【遊戯王/公認優勝】「閃光の結界像ビート」デッキ解説
⒈はじめに
おひさしです。きりみさんです。ファンデッカーです。が、珍しくファンデッキの紹介ではありません。
今回は最近公認大会で使ってる《閃光の結界像》採用型の【結界像ビート】ついて一旦納得のいく構築に仕上がったので紹介させていただきます。
直近の公認で2回目の優勝ができたので、構築の方向は間違ってなかったな&まぐれじゃないな、と思えたので3冠にむけて自分の整理も兼ねて執筆してます。
以前【ゴーストリック】の執筆タイミングを逃してしまったのでそのリベンジも兼ねてます笑
なぜ様々な色がある中でもマイナーオブマイナーな《閃光の結界像》を選んでいるのか?他の結界像との違いは何か?など、使用者視点の感想を簡単にまとめました。
世の中には「罠ビ」「メタビ」アレルギーの方も多いことは承知ですが、少しでも興味を持ってくださる方がいれば、その方の参考になればと思います。
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【結界像ビート】第二弾!
モンスタースカスカな(?)スモワ型の【結界像ビート】です!
当記事が思いのほか人気だった為思い切って新作出しました!ぜひ併せてお読みください。
こっそり質問箱始めました!
・デッキに関する質問
・デッキ制作の相談
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匿名だと気楽だなと〜いう方は
是非コメントお待ちしてます!
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⒉デッキレシピ
ニューロンでデッキコード「3ecqvpg」と検索すると出てきます!
面白い!知らないコンボ!と思ったらいいね👍もお待ちしてます!
2-a.デッキコンセプト
①「結界像」の拘束力を活かす
②「結界像」の場持ちをよくする
③ サブプランの検討
この点を踏まえてカードの採用、デッキ構築をしています。
2-b.結界像ビートについて
そもそもの今の【結界像ビート】は何をするのかという点について簡単にまとめます。
※知ってるわよ、という方は次の項目へ
デッキの歴史は意外と若く2015年頃に開発されたメタビート。
基本コンセプトは各種「結界像」を召喚し相手の特殊召喚を抑制、展開を阻害するシンプルなコンセプトです。
しかし結界像自体は攻撃力1000と貧弱であるため、相手モンスターの召喚→攻撃で容易く突破されてしまいます。
そこで各種罠カードなどを使い相手モンスターを除去したり《月鏡の盾》などで「結界像」に戦闘・効果破壊耐性を付与することで「結界像」を盤面に維持します。
「結界像」+「相手モンスターの除去」という面では《烈風の結界像》と《ふわんだりぃずと夢の街》の組み合わせから《烈風帝ライザー》を展開する【ふわんだりぃず】の動きは記憶に新しいのではないでしょうか。
見方によればある意味これも【結界像ビート】の派生と考えることができるかもしれません。
話題は少し変わって、なぜ「結界像」を使うのかという点。メタビによく採用される《フォッシル・ダイナパキケファロ》の様に、完全に特殊召喚を封じる方が強いのではないか?と思う人もいるかと思います。実際攻守もややこちらの方が高いなど、利点も多いです。
あえて1色分の特殊召喚を容認する理由、それは【結界像】の隣に添える相方にあります。
11期に登場したこれらのモンスターは高いステータスと優秀な耐性、攻撃誘導効果を持っています。
○《豪雨の結界像》+《神・スライム》
○《干ばつの結界像》+ 《Gゴーレム・ディグニファイド・トリリトン》
上記の様な組み合わせで展開することで、攻守共に強固な理想盤面を作ることができます。
《フォッシル・ダイナパキケファロ》では自身の特殊召喚も制限してしまい、これらと組み合わせることがやや難しくなるため、これは「結界像」を使う上での大きな利点と言えるでしょう。(もちろん《フォッシル・ダイナパキケファロ》を組み合わせて使うことも可能です。)
【結界像ビート】自体が使い手によって戦略、構築、採用カードが大きく異なるため、今回はあくまでもその一例としての紹介にとどめております。
もっと気になる方は、【結界像ビート】を専門に研究されている方のYouTubeなどをご覧いただくことをおすすめします。
2-c.デッキ構築の流れ
【まどろみの神碑】で「結界像」を守りたい
↓
【神碑の翼フギン】の破壊耐性を活用したい
↓
【閃光の結界像】を採用
↓
新規カードの追加
↓
最終盤面の検討
ことの発端は公認大会で見かけた【御巫】が使う《まどろみの神碑》でした。
もともと戦闘破壊されない【御巫】を効果破壊から守ったり、《ハーピィの羽箒》などにチェーンして《神碑の翼フギン》を身代わりにする、逆に相手モンスターの攻撃を止めるのに使用するなど、実際に見て防御札としてかなり小回りが効く1枚であることに気付き【結界像ビート】への採用を考えました。
