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エリオット波動理論の基本のき その4

さて、次は修正波のお話
実は修正波の方がルールが多く、しかも例外なども多くてややこしい
複合波に至っては、カウントそのものが非常に困難で
結局のところすべてが終わらないと明瞭にはならない
今まさにそういう局面だがww

まずは修正波の原則から

修正波はジグザグ、フラット、トライアングル、複合波のいずれかになる

これはマストルール
下図のよう
ただし複合波の波形は色んな組み合わせがあるので
ここでは代表的な形
トライアングルと複合波はその5以降で説明する予定

まずジグザグから

ジグザグの副次波は5-3-5で構成され、そのC波は推進波である

ジグザグは急落場面でⒶ波は五波動構成であることだ
つまり下落場面の初動波が五波動構成の場合
「あ、これは来るかな、一旦戻してももう一回強いの来るな」
と予測できるわけだ
Ⓑ波の戻りは限定的でⒸ波の急落が発生する
Ⓒ波は下落の推進波なので、インパルスでもダイアゴナルでもいい

C波中第五波はスローオーバーすることがある

スローオーバーとは「行き過ぎ」のことで最後に強い暴落が発生することだ
この時、いわゆる「セリングクライマックス」が発生していて
みんなが総悲観となって投げ売りしている状況
そして皆が売り切って売り物が無くなったころに強い買戻しが入る
この辺りは強い売りと買いが交錯し非常にボラの大きな局面になる
下手に入るとやられまくる
暴落後買いのチャンスだと思い逆張り買いに行くと
5波中の5波がさらにエクステンションして暴落が継続することがある
「落ちてくるナイフは掴むな」というところ

次にフラット

フラットの副次波は3-3-5で構成され、C波は推進波である

フラットのⒶ波の副次波は三波動構成であり、ここはジグザグと異なる
そのため、強い下降トレンドというより横展開の始まりとみなせる
Ⓑ波は高くしばしばⒶ波と同等あるいは超えることがある
越えた場合、それはエクスパンデッドフラット(拡張したフラット)と呼ぶ
エクスパンデッドフラットの場合、Ⓒ波はそれほど深くない可能性がある
また、フラットの場合Ⓒ波は必ず五波動構成である
逆に言うとⒸ波が三波動ならばそれはフラットではなく複合波のダブルスリーだったということになる
つまり、三波動構成の第三波の波動構成の結論が出るまでフラットなのか複合波なのかの区別はつかないということになる

2波はジグザグになることが多く深いことが多い

推進波の2波は修正波(上昇の初動プロセスの中の下降局面)だが、ジグザグになることが多い
これは1波がその前の急落局面のカウンターの上昇で、相場感はここから上昇に転換するかどうか疑問を持っている状況
よって、下落途中の戻しと考える人も多く、売りのチャンスと見て強い売りが発生してジグザグとなる
しかし、1波の下を切らずに反転上昇の第三波になるので、売り手は慌てて買い戻す これがいわゆる「踏み上げ」で強い上昇の原動力となる

4波とB波はジグザグ以外の複雑な波形となることが多い

4波は急騰の3波の後だ
相場感としては、
そろそろ戻すのではという逆張りの売り手(あるいは利確)と
いやここは押し目買いの好機だとする買い手のせめぎあいの場だ
よって、ここはもみ合いになることが多い
一方的な下げのジグザグというより
もみ合いの波形、フラットやトライアングル、複合波になり勝ち
とくに4波はもみ合いが強く長くなることが多くて
疲れる局面だ

2波と4波は異なる波形になることが多く2波が単純な波形ならば4波は複雑な波形となる その反対もある(オルタネーション)

なので、2波と4波はいずれも推進波中の修正波だが、事情が異なる
上記の相場観としては2はジグザグ、4波は複雑な波形がよく発生する
2波と4波の交互性をオルタネーションと呼ぶ

フラットは終了後速やかに下降の始点まで戻す(ダブルリトレースメント)

フラットを形成した後、そこから上昇局面になるわけだが
そのフラットが2波であれ、4波であれその後速やかにフラットの始点に戻すと考えられる
ややこしいのが、フラットとみていたのが複合波の副次波であった場合だが、これはややこしいので複合波の説明でしよう
いずれにしてもフラットは未だ上昇の圧力が残っているために一方的な下げとならず横展開しているので、押し目買いのチャンスとなるわけだ

以上でその4は終わりにしておくかな
現時点をまとめると以下の様

まだまだルールはあるよ
まだ半分も来てないような気がする~ ww







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