暴落時の心構え
歴史的な相場なんで
投資の基本を学んでいきましょう。
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【暴落とは?】
株をやっていないヒトからすると
「暴落=不況」となります。
つまり、
株をやっていないヒトからすると
「不況=暴落」となります。
ここに相場の「罠」があります。
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投資というモノは「先」を評価するものです。
実際の経済と株価には「時間差(タイムラグ)」があります。
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投資をやっているヒトからすると
「暴落=不況前夜」となり
「不況=底打ち上昇相場」となります。
この タイムラグ(レイテンシ・ディレイ)は重要な概念です。
「不況だから株を買うべきでない」というイメージは
投資家ならば持つべきではない誤解・思い込みです。
「「不況時にこそ割安の株が放置されています」」
レイテンシの「時間差」について理解することは
投資・相場を「知る」ことに直結します。
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【時間差について】
幸い?、現状の相場は生きた教材になるでしょう。
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先日、日経平均は歴代2位の下げを記録しました。
前日比-2216ポイント。
下げ幅だけで見ると「大暴落」です。
では「今は不況か?」というと そうでもありません。
なぜ 不況でもないのに株価が下がるのでしょう?
株価には「為替」が大きく作用します。
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「悪い円安」「悪い円高」というヤジが飛び交います。
・円安になれば物価が上がり海外勢に買収されやすくなり
国力が低下する恐れがあります。
・円高になれば物価は下がり海外進出し易くなります。が
物が売れないので従業員の給与も下がり失業率も増える
「負のスパイラル(デフレスパイラル)」に陥ります。
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「円安」「円高」、どちらも「極端」に動くと
なにかと弊害がある、ということです。
しかし、
投資家の目線では「円安=株高」となり
日本円の価値が下がると額面はインフレしていき
相対的に株が高くなる仕組みがあります。
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何故インフレになるのか?というと
日本円の新札を日銀が刷りまくると
円の価値が下がるから円安になるわけです。
日本なんかは借金大国なので金を刷りまくってます。
何で国がインフレにしたいか?というと
日本円の価値がなくなると日本円の借金が目減りするからです。
しかし、
あんまし やり過ぎるとアメリカとかから怒られます。
名目上は政府などが為替介入などしてはよろしくない、
とされています。
(ゆうて為替は殆ど出来レースなので上辺の話です。)
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刷りまくる新札についてのポイントは
日本だけの話ではなくどこの国も刷りまくってる
ということです。
「自転車操業」のように説明することもあるようですが
そうではありません。
金は「無限」に刷ることができます。
しかし、一気に診察を発行するとハイパーインフレになり
国民の資産は外貨に逃げ、国としての信用は無くなります。
貧富の差も拡大し 犯罪も増えるでしょう。
この舵取りは単純そうですが難しいものなのです。
さて、
投資家としては世界的なインフレは株高の恩恵を受けます。
デフレスパイラルの脱却を試みる日本も
ようやく「物価高」と共存する覚悟を決めたフェーズに入り
円高に成ろうが「値上げ」は続いていくわけです。
10年後、20年後、
ほぼ間違いなく全ての商品が「値上がりしてます」。
日本だけ値下げで価格競争、なんて
世界中が物価高(材料費高騰)なので不可能です。
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つまり、
何を言っているのか?というと
10年後、20年後、
ほぼ間違いなく大多数のインデックスが「暴騰してます」。
個別企業については20年も経ったら半数は消えてるでしょう。
賢明な投資家は資本主義の「平均」を取るべきです。
現状、インデックス投資が最適解となっています。
