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【旅行プラン紹介】北海道でここだけの『冬』と温泉を楽しむ鉄道旅
みなさんこんにちは。リーブルです。
2025年から新しく始める企画、旅行プラン紹介記事の第一弾です!よろしくお願いします!
そろそろ冬も本番ですね!旅好きな方なら雪景色を見に行く方もいらっしゃるでしょうか。
雪景色を見られる場所はいろいろありますけれど、今回は「ここでしか楽しめない景色」が見られる鉄道旅プランをお届けします。
それではよろしくお願いします!
旅行シーズン:1月後半〜3月中盤 オススメは2月中旬頃
旅行費用:3泊4日で一人およそ12万円(飛行機代を除く)
2025年1月現在の情報をもとに執筆しています。鉄道やバスはダイヤ改正がありますのでご注意ください。(JRでは2025年3月15日にダイヤ改正を行います)
本ガイドに従って旅行したこと、または何らかの理由でガイド通りに旅行ができないことで発生した問題や損害については責任は負いかねますのでご了承ください。
まずは釧路へ
北海道といえばまずは新千歳!札幌!…とはいきませんよ!「ここでしか楽しめない景色」を見るのですから!
北海道外にお住まいの方は、まずは「たんちょう釧路空港」を目指しましょう!
空港からはバスが出ていますので、これで釧路市街を目指します。
釧路市街に到着したら、内容は最後のほうに書きますが翌日以降の鉄道旅のきっぷを釧路駅で発行しておくのがオススメです。
釧路でお昼ご飯
空路で釧路入りする場合、釧路市街へ到着するのは早くてもお昼頃になるかと思います。まずはお食事で釧路を楽しみましょう!私のオススメはこちら。
釧路和商市場
釧路駅から徒歩5分以内くらい!
ご飯だけのどんぶりに、市場で自由に魚介を買ってのっける「勝手丼」が名物ですが、焼き魚もオススメ!
ただ、私この時期の和商市場はまだ行ったことが無いので、実はこの時期何があるのかハッキリと分からないのですが…
毛蟹や牡蠣の季節ですし、北海道だから他にもたくさん美味しいものあるでしょうね!…と、思います。
竹老園 東家総本店(ちょっと行きづらい)
特に冬場はレンタカーを使わないと行けない場所かなとは思いますが…しかも私はまだ行ったことがないのにご紹介するのですが…
釧路の蕎麦の名店です!なんと昭和天皇がいらっしゃったこともあるのだとか!
私も一度は行きたいお店です。
釧路で一泊
鉄道旅は翌日から。1日目は釧路で一泊します。
釧路駅周辺はスーパーホテルや東横インなどなどいろんなホテルがありますので宿泊先には困らないかと思います。ただ、私も知らなかったんですが旅館はあんまり無いみたいですね。
私のオススメはこちら。
天然温泉 幣舞の湯 ドーミーインPREMIUM釧路
ドーミーインPREMIUMは日本各地にありますが、雰囲気あふれる天然温泉の大浴場が魅力です。釧路市内でも特に高いビルの最上階にある大浴場です。それはそれは眺めが良い。
立地も非常に魅力的で、釧路の名所「幣舞橋」の近くに位置します。海に沈む夕日もよく見えるみたいです。
釧路の夕日は「世界三大夕日」の一つと言われるのだとか。冬も見えるのかは分からないですけども…
露天風呂もあり、温かい温泉に浸かりながら真冬の釧路の凍えるような潮風を吸い込めば、それはそれは良い心地でしょう。
ウイスキーが好きな方は厚岸も良いかも
釧路駅から列車でおよそ50分。厚岸町は牡蠣とウイスキーが名物の町です。
道外に流通しているものもありますが、厚岸でしか飲めないウイスキーもあります。「幻のウイスキー」と呼んでも過言ではないでしょうね。
それが厚岸ウイスキー「牡蠣の子守唄」
ここでしか飲めないとなれば…飲みたいでしょう?行きたいでしょう?
