【遊戯王/カジュアル】「令和の神託チャージウォリアー」コンボ解説
⒈はじめに
おひさしです。きりみです。今日も元気にファンデッカーです。
この記事ではいつものデッキ解説ではなく、コンボの解説を書いていこうと思います。初の試みなので皆さんのデッキ構築のお役に立てるよう頑張ります!
今回は先日発売された【CYBERSTORM ACCESS(サイバーストームアクセス)】にて注目を集める《超重神童ワカーU4》を採用した「令和の神託チャージウォリアー」についてそのギミックと活用について解説していきます!
項目の後ろに「☆要点」もつけたので参考にしてください!
知る人ぞ知る古のコンボ、あなたはご存知でしょうか??
⒉コンボの解説
こちらの項目では「神託チャージウォリアー」に新ギミックを搭載した「令和版」のコンボの概要、目的、展開などを解説していきます。
ニューロンにてこちら公開中です。
デッキコード→59sqn48
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2-a.コンボの概要
Q.「神託チャージウォリアー」とは?
このコンボ名の「神託」は《セフィラの神託》を「チャージウォリアー」は《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をそれぞれ表します。
コンボの流れは【セフィラ】を素材として《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をS召喚することで、《セフィラの神託》の発動条件を満たしつつ《スターダスト・チャージ・ウォリアー》のドロー効果を起動させるものになっています。
この際《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をチェーン❶、《セフィラの神託》をチェーン❷で発動し、デッキトップを任意のモンスターに固定→ドローすることで擬似的になんでもモンスターサーチを行うのがこのコンボの目的となっています。
古くは《レッド・リゾネーター》+《セフィラの神託》の2枚初動から《覚星輝士ーセフィラビュート》など☆4モンスターをサーチして、コンボを起動していました。
しかし《レッド・リゾネーター》に召喚権を割いてしまう点、Pスケールが揃いづらいorセフィラ縛りが付く、という問題のせいで自由なサーチと言いつつもそれをその後の展開に最大限に活かすのは難しいという課題がありました。
《守護神官マハード》の登場後は「神託チャージウォリアー」で《守護神官マハード》を手札に加えることでそのまま特殊召喚に繋げるといった活用法も見出されましたが、やはり限定的であったという点は否めません。
☆要点
・《セフィラの神託》+《スターダスト・チャージ・ウォリアー》でなんでもサーチ!
・使い所が限定的...
2-b.コンボの展開
前述の通り今回のコンボには《超重神童ワカーU4》を採用しています。このカードと【超重武者】周りの出張パーツを使用することで「令和の神託チャージウォリアー」は従来の型に比べて汎用性が飛躍的に上昇しました。
では、さっそく《超重神童ワカーU4》を使用した展開例を見ていきましょう。大きく2パターンあるので1つずつ紹介します。
○パターンA(2枚初動)
《超重武者バイーQ》+《セフィラの神託》
《超重武者バイーQ》効果
→《超重神童ワカーU4》をサーチし、スケールへ設置《超重神童ワカーU4》P効果
→《超重僧兵ビッグベンーK》をPゾーンへ設置、自身を特殊召喚《超重僧兵ビッグベンーK》P効果
→ 《超重武者装留ガイア・ブースター》をサーチ《超重武者装留ガイア・ブースター》効果
→《超重神童ワカーU4》に装備し、その後②効果で自身を特殊召喚《超重神童ワカーU4》+ 《超重武者装留ガイア・ブースター》
→《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》S召喚❶《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》効果
→ 《超重武者バイーQ》を蘇生
❷《超重神童ワカーU4》効果
→自身をPゾーンに設置(1-8スケール)
※チェーン順❶❷は任意、もし《屋敷わらし》を警戒するなら《超重神童ワカーU4》がチェーン❷《セフィラの神託》発動
→ 《覚星輝士ーセフィラビュート》サーチ《覚星輝士ーセフィラビュート》召喚
《超重武者バイーQ》+《覚星輝士ーセフィラビュート》→ 《スターダスト・チャージ・ウォリアー》S召喚
「神託チャージウォリアー」成立
○結果
・手札2枚消費
・「神託チャージウォリアー」成立
・P召喚可能(Pスケール1-8)
・《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》
・《スターダスト・チャージ・ウォリアー》
また手順8.の《覚星輝士ーセフィラビュート》を通常召喚ではなくP召喚で場に出した場合
・手札2枚消費
・「神託チャージウォリアー」成立
・召喚権
+上記モンスター2体
とすることも可能です。
〈展開動画(パターンA)〉
※Twitter上でご覧ください
○パターンB(2枚初動)
《超重神童ワカーU4》+《セフィラの神託》
パターンAの手順2〜4まで同じ
《超重神童ワカーU4》+ 《超重武者装留ガイア・ブースター》
→《ギアギガントX》X召喚《ギアギガントX》効果
→《音響戦士ギータス》サーチ、設置
(スケール1-7)《音響戦士ギータス》P効果、
→手札を1枚捨て、《音響戦士ドラムス》特殊召喚以後パターンAの手順7〜10と同じ
○結果
・手札3枚消費
・「神託チャージウォリアー」成立
・P召喚可能(Pスケール1-7)
・《ギアギガントX》
・《スターダスト・チャージ・ウォリアー》
パターンAとの比較としては
・手札コストが1枚分増えている
・上スケールが8→7になっている
・コンボ成立時のモンスターが異なる
などの違いがありますが、
P召喚か召喚権を選んで残せる点はパターンAと同様です。
逆にパターンAの手順5からパターンBへルート変更することも可能です。
また、僅かな差ではありますが、パターンBであれば【音響】側のレベルを調整することでレベル3〜5の【セフィラ】の採用が検討できること、コンボ成立後《旧神ヌトス》の正規召喚が可能なことが挙げられます。
〈展開動画(パターンB)〉
※Twitter上でご覧ください
→そのうちご期待ください
☆要点
・新規【超重武者】を「神託チャージウォリアー」に採用!