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【暴落時の心構え】
閑話休題、
「暴落時の心構え」ということですが
基本的に「平均を」20年持っていたら100%含み益になっている
ということを理解しておくべきです。
「ソレ」を理解するだけで
「リーマンショック」も「コロナショック」も
なんでもかんでも世界恐慌が「ただの調整」になります。
「史上初」「前代未聞」などのリード記事が踊りますが
それらの記事を書いているマヌケは資産家ではありません。
貧乏人が飯のタネに「答え」の無い駄文を書いているだけです。
賢明な投資家はニュースメディアについて
何の参考にも成らない「ノイズ」と認識するべきです。
基本的に「平均を」20年持っていたら100%含み益になっている
という「前提」の元に我々は投資をしているのです。
だったら20年ホールドする長期投資家に成ればいいだけの話です。
「暴落時の心構え」のひとつとして、
「売るな」という「解」でしょうか。
高い時に売るべきです。
安くなって売る人間は高いところで買う傾向があります。
脳ミソがスッカラカンな養分に付き合う必要は全くありません。
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さて、
「暴落時の心構え」のふたつめは、、、
「ポートフォリオの補強をしろ」といったところでしょうか。
安くなったからって何でも盲目的に買うのはナンセンスです。
バランスのとれたポートフォリオに研磨するべきです。
つまり、
暴落時は今まで様子見していた銘柄が射程圏内に堕ちています。
「必要なモノを必要なだけ」買うのです。
銘柄を絞ることは損失のリスクを高めます。
ジャンル、商品、幅広く「分散」するべきです。
暴落時にはまんべんなく値崩れしているので
圧倒的に「バランス調整」が叶います。
賢明な投資家は暴落時に「活動的」になります。
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では最後
「暴落時の心構え」のみっつめ。
それは、、、
「無駄に動き回るな」ということです。
暴落時に「活動的」にはなりますが
無駄なことは行う意味(必要性)がありません。
こんな重要な場面で
「ああしよう、こうしよう」など考えるべきではありません。
そんな立ち回りなどは「暴落前」に決めておくべきです。
暴落相場ではボラ(値動き)が激しくなりがちです。
下手をすると往復ビンタで致命傷となります。
私も一日に40~50銘柄程度 薄くナンピンしていますが
全て以前より決められた価格で決められた枚数 購入しています。
アドリブの立ち回りなど不要です。
紙面には「史上初」「前代未聞」などのリード記事が踊ったとして
相場は歴史の「繰り返し」だけです。
過去に学び、過去の最適解を「踏襲」するべきです。
つまり、
「暴落(下落)相場は長引く」というケースを想定するべきです。
投資家にとっての最悪の状況は
「バーゲンセールで買う金がない」という失態です。
更に言うと
「底値を見誤って買い逃す」パターンも下手クソの風物詩です。
「稲妻」を取りこぼさない方法は
「常に相場に参加する」ことです。
きめ細やかな「ナンピン」でそれは叶います。
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【あとがき】
毎回、こんな感じで動画を作れたらいいんですが
こういうのは歴史的相場、とか
私がなんかスイッチ入らないとやらないわけです。
今の相場は「やることがあるハズ」です。
そりゃあ「まだ下がるだろう」とは思うわけですが
そんなことは誰でも思いつくことです。
相場は今まで自分の思い通りに動いていたんでしょうか??
なぜ自分の感情的な「勘」をそこまで信じられるのか。
靴磨きには「抜け出せない負のスパイラル」があるわけです。
センスがある人は無傷で俯瞰の視点を習得しますが
大概の凡人は「(高い)勉強代」を払って成長します。
大事なことは、、
「生き残ること」です。
ヒトによっては投資は「地獄」に見えますが
私にとってはハムスターくらい可愛い存在です。
たぶん、この下落で
100~300万円以上は含み益が溶けるかと思いますが
広いレンジで傷を想定しているので
「損切り」という選択肢は何処にもありません。
相場との勝負は始まっているわけです。
プロの機関投資家らが「嫌がる」投資をしていくだけです。
「投資家リバティch」が何かしらのお役に立てられたら
幸いでございます。
以上です!!
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最後までご視聴ありがとうございました。
投資の知識を纏めていき金融リテラシーの向上を図ります。
加筆するべき事項があればコメントで教えてください。
それでは 皆さまごきげんよう。