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イギリス・ロンドンから気軽に日帰り旅、カンタベリーへ

イギリスのカンタベリーはロンドンから南東に約100キロの位置にあり、電車で約1時間半ほどの距離にあります。初夏のすこし肌寒い季節に、ふらっと日帰り旅に行ってきました。ロンドンのキングスクロス駅から電車に乗って、カンタベリーの駅まで電車に揺られ、イギリスの田舎風景に癒されながら歩いていると小川に辿り着きました。

小川は、小舟に乗って散策することもできます。15£(約3000円程度)の価格にひるんでしまい乗りませんでしたが、小川沿いにはカラフルな花が咲いていたり、アヒルが泳いでいたりでとても気持ちが良さそうでした。

カンタベリー大聖堂へ

今回の旅の目当ての『カンタベリー大聖堂』へやってきました。
事前に入場チケットを購入しておいたのですが、当日購入でも大丈夫そうでした。

カンタベリー大聖堂は、イングランド国教会の総本山であり、カンタベリー大司教の主教座聖堂でもあるそうです。カンタベリー大聖堂は、幾度かの再建を経て現在のゴシック建築の様式となっています。

イギリスにおけるゴシック建築の傑作とされており、特に高い天井、繊細なステンドグラス、複雑なリブ・ヴォールト(肋骨状の天井構造)などが特徴だそうです。外観からは想像できないような空間の広さに細部の美しさが際立っていました。

地下にはクリプトと呼ばれる、地下礼拝堂も見学可(写真撮影禁止)でありました。地下礼拝堂は、地上の華やかな礼拝堂とは違い、とても静謐な空間で静けさが際立っていました。

庭も散策できたりと、とっても敷地が広くて1時間以上の時間を気づいたら過ごしていました。隠し扉のようにひっそりと通ずる道もあったりで、軽く迷子になりながら1時間ほどかけて見学をしてきました。

曇りから晴れなど、天気が変わりやすいイギリスなのですが、陽の光によってステンドグラスや室内の光が移り変わっていく様子も素敵な光景のひとつでした。正直、大聖堂は見飽きていると思っていたのですが、地上と地下、そして一歩外を出るだけで見え方がころころと変わるカンタベリー大聖堂は見応え抜群でした。

カンタベリーの町は小さいので、カンタベリー大聖堂まわりをお散歩したり、セント・オーガスティンズ修道院で歴史を感じてみたりしても良いかもしれません。また、電車で1時間ほど足を伸ばして、ドーバーまでドーバー海峡を眺めに行ってみるのも良いですね。

Old Weavers House

カンタベリーの自然豊かな小さな町に癒されつつ、小川沿いにあるレストラン「Old Weavers House」にやってきました。お店の名前の「Weavers」という言葉は、「織り手」や「機織り職人」を指し、カンタベリーが織物産業が地域の経済や文化にとって重要だった時代に由来しているのだそう。

・Weavers' Pie Chips付き 18£(3600円程度)
・Lamb Chop 20£(4000円程度)

普段は節約も兼ねて、レストランでビールを飲んだりもしないけれど、今日は奮発して、ケント地方のCurious Breweryのビールをいただきました。小川沿いのテラス席で、行き交う小舟を眺めながら飲むビールとご飯は格別でした!とても居心地が良い店内で、ロンドンへ向かう電車を2本ほど見逃していました・・・!

ほろ酔い気分でゆったりとカンタベリーの駅に向かう道中には、とてもオーセンティックのような英国の田舎風景が広がっていて、ひとつひとつのお店がとてもかわいかった。ロンドンから足を伸ばして1時間半程度で楽しめるカンタベリーは、控えめに言ってもとても素敵な場所でした。


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nasutabi
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