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最後の九州旅行〜佐賀編〜

みなさんこんにちは!リーブルです!
新潟生まれで2021年の4月から福岡で暮らし、九州あちこちを旅していつの間にやら3年が過ぎていました。

…が!この度関東へのお引越しが決まりました!
九州は本当に良いところです。3年暮らした感想は「実家が遠いこと以外何の不満もない」…ってかんじです!いやまあ、細かな不満はもちろん無くはないですけどね。でも本当に良いところばっかりです。

関東に引っ越しても、また九州には遊びに来たいなとは思います。
でも、関東からは本当に遠いところなので滅多に来ることはできないでしょう。遊びに来ても、あちこち行きまくるのはなかなか難しい。
そこで…お引越し前に、何回かに分けて人生最後のつもりで九州を旅することにしました。

というわけで、「最後の九州旅行」と題しまして、まずは佐賀編をお送りします。


レトロな味わい 肥前浜駅へ

JR九州 787系特急電車

まずは特急で江北駅を目指します!
特急リレーかもめに乗って行きましょう。

ツッコミどころ満載の方向幕

いつも思うけどこれもうちょいどうにかならんの?

佐賀の田んぼも良い感じに実ってきています。
美味しいお米ができるでしょうか。

江北駅からは普通列車に乗り換えまして…

肥前浜駅へとやってまいりました!

ローカル線の駅!ってかんじのなんとも言えない味わいがありますねぇ。
でもですね、肥前浜駅の一番味わい深いところは駅舎なんですね。

ほら〜、なんか良い雰囲気でしょう?
お土産屋があったりバーがあったりするんですが、私が来た時はバーは閉まってました。
なんかこう、便利・派手・賑やかを求めてはいけない駅ではありますが…旅は雰囲気…!それさえあれば思い出に残るのですよ…!

日本三代稲荷 祐徳稲荷神社

肥前浜駅からちょっと歩いたバス停からバスに乗って祐徳稲荷神社の参道へとやってきました。
祐徳稲荷は日本三大稲荷の一つとされているそうです。そうとは知らずに行ったので、ちょっと勿体無かったなぁ…

境内は風鈴がステキだったり…

拝殿は清水寺のような高い柱の上に建てられています。そしてただ大きいだけではなく…

装飾の豪華絢爛さも魅力です!巨大な美術品といった雰囲気です。

さて、伏見稲荷をお詣りしたことのある方なら、山を登ったところに奥殿があるのをご存知かと思いますが、祐徳稲荷も奥殿があります。
さほど高くない山ですが、拝殿のうしろにそびえる山のてっぺんに建っています。

奥殿前からの眺め

山のてっぺんなので、佐賀の平野と海を見渡すことができます!
「佐賀はお稲荷様に見守られている」なんて言っても大袈裟ではないでしょうね。そう思える眺めでした。

社殿の大きさ自体は小さな祠程度ですが、私が思うに祠そのものはさして重要ではないと思います。
佐賀の地を見渡せるこの山そのものと、山からの眺め。これこそが佐賀の人々がお祀りしたかった『神』なのではないか。
この眺めを前にした感動は、『神』がもたらしたものと考えられたのではないか。
正解は分からないし、私は神道の専門家でもないですが、しかしなんだかそんな気がするのです。

山を下っていきます。このへんいかにも稲荷神社っぽいですねぇ。

祐徳稲荷神社 御朱印

御朱印をいただきました!風格がありつつ可愛らしい丸みがあり、しかも形も位置もバランスが非常に良い芸術的な筆運びで素晴らしい。あとおまけにあぶらとり紙をいただくことができます。珍しいなぁ。

祐徳稲荷をお参りした後は、鳥居を出た参道のすぐのところにある「かどや」さんでお昼ごはん。
地元のおばあちゃん達が営んでいるようなお土産屋兼お食事処といった雰囲気で、お食事処スペースは古民家を改装したものでしょうか?古風な日本建築から見える大きな庭がとても魅力的でした。

ちゃんぽん麺

ちょっと人手不足気味なのでしょうか、ちょっと忙しそうで料理も多少時間がかかりましたが、美味しそうなちゃんぽん麺が出てきました!
派手な特徴は無いシンプル・素朴で美味しいちゃんぽん麺で、お店の雰囲気にピッタリマッチしていました。

唐津線完乗へ

昼食後は、今度は鉄道ではなくバスで江北駅に戻ってきました。良い時間の列車が無かったのじゃ…
ちなみに私の他に誰も乗ってなくて貸切でした。う~ん、まあ正直快適だったけど、お客さん少ないと廃止されないか心配です!

