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ゆっくり歩き出せばいい:休業の握手人気への影響

 私の推しの金川紗耶さんが休業を発表して、二ヶ月が経ちました。
 今後を考えて気になるのは、休業が握手・ミーグリ人気に与える影響はどうなのか、ということ。
 アイドルオタクは移り気だから休んでいるうちに離れる、という印象が何となくありますが、本当にそうなのか、確認してみました。

・近年の休業

 対象は乃木坂46のみ。あまり昔のものを見ても仕方ないので、私がファンとなった2018年からとします。
  久保さんと北野さんが2018年、山下さんと大園さんが2019年、早川さんと清宮さんが2022年、林さんと岡本さんが2023年に、休業→復帰を経験しています。ここでの『休業』とは、シングルの握手会(ミーグリ)を全休・不参加となるレベルのものを指します。漏れがあるかも知れませんが、ひとまず以上とします。

 これらのメンバーの、休業直前と復帰後の握手会・ミーグリの完売状況を、表にしました。復帰直後は復帰祝いの追い風が吹いて特異な値になる可能性を考えて、復帰後2作ぶんを見ます。林さんと岡本さんは休業からの復帰直後のため、表には加えていません。

休業前後の完売状況比較表

 表の通り、売上を維持している場合(青系統の色が付いた部分)がほとんどです。

 山下さん、久保さんは全く変化なし。北野さんはむしろ復帰後の方が完売が速くなっています。
 大園さんと早川さんも基本的に変化はないですが、復帰後1作目⇒2作目で僅かに遅くなっています(黄色い部分)。
 大園さんに関しては、復帰後2作目(26枚目)はオンライン化したため全員が遅くなっており、休業とは無関係でしょう。
 早川さんの復帰後2作目(32枚目)は、四期生の完売速度が全体的に落ちた時で、早川さん一人の傾向ではないこと、そして4次時点で28部とほぼ全完売していることから、極端に遅くなってはいないとも言えます。

 復帰後完売無しになった清宮さんに関しては、一旦置いておきます。

・参考になるメンバー

 ただ、山下さん、久保さん、大園さん、早川さんは、
「もともと人気が突出していたから低下しなかった」
 とも解釈出来ます。
 私の推しの金川さんについて考える際、最も参考になるのは恐らく、選抜とアンダーのボーダーラインにいた、北野さんでしょう。

 北野さんは、18枚目『逃げ水』以降に休業。完売表を見た限りでは、握手会参加はなかなか再開しなかったようで(ちょっとこの辺りは自信ないです)、19~22枚目まで、個別握手会は不参加。23枚目では選抜入りしています。
 一年半待ち続けたファンが多数(恐らく)いたのは、素晴らしいことだと思います。北野さんの性格や魅力、北野さんのファンの気質の特徴も当然あったでしょう。
 しかし、選抜・アンダーのボーダーラインメンバーであった北野さんも大きな下落はしていないことから見ても、乃木坂46では休業しても人気を維持出来る例がほとんど、と言えると思います。

・清宮さんの場合

 ただ、少ない事例ながらも清宮さんは、休業を機に完売がゼロになっています。
 しかしこれに関しては、休業だけが問題ではない、という見方も成り立ちます。上の表には無いですが、休業の三作前である28枚目から見て行くと、

3次22部全完売 → 20次21部完売 → 9次11部完売 → 休業 → 完売無し → 完売無し

 となっています。嫌な言い方ですが、休業の前から完売数の下落傾向ははっきりと表れていて、完売が無しになったのがたまたま休業後になっただけ、のようにも見えます。
 この下落の原因は、ひとまず置いておきますが、そもそも下落していることを思い悩んだための休業ではないか、と私は推測しています。

・金川さんの今後

「休業なんかしたら居場所がなくなる、休業するぐらいなら辞める」
 と言っていたというのは大園さんだったか山下さんだったか、記憶が定かではないですが、そうした危惧を抱くのも無理はありません。
 しかし乃木坂ではその危惧は杞憂に終わることがほとんど、人気が落ちたとしても休業とは無関係なのが、特徴と言えます。

 もちろん、こうしたことは個々で様相が違って当然。金川さんがどうなるかは分かりません。また上記の私の分析というか解釈も、合っているのかは分かりません。

 ただ、ここまで握手・ミーグリ売上について云々して来たのに、今更こんなことを言うのもなんですが、
「売上が落ちても、完売が減っても、それがなんだってんだ」
 という話でもあります。

 金川さんに限らず、仮にミーグリ売上が下がって選抜入りが叶わなくなったって、本人の価値には何の影響も与えません。だから、健康を害するぐらいなら休業すれば良いし、心身がボロボロになるぐらいなら辞めたって良いのです。健康で家に帰って笑顔で御家族と会うこと以上に、大切なことなどないのですから。

 もちろん私はファンですので、金川さんが元気に復帰してくれることを望んでいます。しかし、人気を維持することが至上命題とは思っていません。維持出来ればそれはそれでめでたいのは否定しませんが、もっと大事なことがあります。
 今はとにかく、思い悩まずにゆっくり休んで欲しいと思います。

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