厚岸駅すぐそばに料理とバーが自慢のホテルがありますので、冬でも安心です。
ホテル五味
なんかこのホームページ、旅館の情報より料理の情報の方が多い。なんだこりゃ。(ホテルの公式ページです)
私もまだ泊まったことは無いですが、私の経験と勘が言っています。ここは当たりだと。
そんなかんじで、釧路か厚岸で美食を楽しみながら1日目は過ぎてゆきます。
翌日は午前11時までに余裕をもって釧路駅に来てくださいね!
厚岸にお泊まりの方は、10時4分厚岸駅発の列車に乗れば10時58分に釧路に到着します。
なお、厚岸泊の場合は翌日列車に乗ってしまうとお昼ご飯を買う時間がほとんどありません。
厚岸駅前にある「氏家待合所」さんでお弁当を購入しましょう。
ただ、乗りたい列車が10時4分なのにこちらのお店は10時オープン…
が、電話予約で駅ホームに届けてくれるサービスをやっているそうなので、前日に予約しておきましょう。
SL冬の湿原号
さて、二日目がいよいよ旅の本番です!
本日乗るのは真冬の真っ白な釧路湿原の中を駆け抜ける、JR北海道「SL冬の湿原号」です!
昔の雰囲気を残しつつ2021年・2022年に綺麗にリニューアルされた客車が快適・素敵!
車内の売店には美味しいものがいろいろ売っています。スルメイカを買って、車内の石炭ストーブで焼くのが楽しい&美味しい!
窓からは時折エゾシカや丹頂鶴の姿が。生き物の姿が見えると車内は大盛り上がりです!見知らぬ人とも友達のようにはしゃいじゃったり。
望遠鏡・双眼鏡やいっぱいズームできるカメラがあるとより楽しめるでしょう。
超人気の列車なので事前の予約が必須です。満席になっていても諦めずにキャンセル空きが出ていないか要チェック!
冬の湿原号は11時5分に釧路駅を発車、12時35分に標茶駅に到着します。
湿原を眺める温泉へ
標茶駅に到着しておよそ5分後、釧路方面行きの快速列車「しれとこ摩周号」がやってきます。つまり戻りの列車ですね。
同日中に帰る方はそのまま釧路駅まで戻ると良いですが、日程に余裕のある方は一駅戻って茅沼駅へ。
2024年9月にグランドオープンを迎えたばかりの温泉「ぽん・ぽん湯」へ。茅沼駅から徒歩15分ですが、真冬の北海道で徒歩15分はきついかと思いますので、事前にタクシーを予約しておくと良いでしょう。
日帰り利用も宿泊も可能です。翌日お帰りの方はここで宿泊が良いかと思います。
まだ数日滞在できる方は、次の列車がおよそ1時間半後の14時53分に茅沼駅を発車します。それに間に合うようにお楽しみください。
強酸性の名湯へ
15時48分、列車は川湯温泉駅に到着します。
そこからバスやタクシーで5分ほどで川湯温泉に到着します。
川湯温泉はph1.7の強酸性の温泉。かつてたくさんのホテルが立ち並び、現在は衰退してしまった温泉街なのですが…
星野リゾートの「界 テシカガ」が2026年にオープン予定!…というかんじで、星野リゾートさんが目をつけるほど魅力的な場所。星野リゾートの参入にあわせて町全体で再開発に取り組むなど、確かに一度寂れはしたものの、これからがアツい温泉街なのです。
まだまだ再開発の途中ですが、今現在でも魅力的な旅館はもちろんあります。
まだ訪れたことがないので気になる場所の紹介程度になりますが…
お宿欣喜湯別邸 忍冬
私が見たかんじ、川湯温泉で今最も良いかんじの旅館だと思います。
別邸ということはもちろん本館があるんですが、本館の方は私が調べたかんじ別邸忍冬のバイキングで夕食を食べるプランしか見つかりませんでした。
本館の方はお手頃価格で良いんですが、真冬に外の移動はきついかな〜ということで今回のプランでは除外しました。
別邸忍冬は聞くところによると、廃業した他の旅館の建物をリニューアルした場所なのだとか。それほどのことができるとなると、欣喜湯さんは良いサービスを提供している人気旅館なのだろうと期待できます。
川湯温泉リゾート クンネチュプ
インターネット上の情報が少ないのですが、どうやら2024年にオープンした場所と思われます。ホームページが若干雑なのが気になる
ホテルや旅館ではなく、コテージのようです。
お食事が出ない代わりになかなか立派なキッチンが備え付けられているみたいですね。食材をどこで調達するのかが悩みものですが…一応遠くない(近くもない)ところにセイコーマートがあるらしいので、そこですかね?