上記の件を有識者の方に相談したところ《閃光の結界像》を採用した型が良いのではないかとの返答をいただきました。結界像といえば水と地しか頭になかった私としてはかなり盲点でしたし、実際「結界像」適用中でも《神碑の翼フギン》を使えるため噛み合いもすごく良かったです。
いざ実戦と公認大会に持ち込んだところ【神碑】ギミックもなかなか良い仕事をし、好成績。決勝こそ負けてしまいましたが手堅く3連勝をおさめました。
そして程よい満足感に浸りながら帰宅した私の目に飛び込んできたのは公式の新カード情報。
なんということでしょう。【神碑】使用者的には今ひとつといった性能との評価でしたが、まるで【閃光の結界像ビート】のために刷られたと言っても過言ではないカード。
《閃光の結界像》と「スケゴ」や「スライム」の併用に頭を悩ませていたらなんと急に相方が現れました。
いつぞやぶりに公式からデッキを完成させられた瞬間でした。
これにより《神碑の鬣スレイプニル》+《閃光の結界像》という最終盤面を最低限の消費で成立させつつ、ボードアドバンテージを稼ぐことができる様になりました。
2-d.カード解説
大きく分けて採用カードは3つに分類し主なカードを解説。
①モンスターカード
②魔法カード
③罠カード
①のカード群
・《失楽の魔女》
召喚成功時の【禁じられた】魔法カードのサーチ効果と、相手メインフェイズの天使族レベル4モンスターのリクルート効果を持ちます。
後半の効果による《閃光の結界像》のリクルートがメインとなりますが、前半の効果も手札に応じて必要なカードを選べる点、こちらの効果で相手の誘発を吸える点などもかなり優秀。
後引きした場合はランク4、リンク素材としての使い道もある他単純に守備2000の壁としても優秀。
《禁じられた一滴》がチラつくせいで誘発を吸ってくれたりするのも優秀。
・《教導の聖女エクレシア》
打点+《ドラグマ・パニッシュメント》サーチ要員。後手は特殊召喚効果のみ使用し、他レベル4と合わせて4素材アーゼウスで捲るなどのプランも可能。
意外にサーチしなければエクストラが使えることを知られていない。
《閃光の結界像》がいても《灰燼竜バスタード》から特殊召喚できるのも優秀(次のターンエクストラ使えないので注意)。
・《惑星探査車》
地属性機械族であるため後述の《機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトー》のサーチに対応する他、《王家の眠る谷ーネクロバレー》のサーチ要員。単純にサーチ手段のあるリンク、エクシーズ素材という見方も可能。
・《神碑の鬣スレイプニル》
自分メインフェイズ、相手バトルフェイズに相手フィールドの表側表示モンスターと共に自身をエンドフェイズまで除外する①の効果と、相手のサーチorドローに反応してトークンを生成する②の効果を持ちます。
どちらの効果もこのデッキでは重要な役割を持ちますが、②の効果はなんと相手の通常のドローにも反応します。よってターンを跨ぐほどトークンの数が増えていく謎の効果です笑
また、まともに戦闘ダメージを与えられる初の神碑モンスターです。一応バトルフェイズに特殊召喚することで出したターンでも即戦闘を行えます(次のターンのバトルフェイズがスキップされます)。
私も教えてもらうまで知りませんでした。
②のカード群
・【禁じられた】シリーズ
今回は《禁じられた聖杯》と《禁じられた聖槍》を採用。前者と《禁じられた一滴》が競合するが、取り回しの良さとコストの有無が選定理由。想定する環境によって入れ替えることもできるので便利。
ちなみに聖杯1枚で後手から「5素材ノアール」捲れるくらいポテンシャルあります。
細かいうんちくは下記ツイート↓
・《機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトー》
割とマイナーなカードですが、効果を簡潔に書くと①フィールドは全て機械族になる②相手は500↓自分は500↑です。実質1000打点の全体強化です。先駆者の方に教えてもらい採用。
これにより《閃光の結界像》が実質2000打点になるので下級での突破が困難になります。
また《神碑の鬣スレイプニル》の効果で生成される《神碑トークン》も直接攻撃で2000ダメージ、戦闘面では2500まで相打ちできるなど大幅に強化されます。
変わったところでは種族参照するテーマや効果へのメタ、《センサー万別》下で展開された後に発動し相手モンスターを流して1体にするといった使い方もできます。
・【神碑】カード
まどろみ×2、輝く炎×1、破壊×2(メインサイド1ずつ)。《まどろみの神碑》を中心にメイン枚数3か4で検討した結果4が丸そうとの結論に(初手率に10%ほどの違いあり)。
