
#01 台湾生まれ、世界5カ国で生活したタピオカさんにインタビュー!
日本には色々なバックグラウンドを持った人がいます。
それぞれのバックグラウンドも違えば、経験したことも違う。
多様なバックグラウンドを持つ人々の存在を知ってもらうことで、人種問題を身近に感じ、互いに尊重し合える社会を目指しています。
この「100人100色」を通じて、色々な人や考え方を知っていただけたら嬉しいです。
こんにちは!学生団体Libframです。
今週から、インタビュー企画である「100人100色」をスタートします!
年齢も、バックグラウンドも違う様々な人にインタビューしたので、ぜひご期待ください!
新企画「100人100色」、最初のインタビューイーはタピオカさんです!
台湾で生まれ、アメリカをはじめとした世界5カ国での生活を経験したタピオカさん。それぞれの国での生活を通して感じた、文化や価値観の違いにぜひご注目ください!
インタビューアー:りーちゃん
プロフィール

名前:タピオカ
職業:社会人
1. 初めての海外生活。アメリカ・フランス・スイスの3カ国でタピオカさんが経験したこと

ーー(りーちゃん):はじめに、ご出身について教えていただけますか?
(タピオカさん):
出身は台湾で、両親は台湾の北部、具体的には新竹出身です。
ーー(りーちゃん):初めて海外で暮らした経験についてお聞かせください。
(タピオカさん):
初めて海外に住んだのはアメリカのアリゾナ州です。アジア人が少ない地域で、最初は不安がありました。当時のアメリカ人は外国人に仕事を取られることを恐れていたような感じがしました。1998年のことです。
ーー(りーちゃん): アメリカでの生活で印象的なエピソードはありますか?
(タピオカさん):
一番印象的だったのは、アメリカの空港でシャトルバスを待っているときに、見知らぬ人から「Go home」と言われたことです。最初は意味がわからなかったのですが、その後、これは差別的な発言だったと感じました。
また、レストランで注文を受ける際、店員がすごく早口で話しかけてき て、ちょっと驚きました。暴力的な行動は特にありませんでした。
他には、大学の先生に「台湾から来たんだね。台湾ってどこ?」と言われたこともあります。台湾の位置を知らないはずがないのにその様な事をなぜ言うのかと驚きました。
ーー(りーちゃん):それからフランスやスイスにも行かれたそうですね。どのような経験でしたか?
(タピオカさん):
はい、アメリカに行く前にフランスの銀行で働いていたことがあり、その後、姉妹校制度を通じてフランスのスイス国境付近に3ヶ月間滞在しました。フランスでは、普段、朝に挨拶を交わす文化があるのですが、一度、おばあさんに挨拶しても無視されてしまったんです。最初は聞こえな かったのかなと思って、もう一度挨拶をしたのですが、やはり無視されてしまいました。
2. 日本での新生活。タピオカさんが感じたカルチャーショック

ーー(りーちゃん): 日本に来た経緯を教えていただけますか?
(タピオカさん):
日本には2001年に結婚してから来ました。最初に日本に着いたとき、ロングフライトで疲れていたのですが、新しい携帯を見ているときに、店員さんが接客してくれませんでした。しかし、日本語を話し始めた途端、店員さんの態度が急に変わったんです。そのとき、言葉が通じないことで、態度が変わるんだと感じました。
ーー(りーちゃん):日本での買い物の際に、印象に残っている出来事があれば教えてください。
(タピオカさん):
ある時、台湾の友達と一緒に買い物に行ったとき、友達がいくつかの昆布茶を試飲していたんです。そこで店員さんが、友達が買わないと言った途端、態度が豹変しました。「食べても買わないなら、どうして試飲するの?」というような言い方をされました。何だか、私たちが買えないと決めつけられたような気がして、少し驚きました。
3. これまでの経験を踏まえて。タピオカさんが大切にしていること

ーー(りーちゃん):これまでの経験を通して、人種問題を解決する為に最も大切だと思うことは何ですか?
(タピオカさん):
私にとって大切だと思うことは、世界観を広げることです。さまざまな国の文化や人々と触れ合うことで、自分の文化とは異なる価値観や考え方を理解しようとする姿勢が重要だと思っています。どんな人にも理解を示し、心を広く持つことが、国や文化を超えて大切なことだと感じています。
あとがき
タピオカさん、インタビューのご協力ありがとうございました!
やはり、色々な世界に色々な文化や考えを持った人がいるという“100人100色”の考え方が凄く大切だと気付かされました。
是非この記事を読んで下さった皆さんに少しでも新しい考え方が定着していく事を願っています。
改めて、インタビューに協力して下さりありがとうございました!
(りーちゃん)
私たちLibframは「人種問題をもっと身近に」「みんなが生きやすい社会を」を目標にさまざまな発信活動を行っています。
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<インタビュー:りーちゃん、編集:なぁ>