まるでプールのような露天風呂があるのが一番の気になるポイント!
もちろんこの他にもいろいろホテル・旅館はありますよ!
北海道の名湯を楽しみながら一夜をお過ごしください。
翌日お帰りの方は、チェックアウト後に川湯温泉駅から釧路駅行きの列車に乗りましょう。
流氷を見る旅
さて、三日目です。この日は観光列車「流氷物語号」に乗っていきます!2月1日から運転を開始しますので、旅行日お間違えなきよう。
また、流氷は例年2月上旬〜中旬頃に陸地に最接近する「流氷接岸日」を迎えるそうです。ただ、近年は気候変動の影響もあり、初旬はあんまり期待でいないとの話も聞きます。
とはいえ結局運次第なので、見れたらラッキーくらいの気持ちで行きましょう。
川湯温泉駅を10時29分に発車する快速列車「しれとこ摩周号」に乗って知床斜里駅を目指します。
だいたい札弦駅を過ぎたあたりから、天気が良ければ車窓右手に斜里岳の姿が見えるかと思います。
しれとこ摩周号は11時13分に知床斜里駅に到着します。
この後11時32分に流氷物語号が発車しますが、まだ数日旅ができる人は知床斜里駅前からバスに乗ってウトロを目指すのも良いでしょう。
ウトロでは流氷の海を泳げるツアーなどが楽しめます!温泉もあるのでここも旅が楽しいですよ!
記事が長くなりすぎるので、ウトロへ行く場合のプランは今回は省略。
それでは流氷物語号に乗っていきます。
自由席もありますが、めちゃくちゃ混むので指定席を予約するのがオススメです!まあ、決して広い車内ではないので指定席を取ってもさほどゆったりはしていませんが…
知床斜里駅を出発する便であれば、車窓右手に海が見えます。
が、流氷が見えるかどうかはもちろん時の運…あまり期待しすぎてはいけません。
ちなみに、車窓左手の景色も結構見応えアリです。ところによっては広い平原が見渡せて、これまた天気が良ければ斜里岳も見られるかも。
流氷物語号は12時32分に終点の網走駅に到着します。
網走もかつての網走監獄を再現した博物館などなど見どころはいろいろありますが、なぜか私はあまり興味がありません…
それはそうと、お昼時なのでお昼ご飯を食べたいところですね。
網走駅付近にも多少お店はあるようですが、駅から少し東に行って「西山通」を過ぎたあたりに飲食店がたくさんあるみたいです。
私個人的に分かりやすい言い方をすると、ドーミーイン網走とセブンイレブンのところの交差点のあたりから先ですね。
このあたりはタクシー初乗料金で行けるかどうかくらいの距離なので、駅前からタクシーを使ってもわりとリーズナブルですよ。
このまま帰る方はバスで女満別空港を目指しましょう。
網走駅前から乗ることもできますし、西山通から少し東に行ったあたりに網走バスターミナルもあり、ここから乗ることもできます。
網走で泊まるなら
ドーミーイン網走
再び登場!私のお気に入りホテルドーミーイン!
コンビニや飲食店が近く、利便性も文句無し!もちろんドーミーインお馴染みの天然温泉大浴場や夜鳴きそばなどもちゃんとあります!
冬場は露天風呂から見える凍りついた網走川やオホーツク海の景色が素晴らしい!温かい温泉と冷たい澄んだ空気は心地よい刺激になります。
北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート
利便性より旅情を求めるならリゾートホテルなんていかがでしょう?
網走湖のそばにある、古風な雰囲気にあふれていながらもモダンな温泉リゾートホテルです。
送迎もあるので、網走駅からそこそこ離れていますが利用しやすい!
私はまだ泊まったことがないのですが、とても気になるホテルです。
今回の旅のプランはここまで!
