【遊戯王/カジュアル】「神巫式擬似副葬」コンボ解説
⒈はじめに
おひさしです。きりみです。今日も元気にファンデッカーです。
今回は《宣告者の神巫》を採用した「神巫式擬似副葬」についてそのギミックと活用について解説していきます!
項目の後ろに「☆要点」もつけたので参考にしてください!
このコンボから派生したルートをこちらのデッキで使用していました。現在は2枚初動なら再現可能なルートですので、興味のある方はご一読いただけたら嬉しいです。
初めてのnoteでしたので、少々読みにくい所もありますが、あたたかい目で見てください汗
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⒉コンボの解説
こちらの項目では《宣告者の神巫》を初動とする「ワルキューレギミック」を使用した擬似的な《おろかな副葬》のコンボの概要、目的、展開などを解説していきます。
2-a.コンボの概要
Q.《おろかな副葬》とは?
A.「デッキから魔法・罠カードを1枚を墓地へ送る。」カードです。2023/01/1の制限改定にて準制限カードに指定されました。
皆さんご存じの通り、昨今の魔法・罠の強力な墓地効果増加に伴い、素引き前提のカードではありますが、このカードの強さは年数を重ねるほどに強くなっていると言えます。
直近では「ティアラメンツ」の初動として採用されるなど、大会環境でも活躍を見せ、結果として自身も規制を受ける結果となりました。
類似するカードとして罠専用の《バージェストマ・マーレラ》モンスターにも対応する《永遠の淑女ベアトリーチェ》や《ライトロードドミニオンキュリオス》などが有名だと思います。
しかしこれらにはトラップ故の遅さ、召喚までの手間やリソースの消費などが求められます。
今回紹介する《ワルキューレ・フュンフト》は知名度こそ低いですが、上記のカードより比較的簡単に墓地送りしつつ、盤面にリソースを残すことができる意外と有能なコンボです。
2-b.コンボの展開
前述の通り今回のコンボには《宣告者の神巫》を採用しています。このカードと【ワルキューレ】ギミックを使用することでモンスターを展開しつつ、擬似的な《おろかな副葬》効果の使用が狙えます。
では、さっそく《宣告者の神巫》を使用した展開例を見ていきましょう。
○パターンA《宣告者の神巫》(1枚初動)
《宣告者の神巫》を通常召喚、効果
→《トリアスヒエラルキア》を墓地へ《トリアスヒエラルキア》効果
→《宣告者の神巫》をリリースして特殊召喚《宣告者の神巫》効果
→デッキ・手札から《ワルキューレ・セクスト》を特殊召喚《ワルキューレ・セクスト》効果
→《ワルキューレ・フュンフト》を特殊召喚《ワルキューレ・フュンフト》の効果
→他の【ワルキューレ】モンスターが存在する場合、デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る
○結果
・手札1枚消費
・「擬似おろかな副葬」成立
→墓地に任意の魔法・罠カード
・《トリアスヒエラルキア》☆9
・《ワルキューレ・セクスト》☆1
・《ワルキューレ・フュンフト》☆2
・《宣告者の神巫》→墓地
○パターンB《ワルキューレ・フュンフト》
素引きケアルート
パターンA1〜3と同様
《ワルキューレ・セクスト》効果
→《ワルキューレ・シグルーン》を特殊召喚《ワルキューレ・シグルーン》効果
→手札から《ワルキューレ・フュンフト》を特殊召喚《ワルキューレ・フュンフト》の効果
→他の【ワルキューレ】モンスターが存在する場合、デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る
○結果
・手札2枚消費
・「擬似おろかな副葬」成立
→墓地に任意の魔法・罠カード
・《トリアスヒエラルキア》☆9
・《ワルキューレ・セクスト》☆1
・《ワルキューレ・シグルーン》☆9
・《ワルキューレ・フュンフト》☆2
・《宣告者の神巫》→墓地
パターンAとの比較としては、素引き分の手札消費が生じるものの、リンク3〜4やランク9が狙いやすいなどの違いがあります。他の点はパターンAと同様です。
〈展開動画〉
※Twitter上でご覧ください
☆要点
・《宣告者の神巫》≒「おろかな副葬」!
・展開に使ったモンスターでさらに展開!