・召喚権orP召喚(とスケール)が残せる!
・エクストラ消費2〜3枠!
2-c.コンボの補足
展開の流れを見ていただいたところで、次はもう少し細かい情報を補足していきたいと思います。
○初動枚数について
皆さん大好き初動の枚数です。
今回も初動A+Bの2枚初動となっています。
初動Aの【超重武者】側は《超重武者バイーQ》と《超重神童ワカーU4》の合計6枚体制。
初動Bの【セフィラ】側は《セフィラの神託》と《セフィラの神意》、《テラ・フォーミング》の7枚体制となっています。
(40枚、初動A:B=6:7で初動率33%)
【超重武者】側は《超重武者装留イワトオシ》を採用することで実質の枚数を底上げできますが、今回のコンボのコンセプトとして召喚権かP召喚のどちらかは温存したいため不採用。
同じく【セフィラ】側は《盆回し》と任意のフィールド魔法の採用で枚数を底上げできます。
こちらは追加したフィールド魔法を素引きする可能性を許容できるので有れば採用圏内です。
○旧型との比較
新旧の違いとしは【リゾネーター】→【超重武者】への変化が一番大きいです。
当時の【リゾネーター】採用枚数は、《レッド・リゾネーター》と《コール・リゾネーター》の合計6枚でしたので、ここでは新旧に差はありません。【セフィラ】についてもほぼ同様です。※時期によっては《テラ・フォーミング》が無制限でした。
一方、コンボ成立時においてはスケールを揃えつつ、召喚権かP召喚を温存して2体のモンスターを場に残せるので☆7以上のアドバンス召喚を含む様々な展開に繋げることができます。よって「神託チャージウォリアー」で手札に加える1枚の価値が飛躍的に上昇すると言えます。
○注意点・問題点など
【超重武者】ギミックの欠点として墓地に魔法・罠カードがあると効果が使えないという制約があります。《テラ・フォーミング》を先に使ってはいけない、《墓穴の指名者》が打ちづらいなど制限がかかることに加え、《金満で謙虚な壺》などのドローソースを先に使用することができないと言ったデメリットも生じます。
《妖精伝姫ーシラユキ》で除外することで制約を回避することもできますが、このコンボでは素引き前提で考えるのはやや難しいものがあります。
また、《超重神童ワカーU4》P効果の発動のためには《超重僧兵ビッグベンーK》がデッキ内に1枚以上存在しなければなりません。素引きしても下スケールとして優秀ではありますが、コンボ成立のためデッキに眠っていて欲しいため、1枚では心もとないといです。
《セフィラの神託》も発動時のサーチが強制効果であるため、デッキ内に【セフィラ】モンスターが必須ですが、こちらは採用候補が豊富なのでそこまで問題にはならないと思います。
☆要点
・初動率は新旧変わらず!
・コンボ後の自由度UP!
・素引きケアなど、魔法罠の使用に注意!
⒊コンボの活用
コンボについて解説したいことは概ね終わりましたので、ここからはサーチ先をいくつか検討してみたいと思います。
以下、自我多めでお送りします。
サーチ先案①
《マック・ステレポーター》(キリミ1推し!!)
このカードのサーチに正直何年頭を悩ませたかわかりません。リクルート、蘇生非対応、アドバンス召喚必須という激重条件。
これまでは2枚初動ではどうしても先攻での効果発動に届かなかったため、まさにこのコンボのためにあるカードと言っても過言ではないでしょう。
決して少なくない2000ライフコスト。その対価として得られるのは☆3サイキック2体のリクルート。昔は対価に見合わないと思われたその効果は、現代では【P.U.N.K.】や【Kozmo】をまとめてリクルートできる超強力効果に!