江北駅は2022年9月に現駅名に改称するまで肥前山口駅と呼ばれ、そして乗り鉄の伝説とも言える「最長片道切符」のゴールとなる駅でした。
駅名の改称は西九州新幹線の開業と同時だったのですが、それと同時に最長片道切符のゴールの座を西九州新幹線の新大村駅へ譲り、今では記念碑を残すのみです。ここから佐賀方面の電車に乗りまして…

久保田駅へやってきました。久保田駅は唐津線の始発駅。
「最後の九州旅行」ですから、この機会に唐津線全線に乗っておこうというわけです!
……正直……それ以外に特に用事はありません………
本州に住んでたらわざわざ唐津線に乗りに行くことなんてまず無いと思うので、地味ながらこれこそまさに九州に住んでないとできないことなのです。

キハ47「ロマ佐賀」列車

さあ、唐津線の列車がやってきました。非電化路線なのでディーゼル車です。

のどか~な景色がず~っと続きます。

ただいま!おうちに着きました!(もちろんまだまだ帰宅できません)
これはなかなか面白い珍駅名。

久保田駅からおよそ1時間、唐津線の終点である西唐津駅に到着です!

103系電車復刻塗装

西唐津駅は唐津線と、合流している筑肥線の車両基地に隣接しています。
駅のホームから筑肥線で使用している103系電車のデビュー当時の復刻塗装車が見えました!筑肥線100周年記念事業の一環だそうです。
103系ってなかなかの年代物ですよ。国鉄時代の電車で、今でも身近に見られる場面というと…「サザエさん」に登場する通勤電車でしょうかね…(あれは詳しい型式は不明で、もっと古いモデルの可能性もありますが)
とはいえ、筑肥線の103系はマイナーチェンジモデルで、新造当初の時点でも「今になって103系作るんだ」レベルのものだったらしいし、サザエさんに出てくるものとは特に前頭部の見た目が全然違うのですが…
おっと、鉄オタが出てしまった。こんな話ほとんどの人は興味ありません。ほどほどにします…

日本三大松原 虹の松原

松浦橋

バスに乗って次なる場所へやってきました。
唐津を流れる松浦川。河口から近く、おそらく海水もそれなりに流れてくるのでしょう。河岸は磯の香りが漂っていました。
松浦川をまたぐ松浦橋を渡り、次なる場所へ向かいます。

唐津城

橋からは唐津城が見えました!
城マニアではないので由緒とかは分かりませんが…海の真ん前にあるらしく、私はあんまり見たことない立地のお城だなぁと感じました。

虹の松原

そしてやってきたのは日本三大松原の一つ、「虹の松原」です!
…が、眺めが良さそうな部分は徒歩で行くのはどうも時間がかかるらしく、さほど眺めが良いわけでもないところをちょっと歩いただけになってしまいました…
周辺にはちょっと高そうなホテルがいくつか建っていたので、そこから見るとそれはそれは良い眺めなのでしょう。
私はそのへんの防砂林と何が違うのかよく分からず終いです…

東唐津

さて、最寄りの東唐津駅から…

先ほど西唐津駅へ行った際に通過した唐津駅へとやってきました。
ここに来た目的は行きたいお店があったから。なんですが、ここに来て知ってしまいました…
今日が店休日だということに…!
かわりになりそうなお店も探しましたが、めぼしいお店は全てお休み…
うーん、ショック!ここは後日リベンジです!

筑肥線の眺め

ということで、何もすることなく唐津を後にします…
唐津から福岡方面へ向かう筑肥線に乗り、帰路につきます。筑肥線は虹の松原の真ん前を通ったり、海の真ん前を通ったり、眺めの素晴らしい路線です。

なんだか最後が締まらないかんじの旅行記となってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
佐賀県は何かと地味なイメージを持たれがちですが、こうして見ると実に二つの「日本三大」を抱えているわけですし、本州ではあまり知られていないものの観光地もそこそこあります。
遠路はるばる来るほどかと言われると自信はありませんが、まあでも良いところですよ佐賀!

ということで、こんなかんじで今後何度か「最後の九州旅行」シリーズをお届けしてまいります。
次回をお楽しみに!

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