2-c.コンボの補足
展開の流れを見ていただいたところで、次はもう少し細かな情報を補足したいと思います。
○初動枚数について
皆さん大好き初動の枚数です。
今回は《宣告者の神巫》が初動ですが、残念ながら現在は有力なサーチ手段がないため40枚中初手5枚に握れる確率は初期値の33%です。
一応《おろかな埋葬》+《死者蘇生》のパワープレイや《祝福の教会ーリチューアル・チャーチ》での蘇生も狙えますのでもう少し体感の成功率は上げられそうです。
○素引きについて
コンボあるある素引きで失敗の話です。
今回のコンボではそもそもコンボパーツが少ないため素引きリスクは少なめです。
また、仮に素引きしていても
・《トリアスヒエラルキア》
→手札から特殊召喚可能
・《ワルキューレ・セクスト》
→《宣告者の神巫》が手札から特殊召喚も可能
・《ワルキューレ・フュンフト》
→パターンBでケア
・《ワルキューレ・シグルーン》
→ケアパーツなので素引きは特に関係なし
と、初動さえ引いていれば基本止まることはありません。
肝心の墓地に送りたい魔法・罠の素引きに関しては《警衛バリケイドベルグ》などでいくらでもケアできるので特に考慮は必要ありません。
○注意点・問題点など
【ワルキューレ】ギミックには特に制約はないためデメリットも特に生じませんが、召喚権を使用するという点は副葬と異なります。
○採用プラン
【ワルキューレ】ギミックに関わるコンボパーツは3枚のみとコンパクトとなため、副葬と合わせて5枚体制でデッキを作り、《宣告者の神巫》と《おろかな副葬》を重ね引きした時は《宣告者の神巫》は別ギミックを回すといった動きも可能です。
☆要点
・初動率は33%
・コンボパーツを素引きしてもケア可能
・基本デメリットなし
⒊コンボの活用
コンボについて解説したいことは概ね終わりましたので、ここからはサーチ先をいくつか検討してみたいと思います。
以下、自我多めでお送りします。
サーチ先案①
《青い涙の天使》→任意の通常罠
②効果目的で墓地に送ります。
盤面に☆2の《ワルキューレ・フュンフト》がいるので《スプライト・スプリンド》をリンク召喚し、効果で《ヴォルカニック・バックショット》を墓地に送れば即座にバーン→墓地効果で通常罠サーチへとつながります。
《トラップトリック》に対応しない制限カードに繋がるのも美味しいところ。
直近の《トラップ・トラック》が対抗馬です。
サーチ先案②
《リミッター・ブレイク》→追加展開
知っている人は知っている、定番マイナーカードです。墓地に送られさえすれば無限に《スピード・ウォリアー》を供給できます。
単純にモンスターが4体並ぶので《鎖龍蛇ースカルデット》でドローにつなげてもよし、《エピュアリィ・プランプ》で墓地の《リミッター・ブレイク》を回収し使い回してもok
《スプライト・エルフ》などを織り交ぜることでシンクロ展開につなぐことも可能です。
サーチ先案③
《救いの架け橋》→《大天使クリスティア》
このカードで任意のフィールド魔法をサーチできるのはもちろんですが、《天空の聖域》をサーチすることで実質天使族サーチとして使用できます。今回は例として《大天使クリスティア》の展開について説明します。
〈展開動画〉
※Twitter上でご覧ください
《救いの架け橋》で加えるモンスターを天使族の《宝玉獣ルビーカーバンクル》にすることで、《天空神騎士ロードパーシアス》の手札コストを賄いつつ墓地に天使族4体を揃え《大天使クリスティア》の召喚条件を整えることができます。
また、途中に《代行者の近衛ムーン》を挟むことにより墓地の光の枚数を調整して《光霊神フォスオラージュ》を出し、ランク8エクシーズを狙うこともできます。
☆要点
・「副葬」単体よりも拡張性が高い!
・様々なデッキに採用しやすい!
・天使族以外にも使える!
・やっぱり天使族強い!
⒋まとめ
今回の「神巫式擬似副葬」では《ワルキューレ・フュンフト》を使ったコンボルートの可能性を探っていきました。
メインデッキの枠をあまり取らずにコンボを採用できる点、柔軟なコンボからの派生が魅力的なルートでした。
また《宣告者の神巫》→ドライトロンというイメージの強い人が大半かと思いますが、今回ご紹介した様に使い方次第でいろんな展開に繋がるカードなので、こちらも合わせて覚えておいてもらえたらなと思います。
⒌終わりに
「神巫式擬似副葬」のコンボ解説、お楽しみいただけたでしょうか?
コンパクトなコンボパーツから、リソースを生みつつ任意の魔法罠を墓地に送ることができるので、展開の可能性はまさに無限大。
コンボパーツが少ないのでメインギミックを圧迫しないサブプランとしても採用が検討できそうです。
「神巫式擬似副葬」は比較的汎用性の高いコンボなので使い方は人それぞれ。
皆さんのデッキ構築の一助になれば幸いです。
またこの記事をきっかけに、コンボデッキを組んでみたい、《ワルキューレ・フュンフト》面白そう、自分も埋められたいと少しでも思っていただけたなら本望です。マイナーカードに幸あれ。
※類似するレシピ、展開ルートを事前に考案、使用していた方がいた場合、当記事にその方のオリジナリティを否定する意図はありません。