Show Must Go On!
清く正しく、
正直に、
空気を読んで、
人様に迷惑をかけないように、
きちんんと働いて、
異性を好きになって、
結婚して、
子どもを立派に育てて、
筋トレをして、
浪費を避け、
貯蓄と投資をして将来に備え、
食生活や生活習慣に気をつけて、
身体をいたわり、
…
そんな感じで、100歳まで生きられたら満足でしょうか?
現在の常識では、何ひとつ間違ってはいない生き方ですね。
正義感の強い人は、もしかしたら、自分以外の人にも、それらを強制したくなるかもしれません。
「善き思い、善き言葉、善き行い」
映画『ボヘミアン・ラプソディ』のなかで、ゾロアスター教の重要な教えである『三徳』を、フレディの父親が息子のフレディに口うるさくに言います。
『三徳』とは、「善き考え(善思)、善き言葉(善語)、善き行動(善行)」のことで、ゾロアスター教信者は、生涯を通じ、この三徳の実践を目指すといいます。
それに対して、QUEENの型破りな曲作りや演奏スタイル、フレディの生き方や生涯は、父親のそれとは、面白いくらいに対照的です。
第 91 回米アカデミー賞で4冠に輝いた『ボヘミアン・ラプソディ』
あなたは何回、観ましたか?
何度も劇場で観たくなる名作ですね。
私は、少し人気が落ち着いてからから観ようと思っているうちに、今頃になってしまいましたが、まだ上映されていてラッキーでした。
それはもう、涙と鼻水が止らなくて大変でした ^^;
QUEENについては、あとに回しますが、映画の感想としては、
・冒頭に書いたような、正しい生き方でなくてもいい
・大切なことは、どう生きて、何を残せたか
・やっぱり人生には愛が必要
・ルーシー・ボーイントンが綺麗すぎる ^^;
ということです。
正しく生きることを、人生の目的なんかにしてはいけません。
そんなつまらない100年よりは、フレディの45年の生涯のほうが、よっぽど意味があります。
「Somebody to Love」を歌ったジョージ・マイケルも、すでにこの世にはいません。
QUEENが結成されたのは、私が生まれるよりも前で、初期のQUEENについては、リアルタイムでの記憶はありません。
私は学生時代、バンドをやっていたこともあり、QUEENは、“擦り切れるほど”とはこのことかというくらい、ほんとうによくCDを聴いていました。
とくに、14枚目のアルバム『Innuendo』と、フレディの死から4年後に発売された15枚目のアルバム『Made in Heaven』は、リアルタイムだったこともあり、これまでの人生で、最も多く聴いたアルバムかもしれません。
QUEENは、いまでもApple Music でときどき聴いていますが、映画を観終わってから聴くと、『Innuendo』に漂う、なんとも言えない重たい空気感を改めて感じます。
私は、基本的にはブルージーなサウンドが好きなのですが、ブライアン・メイのディストーションサウンドは好きで、特に「The Show Must Go On 」は、いつ聴いても感動します。
そして、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のエンドロールは、「Don't Stop Me Now」〜「The Show Must Go On」でした。
学生時代は、ブライアン・メイのファンだった私ですが、今回、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、フレディー・マーキュリーの偉大さに改めて気付かされました。
そして、
やっぱりQUEENは最高です!
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、Blue Rayが発売されたら買ってしまうかもしれませんが、とりあえずオリジナル・サウンドトラックでも、Live Aidの感動を味わうことができます。
■ CD
もちろん、各種ストリーミングでも聴くことができますので、映画を観に行けない人は、聴いてみて下さい。
■ Appl Music(試聴)
■ Apple Music
最後に、Youtubeを何本か載せておきます。
■ Live Aid 1
■ Live Aid 2
■ Show Must Go On…
ありがとう、フレディー!
そして、QUEEN!