翌日女満別空港から帰路につきます。
スケジュールまとめ
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1日目
釧路空港到着(11時くらいを想定)
12時くらい 釧路駅到着 きっぷ購入
釧路和商市場で昼食
13時25分 普通列車 根室行 釧路駅発車
14時20分 厚岸駅 着
ホテル五味 チェックイン
2日目
ホテル五味 チェックアウト
「厚岸駅前 氏家待合所」で昼食のお弁当を買うのがオススメ(要事前予約)
10時4分 普通列車 釧路行 厚岸駅発車
10時58分 釧路駅 着
11時5分 SL冬の湿原号 標茶行 釧路駅発車
車内で昼食
12時35分 標茶駅 着
12時41分 快速しれとこ摩周号 釧路行 標茶駅発車
12時54分 茅沼駅 着
タクシーで「ぽん・ぽんゆ」へ(約1時間半滞在)
14時50分 タクシー 茅沼駅 着
14時53分 普通列車 網走行 茅沼駅発車
15時48分 川湯温泉駅 着
バスまたはタクシーで川湯温泉へ 宿泊
3日目
10時20分頃 バスまたはタクシー 川湯温泉駅 着
10時29分 快速しれとこ摩周号 網走行 川湯温泉駅発車
11時13分 知床斜里駅 着
11時32分 流氷物語号 網走行 知床斜里駅発
12時32分 網走駅 着
お好きなお店で昼食
送迎バスで「北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート」へ 宿泊
4日目
女満別空港から帰路へ
交通費まとめ
今回ご紹介したルートをフルで行く場合の一人当たりの交通費をなんとなくまとめます。
飛行機代は出発地や時期によって変動が激しすぎるので除外します。
※2025年1月現在運賃を記載、JRの往復割引は考慮していません
釧路空港連絡バス 釧路空港→釧路駅 950円
JR 釧路駅→厚岸駅 1130円
JR 厚岸駅→釧路駅 1130円
JR 釧路駅→網走駅 4070円 ※途中下車制度を利用するため、分けて買う必要はありません
SL冬の湿原号 釧路駅→標茶駅 指定席料金 1680円
JR 標茶駅→茅沼駅 340円 ※途中下車制度では通り過ぎた区間を戻ることができないため、必要になります
JR 茅沼駅→標茶駅 340円 ※途中下車制度では一度通った区間を再度通ることができないため、必要になります
流氷物語号 知床斜里駅→網走駅 指定席料金 840円
網走バス 女満別空港線 網走バスターミナル→女満別空港 1050円
その他、タクシー代金
交通費の予算は一人15000円くらいを見ておきましょう。
もちろん、今回のルートをフルで行かずに途中までにする場合は内容も変わってきますのでご注意ください。
宿泊費・施設利用料等まとめ
ホテルの料金は日々大いに変動しますので、目安としてご覧ください。
一人あたりのなんとなくのお値段を記載していきます。
ドーミーインPREMIUM釧路 朝食付一泊およそ17000円
ホテル五味 牡蠣御膳プラン 一泊およそ15000円
ぽん・ぽんゆ 日帰り入浴料金 1000円
ぽん・ぽんゆ 宿泊料金 一泊二食付およそ27000円
お宿欣喜湯 別邸忍冬 一泊二食付およそ30000円
川湯温泉リゾート クンネチュプ 一泊28000円
ドーミーイン網走 素泊まり一泊およそ36000円
(え、高くね?でも人気で嬉しい)北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート 一泊二食付およそ35000円(この値段ならドーミーインじゃなくてこっち泊まるなぁ)
一人8〜10万円くらいになるでしょうか?
もうちょっとリーズナブルな旅をご紹介したかったですが、思っていたより宿泊費の高騰が激しかったですね…これは反省点。
みんなに旅行に行ってほしいので、本当はあまり高くしたくないんです…
ただ、よく考えたら3泊していてケチり旅でもないわけですし、わりと妥当なお値段かもしれませんね。
ぜひぜひ旅してみてください!
ということで、真冬の北海道の旅ガイドをお届けしました!
旅行プランを立てるのが大好きな私、今後もこんなかんじで旅行プランの記事をお届けしていきたいと思いますので、皆さんご参考にしていただいて旅に行ってみてください!
旅行記を書いたら教えていただけるととても嬉しいです。楽しく読ませていただきます。
それでは皆さん、良い旅を!
↓今後も旅行プラン記事を書いていく予定です