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#03 高校で1年間アメリカへ留学したナットウさんへインタビュー

こんにちは! 学生団体Libfram です。

今月から始まったインタビュー企画「100人100色」はLibframメンバーが様々なバックグラウンドを持った人にインタビューをして記事にするものです!

前回の #02 ベトナム×日本のバックグラウンドをもつバナナさんにインタビュー はいかがだったでしょうか?
来週も引き続き掲載する予定なので是非お楽しみに!

今週のインタビューイーはナットウさんです!
高校1年生の夏から高校二年生の夏までの1年間
アメリカのテキサス辺りに留学したナットウさんとのインタビューをお届けします!
ぜひ彼女が肌で感じたアメリカに注目してみてください!


インタビューアー:なぁ




プロフィール

・名前:ナットウさん
・学年:高校2年生
・趣味:読書、テニス



1.自己紹介

ーー(なぁ):ナットウさんのあだ名の由来について教えてください!笑

(ナットウさん):
納豆が大好きなので「ナットウ」にしました!

ーー(なぁ):ナットウさんのバックグラウンド/経験を教えてください。

(ナットウさん):
アメリカの高校に1年間留学していました。高校1年生の夏から1年間行き、高校2年生の夏前に日本に帰国しました。

ーー(なぁ):個人的にすごく気になるのですが、アメリカは色々な人種が混在していることから「人種のサラダボウル」と呼ばれていますよね。人種の比率を教えていただきたいです!

(ナットウさん):
私の留学していた地域はテキサスの辺りだったので、ヒスパニックの方やメキシコ系の方が多かったです。スーパーなどに行くと英語の次に聞こえてくる言語がスペイン語だったりしました。それだけ私の留学していた地域はメキシコに近い分、メキシコの影響を多く受けていました!
私の学校は留学生が多い学校だったので、それだけ色々なバックグラウンドを持った人がいました。学校にはそれぞれの人種や国ごとのグループ(クラブ?)のようなものがありました。それぞれのグループが全校集会で自分たちの文化を紹介したりする機会もありました。私の学校には多様なルーツを持っている人が多くいたからこそ、アメリカであるにも関わらずメキシコの死者の儀式があったり(リメンバーミーみたいな...!)、中国の旧正月を祝ったりもしました。


2.アメリカの高校へ留学して良かったことと苦労したこと

ーー(なぁ):留学に行って良かったエピソードがあれば教えてください。

(ナットウさん):アメリカに行って一番嬉しかったのは自分を外国人としてではなく、一個人としてみんな接してくれた点です。やっぱり日本にいると周りはみんな日本人で、髪色も黒色です。でも、アメリカにはアメリカ人以外の人も当たり前のようにいました。現地の人に聞いてみると、色々な人種の人々が混ざり合っている環境は本当に当たり前の光景だそうです。私も留学を通して何度も実感しました。その様な環境のおかげで、自分が想像してたより自分が外国人として扱われることがなく、たくさんの人が受け入れてくれて嬉しかったです。

ーー(なぁ):それでは、反対に留学に行って苦労した経験があれば教えてください。

(ナットウさん):
日本だとやっぱりあまり多くは語らず、奥ゆかしさ?的なものがありますよね。留学に行って最初は日本にいた時と同じように言わなくても伝わると思いあまり発言をしていませんでしたが、少し経つとアメリカと日本との違いを感じました。アメリカでは自分から積極的に発言していかなければ周りに伝わらないので、今までの自分から変わらなければならないなと感じました。その点で少し苦労しました。


3.留学に行って気がついたアメリカと日本の相違点

ーー(なぁ):アメリカに行って、日本とは違ってここがすごいなみたいなところはありましたか?

(ナットウさん):
みんな勉強だけではなく、学校内でも外でも色々な経験をしているところです。私の場合だと、毎週末試合のためにスポーツ遠征にいったり、学校内で色々なボランティア活動もしました!勉強以外も学生のうちで頑張っているのを見て、学生のうちから学校とかでも色々な経験をしておくのは大切だなと感じました!


ーー(なぁ):逆に、留学に行ったことによって気づいた日本のすごいところはありましたか?

(ナットウさん):
日本は治安がすごくいいなと感じました!アメリカが銃社会であることはよく知られていますが、車のスピードが比にならないほどめちゃくちゃ早かったりもしました(笑)それと日本は待ち合わせの時に時間をちゃんと守ってくれる人が多いのも良いところだなと感じました!

それと、日本文化の偉大さを感じることができました。周りの友達も日本文化を知っていたり、世界にきちんと認められているんだなと思いました。特に日本食はやっぱり最強です!

あとは、日本はマイノリティへの配慮もきちんとされている方なのでは?と思いました。アメリカは一見多様性があるように見えて、マイノリティへの思いやりが足りていないなと感じることが多々ありました。アメリカは社会構造の中で下部に位置する人たちへの思いやりが日本と比べると足りていないなと感じました。

でも、どっちの国も良いところと悪いところがあるからちょうど良いですよね(笑)


4.ナットウさんの未来展望!

ーー(なぁ):では最後に質問です。ナットウさんは今の世の中が、どのような世界になって欲しいですか?

(ナットウさん):
私がアメリカに行った時に、アメリカの魅力はもちろん、日本の良さも感じることができました。日本の文化を友達や周りの人に褒めてもらえたりして、自分が「日本人である」という個性も誇れるように、そして大切に思えるようになりました。なので、自分のように個性を大切にして、誇れる気持ちを世界中の人々にも感じてもらえるようになればいいなと願っています!



あとがき

ナットウさん、インタビューに協力してくださりありがとうございました!今回のインタビューを通して、アメリカの様々な現状を知ることができたような気がします。インタビューの中で特に、「自分が日本人であるという個性を誇れるようになった」とおっしゃってたのが印象的でした。私自身、人種や民族、自分のルーツを人と区別する対象ではなく、自分の一つの個性として捉えて欲しいという想いからこの団体での活動を始めました。少しでも多くの方が、自分のアイデンティティに誇りを持って暮らせるような社会が実現されることを願っています。
                  (なぁ)


私たちLibframは「人種問題をもっと身近に」「みんなが生きやすい社会を」を目標にさまざまな発信活動を行っています。
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< インタビューアー:なぁ、編集:あい>

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