ターンスキップはもともと攻める速度が遅いのでさほど影響なし。
《まどろみの神碑》は自分への破壊耐性の付与、相手への攻撃抑制の両方に使える。
・《王家の眠る谷ーネクロバレー》
強いです。墓参りのために実家に帰った時くらい安心感があります。
具体的には《ドラグマ・パニッシュメント》で落としたモンスターや《失楽の魔女》のリクルートを《墓穴の指名者》から守り確実に通したりできるのでデッキのメインギミックとも相性がいいです。
③のカード群
・《神の宣告》
3枚必須。マッチ3本目でETを見越した時はサイドの《魔宮の賄賂》を優先することもある。
・《神の通告》
特殊召喚無効はもちろん、《失楽の魔女》などへのうららを確実に止めることができるため3積み必須。「バリアフォース」系とあわせて後手まくりする際にも必要。
・《神の警告》
《神の宣告》より安いライフコストで確実に召喚権を潰せるのが強み。「融合魔法」系にも打てるなど使って弱いと感じた局面は意外と少なく、今は無制限というところに驚かされる。
・《龍皇の波動》
フィールド上限定のノーコスト《神の通告》。
11期の隠れ壊れカードの1枚。基本「結界像」があるため後半のコントロール奪取は使えないことも多いがたまに打点の足しになったりするので場面に応じて使い分けたい。
・《ドラグマ・パニッシュメント》
《旧神ヌトス》を落とした追加破壊、もしくは
パニッシュメント①→バスタード→エクレシアリクルート→パニッシュメント②、といったように継続的に妨害を構えられるのが強いため2枚。3と悩んだが素引き被りが弱いので減らした。
・《神風のバリアーエア・フォース》
《聖なるバリアミラー・フォース》等と競合するが《I:Pマスカレーナ》素材の高リンク体や【魔界劇団】等の破壊耐性持ちを処理するためこちらを採用。カウンター罠と合わせて後手まくりに使用したりもする。
⒊デッキ解説
3-a.プランA(先手)
《神碑の鬣スレイプニル》+《閃光の結界像》
相手モンスターの召喚後、バトルフェイズ中に特殊召喚することで相手モンスターの攻撃を防ぐことができます。
前述の《神スライム》等と違いターンを跨がずに展開できるのが強みですが、次のターンのバトルフェイズがスキップされるため、相手モンスターの戦闘破壊が出来ない点は注意が必要です。ドローソースで妨害等を引き込むか2体目の結界像を用意する必要があります。
《失落の魔女》を経由していれば《禁じられた聖槍》で800打点分の補助ができるので比較的安心。
3-b.プランB(後手)
《神風のバリアーエア・フォースー》+《龍王の波動》or《神の通告》
返のターンで相手がワンショットしようとしたところを仕留めます。
《失楽の魔女》があれば1〜2妨害を踏めるため比較的通りやすいです。
相手バトルフェイズに《神碑の牙ゲーリ》などを絡めることで本命の除去を通しやすくなったりもします。
意外と後手でも勝てている要因の一つ。
3-c.プランC(後手他)
相手のEXモンスターがいる前提ですが、《教導の聖女エクレシア》+任意の☆4から《星騎士セイクリッド・カドケウス》→《セイクリッド・トレミスM7》でバトルフェイズに2700で戦闘を行い、「4素材アーゼウス」を立てられます。
モンスター効果無効を着地後に当てようとする人も少なくないため、特殊召喚が通り、その後効果を使わずアーゼウスを成立させて相手の思惑を外させたりできます。
光テーマなどこちらのメインギミックが刺さらない相手に対して罠+3000ビートダウンをする時もあります。
実際これだけで勝った試合もまあまあ記憶にあります。
3-d.クロック・ワーク・ナイトのライフカット計算
自分先攻1ターン目に《閃光の結界像》を召喚後、相手ターン召喚されたモンスターAを除去した前提となります。
想定される初手
結界像+クロック+神碑+バリア等
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○自分
閃光1500(クロック適用※以下略)
○相手
モンスターなし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分先攻2ターン目
・バトルフェイズ中にスレイプニルをssします。(そのまま攻撃可能)
・2体の攻撃で2000+1500ダメージ
(→残りライフ5500)
相手後攻2ターン目
・ドローフェイズにトークンA生成(2000)
・相手が素打点2000以上のモンスターを出せない場合こちらのモンスターの減少はありません。
・モンスターAを守備セットしたとします。
○自分
スレイプニル2000/トークン2000/閃光1500
○相手
モンスターA
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分先攻3ターン目(攻撃不可)
