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三笠宮邸へ記帳に行ってきたお話
崇仁親王妃百合子殿下には、本日午前6時32分、聖路加国際病院において、薨去されました。
謹んで哀悼の意を表する次第であります。
https://www.kunaicho.go.jp
明治以降の皇室で最高齢であるとのことです。
日本が激しく変わりゆく様をその目におさめて来られたことでしょう。
謹んで哀悼の意を表します。
さて、これを受けて百合子殿下のお住まいであった三笠宮邸前にて弔問記帳が行われました。
追悼関係のお話でこう言うのは大変非礼ではありますが…
赤坂御用地の中に入り、その上皇族のお住まいを直接見られる機会というのは一般人の我々には滅多に無い機会です。
いろいろな気持ちを抱えながら赤坂御用地へと向かいました。
撮影禁止なので文字でしかお伝えできませんが。
まず、三笠宮邸に最も近い南門へ向かいます。御用地の周辺は警察・警備の方が何人も見回りしていました。
開かれた南門には手荷物検査のテントが設けられ、また自動車で突撃するのを防ぐためなのでしょう。門と車道を隔てるように護送車が止められていました。
手荷物検査を抜け中へ入ると、まるで森の中のような庭。例えるならまるで大きな神社の境内のような…
地図で見ても分かりますが、東京のど真ん中にこんなに大きい庭があるわけです。
やっぱり皇族は我々とは違う世界に暮らしているのだなぁ…と思いながら、通路を歩いていきます。
途中、三笠宮邸の方から皇族や政府のものには見えない高級車が。おそらく百合子殿下と交友関係があった方でしょう。
どんな人なんだろうなぁ…と気になってしまうところですが、それはもちろん謎のまま。
門から50メートルほどでしょうか。右手方向の森が途切れ、広い敷地が見えてきます。
その奥に、大きなお屋敷が見えました。三笠宮邸です。
2階建でしょうか。地方の住宅街にあったとしてもかなり大きい部類のお屋敷。
派手とか煌びやかとか、そんな雰囲気は一切無い落ち着いたデザインですが、見るからに上質な造り。
宮内庁ホームページによれば昭和45年からあるそうで、築50年を超えているわけですが、新築のようにピカピカでした。
やはり皇族は住む世界が違う…
三笠宮邸前、というよりは三笠宮邸前の広場の直前、通路の行き止まりくらいのあたりに記帳所のテントが。
テーブルの上に記帳の用紙が置かれていました。
冊子状ではなく紙一枚が三つほど並べられていて、記帳の受付が終わった後に帳簿としてまとめるのでしょうね。
自分の居住都道府県と名前を書く欄がありました。
我々一般人が皇族にお気持ちを届けられる貴重な機会ですが、その重みとは裏腹にあっさりと終わるのが逆に印象的でした。
記帳後、もと来た道を戻って南門から赤坂御用地を後にします。
以上、百合子殿下の弔問記帳に伺ったお話でした。
たったこれだけ?なんて思う方もいるかもしれませんが…
私、皇族方をお目にかかれる機会に何度かお伺いさせていただいたことがありますが、いつも本当に短い時間の出来事です。それでもいつも、ありがたいひとときだったなぁという気持ちになります。
私なんかがお会いすることは本来絶対にありえない方々ですから。
皆様もご記帳に訪れてみてはいかがでしょうか?
お読みいただきまして、ありがとうございました。