャンセリングと言う音質改悪機能が無いので、安心してお使い頂ける。正直大音量勢にはマスク効果があり、音質改悪機能に無駄金使いたくないので、無駄機能が無いのはとても助かる。

😃良い点⑤ 操作がハードボタン

JPRiDE TWS-520は静電式だったけど、あれは最悪だった。AVIOT TE-D01dでも感じたけど、やっぱハード ボタンの操作性は高い。Powerbeats Proのボタンは柔らかめなのは、誤操作のデメリットではあるものの、耳への負担が少ないのはメリットでもあるので、タイミングで評価が分かれる難しいところ。

😃良い点⑥ 音量調節ボタンがある

メディアによって音量はどうしても変わるので、直接変更が出来るのはとても大事。(ノーマライズ?そんなのは使わないよ?)

😰悪い点① ケースがでかい

体積的にTE-D01dの2倍近くある。イヤー フックがあるので仕方ないけど、しかしTE-D01dはUSB充電機能もあるので、比較すると残念感は強い。(当初要らないと思っていた充電器のうがいざというときに役立ち便利だったりしている)

😰悪い点② 充電はLightning

普段持ち歩いているスマートフォンは
・XPERIA XZ1 Compact (Type-C)
・ARROWS M03 PREMIUM (mini B)
・iPhone SE (Lightning)
なので一応Lightningも持ち歩いてはいるけど。割と辛いんだけど。Android勢はLightningとは基本縁がないのでLightning製品は増やしたくない辛さがある。。。

😰悪い点③ apt-X非対応

まぁApple系なので、しゃあない。なのでSBCを使うことになる。

最も、
・省電力性
・レイテンシ
・接続の安定性
・再エンコードの相性
をそこまで厳密に比較したことは無いので大きな欠点とは言い難いけど。特に「再エンコードの相性」については比較記事を見かけたことがないため、やはり後発の方が期待値が高いと言う漠然なものになってしまうのだけど。まぁでも、折角なのでapt-X対応だと嬉しかったなぁ。

※「再エンコードの相性」とは音源ソース(MP3, AAC, Ogg, FLAC)が伝送される際にbluetoothのコーデック(SBC, AAC, apt-X)にエンコードされる際の損失についての相性である。iPhoneだとAAC ⇒ AACだから「音質がいい」とか「再エンコードされない」とか、そんなことはない。一度波形データにデコードされてbluetooth用に再エンコードされる。一度「間引いたところから再間引きされやすい」などの特性も聞いたことがないため、欠損の仕様によっては相性が良い悪いは当然あるかと思われる。

😰悪い点④ イヤー フックはマスクと相性が悪い

昨今のコロナの禍中には辛い。しかもヘッドホンと違い、フル ワイヤレス イヤホンは落としやすいと言うデメリットもあるため、つけ外しでマスクと絡まったりする頻度の多い点では、ヘッドホンの方がまだ潔く扱いやすい。

ご時世ですね。。。

😰悪い点⑤ 「SCMS-T非対応」とは?

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ちょっと何言っているか分からない。

ARROWS M03 PREMIUMで出てXPERIA XZ1 Compactでは出なかったので、端末が古いせいかな?と思ったんだけど。もしかするとARROWS M03 PREMIUMはワンセグ対応端末なので、その事情みたい。

まぁ正直、最近のコンテンツはDRMでよりモラルの時代になったし、スマートフォンとワンセグは相性の悪いマイナーな話題なので。そりゃレシーバーの公式スペックにもなかなか記述されないよなぁ。。。 (正直、なんて携帯電話で最も使わない機能の1つだし)

この問題はPowerbeats Proと言うより、Android側のフリーダムな市場故って感じ。

🤬悪い点⑥ Androidだと自動耳検出がお馬鹿

付け外しの都度、音がなったり止まったりして。誤操作かと思ったら、自動耳検出とか言う無駄機能だった。動きがおかしい。。。

・片耳を外す ⇒ 音が停止
・両耳を同時に外す ⇒ 次の曲が再生される (⇐ ナニコレ)

正直使い物にならないから、無効にして欲しい。(と言うか、スマートフォンの画面の自動回転しかり、接近センサーしかり、まともに動かない物が多い。そんなの自動じゃなくていいし。自動化の方向性間違ってやしないか?)

🤬悪い点⑦ Androidだと自動耳検出が無効化出来ない

iPhoneだと自動耳検出を無効化出来る様なのだけど。Androidだと無効化する手段がない。上記で使い物にならない機能なのでほんと要らないんだけど。Beats公式アプリでも設定項目が無い (Beats公式アプリの存在価値とは?。

試しにiPhoneで無効化したあとにAndroidつないで試したみたけど無効にならず。有効/無効は接続トランシーバー側で管理されるみたい。

🤬悪い点⑧ 接続が他に奪われる

Bluetoothデバイスとしては、一番の謎現象。

具体的には、Android端末とPowerbeats Proとで接続中、音楽からYoutubeにメディアを切り替えようとしたとき、そのソース切り替えの隙間で、何故か近場の別のペアリング済みのレシーバーに接続が奪われてしまう、といった現象が発生した、と言う具合。

※ イメージ

[Android] ─┬───× [Powerbeats Pro] ※先に接続していたのに切れる
           └───> [SONY SRS-X2]    ※こっちに奪われる

Bluetoothの切り替え問題はPowerbeats Pro限った話ではない根本の課題だと思うけど。先勝ちが保証されないのはちょっと大問題かと思ってる。。。もちろん、Android端末にはそれぞれのレシーバ ー (ELECOM LBT-PAR500LBT-PAR500、JPRiDE TWS-520、AVIOT TE-D01dなど) とのペアリングは残っているが、この様な奪いは起こったことが無い。 

トランシーバーもレシーバーもそれぞれシーンによって変わる。上記トランシーバー、レシーバーの組み合わせはマトリックスで起きるのに、都度ペアリングし直し/解除を行うのはとてもつらい。マルチ ペアリング対応デバイスでは優先的なものは残しておくけど。奪われてしまうとなると、トランシーバー側に残せるペアリングが1つのみになってしまうので、正直勘弁して欲しい。

🤖 総括

とりあえずワークアウト以外では使い物にならないね。
普段使いは正直しんどい。

・Type-C
・自動耳検出 無効化 (もしくは無し)

であれば(出来れば)、普段使いしたいと思う。マスクとのなんとか我慢できそうだし、この2点だなぁ。。。イヤーフックのあるフル ワイヤレス イヤホン出してください、AVIOTさん。。。

👺余談

正直Bluetooth同士で「信頼デバイス グループ」みたいな概念を作って、そのグループ間に於いては「管理用プロファイル」で外からA2DPの接続をコントロール出来る様にして欲しい。

そういえば昔、EGO SystemのProdigy 7.1を買ったことがある (確かこれだった気がする。。。)。Bit Perfectな音楽再生と言う阿呆みたいなことをしたくてASIO対応のVIAのEnvy24HTに手を出したんだけど。

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(引用元:藤本健のDigital Audio Laboratory 第216より)

そのProdigyについていたDirect Wireが割と面白かった記憶がある。実用途で何か面白い使い方が出来たわけでは無いが。実のところBluetoothにはこんなイメージの「接続切り替えを視覚的に行う機能」「複数のデバイス同士を管理する機能」が欲しいんだよなぁ。。。大手メーカーとか、その強みを活かして、こういうところに切り込んでくれないかなぁ。。。

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