バトルフェイズスキップのためモンスターの変動はありません。
相手後攻3ターン目
・ドローフェイズにトークンB生成(2000)
・相手が素打点2000以上のモンスターを出せない場合こちらのモンスターの減少はありません。
・モンスターBを守備セットしたとします。
○自分
スレイプニル2000、閃光1500、トークン2000×2
○相手
モンスターB
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分先攻4ターン目(攻撃可能)
・モンスターCが打点2000未満の場合
→スレイプニルで戦闘破壊します。
・トークン2000×2+1500=5500でキルが取れます。(残りライフ0)
この様にワンショットの様な爆発力はないものの比較的スムーズにライフカットを狙えます。仮に高打点のモンスターが出てきた場合でも一時除外でどかすことができるため、戦闘破壊できなくともライフを詰められます。
⒋感想
「閃光+鬣」の使用感としてはかなり扱いやすい、というのが正直な感想です。
「豪雨+スライム」、「干ばつ+スケゴ」と違い攻撃誘導と高打点は確保できないものの、理想盤面の形成が早いという大きな利点がこちらにはあります。
というのも《神・スライム》と《Gゴーレム・ディグニファイド・トリリトン》を召喚するためには《メタル・リフレクト・スライム》や《スケープ・ゴート》を伏せて1ターン跨がなければいけないため、理想盤面が出来上がるのは早くて先攻2ターン目です。
加えて最低限相手のモンスターを1体除去する必要性があるので
・結界像(干ばつor豪雨)
・スケゴorスライム
・除去、召喚無効
と、最低でも3枚必要なことがわかります。
一方「閃光+鬣」はスレイプニルが除去を担うため
・結界像
・神碑速攻魔法
と、最低2枚で相手後攻1ターン目に理想盤面を作ることができます。また《失楽の魔女》から入った場合は【禁じられた】シリーズ1枚分のお釣りがきます。
加えて「豪雨+スライム」「干ばつ+スケゴ」は対応する組み合わせが最大でも3:3の2セットであるのに対し、「閃光(失楽)+神碑」は6:4以上と初手成立の要求値がかなり低くなっています。
初手の要求値が低く、除去1枚分余裕ができるため、確実性の高いカウンター罠を多めに採用する余裕が生まれました。
一方で光中心のテーマには【エクソシスター】【ネムレリア】【ドラグマ】【エルドリッチ】などパワーの高いテーマやこちらが不利なテーマも存在するため必ずしも《閃光の結界像》が勝っているとは言えませんし、《スケープ・ゴート》の様にワンキルできるポテンシャルがあるわけではないので、それぞれ良し悪しといったところだと思います。
他の部分としては《ハーピィの羽箒》《ライトニング・ストーム》に対してメインから対策を7枚積めているという安心感、仮にリブートを撃たれたとしても【神碑】+「クロック」である程度耐えられるという保険がある点、使っていてストレスが少なく好感触でした。
また今回このデッキを使ったことで【神碑】カードの汎用性をあらためて認識するとても良い機会となりました。
特に《破壊の神碑》が《サイクロン》+4除外という大きなアドバンテージを稼いでくれる点が優秀で、フィールド魔法の発動時サーチを止めつつ展開ルートに必要なカードや誘発を飛ばす可能性があるなど、バトルフェイズスキップを加味しても十分にリターンの得られる汎用カードであることに気付けました。
こうした気づきを今後の構築に活かしていきたいです。
○総括として【閃光の結界像ビート】は、【結界像ビート】としては既存の型に比べ爆発力ではやや劣るものの安定性と小回りが効く点とても優秀なデッキだと感じました。
カード1枚1枚が複数の役割を果たし、柔軟な対応ができるのも、後手の勝率が高い要因の1つだと思います。
今季使ってきたデッキの中ではかなりお気に入りのデッキです。
⒌終わりに
今回は《閃光の結界像》と《神碑の鬣スレイプニル》を採用した【結界像ビート】についてご紹介しました。
多様な分布を誇る地元の環境でやっと念願のメタビートを握ることができ、今回こういった形で戦績と記録を残せた事は大変嬉しいです。
一旦納得のいく形にはなりましたが新たに見えてきた課題もありますので、引き続き改良と試行を積み重ねていきたいです。
余談ですが、Twitterにて公認の分布や戦績などを呟いてますので気になった方は覗いてみてください。稼働率低いですが、一応質問箱も置いてますので聞きたいことなどあればお気軽にどうぞ。
またこの記事をきっかけに、メタビを組んでみたい、【結界像ビート】面白そう、自分もスレイプニル使いたいと少しでも思っていただけたなら本望です。マイナーカードに幸あれ。
※類似するレシピ、展開ルートを事前に考案、使用していた方がいた場合、当記事にその方のオリジナリティを否定する意図はありません。