時間管理のマトリックス
「毎日、目が回るほど忙しい!」
という人は、仮病でもなんでも使って、いちど立ち止まって、冷静に現状を分析してみると必要があります。
そのときに、「時間管理のマトリックス」を使うと、解決の糸口が見えてくるかもしれません。
一般的に、「時間管理のマトリックス」では、以下のように、
時間を、
「重要度」と「緊急度」
で、4つの領域に分けて考えます。
① 多くの人は、左上の「第一領域」と呼ばれる、「緊急」で「重要」なこと(だと思っていること)に多くの時間を取られてしまいます。
② そして、残った時間を左下の「第三領域」と呼ばれる「緊急」で「重要ではない」こと(他人の時間)に費やします。
③ そして、かろうじて残った時間で、右下の「緊急でもない」「重要ではない」こと(完全なムダ)に時間を使って、眠りに落ちます。
そして、目が覚めると、また①が始まります。
この繰り返しの生活をしていると、簡単に、
「毎日、目が回るほど忙しい!」
という日常が手に入ります。
俗に言う「ラットレース」から抜け出せない生き方です。
走れば走るほど、「回し車」の速度が増していきます。
そのため、ますます早く走らなくてはいけません。
そして、(死ぬまで)走り続けなくてはいけません。
この状態から抜け出す方法は、「時間管理のマトリックス」に戻って、
「重要ではない」下の2つの領域、つまり、
「第三領域」と「第四領域」に使っているムダなことをすべてやめて、
手付かずになっている「第二領域」に最大限の時間を振り分ける
しかありません。
さらには、
「第一領域」に含まれる事柄が、本当に「重要」で「緊急」なのか
ということも、冷静に見直してみいると、さらに時間が創出できるかもしれません。
そして、「第二領域」に使える時間が多くなればなるほど、「回し車」の外に出られる可能性が高くなります。