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サンセバスチャン2023年4月ー(3)バル最高!

美食の街、サンセバスチャンで最大の魅力はやはりバルだと言っていいでしょう。何せバルが集中する旧市街には100軒近いバルがあるそうです。ただ、サンセバスチャンに詳しい友人によると全体的にかなりレベルは上がっているものの、玉石混淆の感は否めないそうで、外れた店に入ってしまうとガッカリするということ。

そこで友人から「ここは間違いない」と教えて貰ったのが、「ラ・クチャラ・デ・サン・テルモ」と「ZERUKO」という2軒。ZERUKOは残念ながら閉店してしまいましたが、ここは本当に美味しかったです。普通、バルでは一度にそれほどたくさんの料理を注文することはないのですが、ここZERUKOへ2016年に行った時はあまりの美味しさに何と2人で11品も頼んでしまいました。閉店になったのは本当に残念です。

残念ながら、今は閉店してしまったZERUKO

基本的に2016年に行ったお店は今回は行かなかったのですが、やはり教えて貰った「ラ・クチャラ・デ・サン・テルモ」は素晴らしかったので、2016年の時の写真と感想を紹介します。
店名:La Cuchara de San Telmo
住所:Santa Korda Kalea, 4, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain

お店の外観、この頃(2016年)はそれほど混んでいなかった

そもそも普通のバルは作ってあるピンチョスをカウンターに並べていてそれを取って食べるのですが、この店は注文してから作るので、できたてが食べられます。基本的にバルは予約できないので、こういう人気店はかなり並ぶことになりますが、並んでも食べるだけの価値は十分にあると思います。

何と言っても美味しいのはこの店の名物のフォアグラ、そして蛸ですね。バルではあまりたくさんの種類のものを注文せず、せいぜい1人1品か2品とワインを一杯飲んで次のバルに向かう、いわゆるバル・ホッピングというスタイルが多いので、ちょっと後ろ髪を引かれる思いで、この2品のみで店を後にしました。

絶品のフォアグラ。フレンチのような気取ったものではなく、実に美味しかった
サンセバスチャンはシーフードが美味しい。この蛸も絶品でした。
妻も大満足!

初日の夜は旧市街から少し離れ、市内を流れるウルメア川を越えて少し歩いたところにある「カーサ・センラ・ドノスティア」というバル。ここの名物はカニコロッケということで早速それを注文、加えてホタテのグリルと、やはりスペインですからジャガイモの入ったトルティーヤも頼みました。
ちなみにサンセバスチャンという地名はスペイン語でして、バスク語では「ドノスティア」と言います。店名にもドノスティアが付いています。

ホタテのグリル、驚くほどあっさりしています
向こうに見えるのが名物のカニクリームコロッケ。手前がトルティーヤです。
旧市街からは少し離れたところにあるお店
めったに飲まないお酒を飲んでいます
二人で一杯ずつぐらいが我々には適量

料理は3品、ワインをそれぞれ1杯ずつ飲んで二人で約4千円ぐらい。
「センベロ」とまではいきませんが、かなり安いですね。三ツ星レストランに行くと二人で10万円近くかかりますが、こういうバルでの食事の内容は決して三ツ星には負けていません。一度、三ツ星へ行くよりもおいしいバルを何軒も巡るほうがずっと楽しいと思います。
店名:Casa Senra Donostia
住所:San Francisco Kalea, 20002 Donostia, Gipuzkoa, Spain
フェイスブックページ:https://www.facebook.com/casasenradonostia/

とは言うものの、三ツ星レストランが一体どういうところかは気になるもの。そこで次回はサンセバスチャンの三ツ星レストラン3店を一挙に公開します。

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