古の「ビョンドロッセル」で敵を一掃してもよし、《Kozmoーシーミウズ》でループに入っても良し、【P.U.N.K.】の展開力を存分に発揮しても良しとファンデッカーとしては夢の様な1枚です。
惜しむらくは、長年悩んだ結果、これをサーチして何がしたかったのか、わからなくなってしまった点でしょうか...。誰か知っている方がいたら教えてください。
サーチ先案②
《チョウジュ・ゴッド》(キリミ2推し!!)
続いてはこちらのカード。比較的最近登場した強力なカードではありますが、正直なところ「出せれば強いよね」と言った評価止まり。
ですが「神託チャージウォリアー」ならそのタラレバを可能にします!
これによりほぼ全ての儀式魔法と儀式モンスターがサーチでき、儀式素材にも困らないので即座に儀式召喚まで繋がります。
個人的には一番最初に執筆した「タロットマシン999」というデッキを復興させられるという思いでいっぱいですが、逆にあそこまで頑張った展開ルートをすっ飛ばして2枚もサーチできるところに驚きを隠せません...。
サーチ先案③
《百檎龍ーリンゴブルム》
こちらも最新弾で登場した1枚。
①の効果も魅力的ですがとりあえずP召喚してしまいます。
・《スターダスト・チャージ・ウォリアー》
・《ギアギガントX》
・《百檎龍ーリンゴブルム》
・《覚星輝士ーセフィラビュート》EXゾーン
「神託チャージウォリアー」成立後、少なくともこれらのモンスターが存在することになります。ここで《百檎龍ーリンゴブルム》を除く3体を素材にいわゆる「バリラドン」展開を行うことで
・《幻獣機アウローラドン》
・《幻獣機トークン》3体
・《百檎龍ーリンゴブルム》
を場に揃えることができます。
従来の「バリラドン」に比べ《百檎龍ーリンゴブルム》で2回分多くチューナーの供給ができる点で優れており、供給回数だけで見ればかの有名な元祖「ハリラドン」を上回ることも可能です。
《スターダスト・チャージ・ウォリアー》を残すことで《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を出しやすくする、《混沌魔龍カオス・ルーラー》や《深淵の神獣ディス・パテル》を絡めて除外されている《百檎龍ーリンゴブルム》を再利用など展開はいくらでも伸ばせます。新世代の「ンゴラドン」爆誕です。
☆要点
・素引きしたら強いね、が引けるから強い!
・候補を挙げたらキリがない!
⒋まとめ
今回のコンボ解説では、「神託チャージウォリアー」に令和に登場したカードたちを採用した「令和の神託チャージウォリアー」の可能性を探っていきました。
展開の余力を残してのなんでもサーチはやはり強力で、ダイナミックな展開の起点になってくれるのではないかと今後も期待大です!
補足として、例に挙げたサーチ先に☆6が多い理由は《スターダスト・チャージ・ウォリアー》と合わせて《永遠の淑女ベアトリーチェ》をX召喚し、さらに展開を伸ばせるからです。
加えて相手ターンに《妖精伝姫ーシラユキ》を墓地に送っておくことで返のターンに再び【超重武者】の効果使用も視野に入ります。
レベル6をもう1体用意できるなら《ファントム・オブ・カオス》も...?なんて考え始めるとキリがないですね。この辺りでやめておきましょう。
デッキからなんでもサーチというダイナミックかつ汎用性の高いコンボであり、サーチ先は6200種以上!可能性はまだまだ眠っていそうです。
〈○京○成○学風告知〉
⒌終わりに
「令和の神託チャージウォリアー」のコンボ解説、お楽しみいただけたでしょうか?
考えた当初も、記事を書いている現在も有り余る可能性に正直振り回されている感は否めないです💦まだまだ研究の余地がありそうです。
また今回はサーチ手段に乏しいものを手札に加える手段として紹介させていただきましたが、本体+サーチカード+「神託チャージ」の3重の構えで初動を盤石にするなんて使い方ももちろん可能です。
このコンボをどう活かすかはあなた次第、ぜひ面白いサーチ先を思いついたらnoteのコメントやTwitterのリプで教えてください。
差し支えなければ「サーチ先案」に追加させていただきたいと思います。
またこの記事をきっかけに、「神託チャージウォリアー」を組んでみたい、《マックス・テレポーター》面白そう、自分も「ンゴラドン」したいと少しでも思っていただけたなら本望です。マイナーカードに幸あれ。
※類似するレシピ、展開ルートを事前に考案、使用していた方がいた場合、当記事にその方のオリジナリティを否定する意図はありません。
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