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エリオット波動理論の基本のき その3
さて、推進波と修正波の関係の原則がわかったとして
この波の性質にまつわるいくつかのルールについて書きたいと思う
このルールというものがエリオットを理解する上でくせもので
あるルールは絶対に守らないといけないルールがあり
他のあるルールは原則で例外もありうるよというルールもあり
あるいはこういうこともあるよといったオプション的なルールもある
しかも、これらのルールが非常にたくさんある
さらにはそのルールが馴染みの薄い英語表記であったりして
これらが初心者にとって、「なんかマニアックで偏狭な理屈だなあ」
と感じさせる要因の一つだと思う
よって、ここではまずルールを三つの性質に分けて整理したいと思う
1.100%絶対に守るルール ⇒マストルール
2.例外を許容する原則ルール ⇒例外ありルール
3.参考となるオプション的ルール ⇒オプショナルルール
区別に関しては幾分私の印象を含むことをお許し願いたい
エリオット波動理論の基本のき その2で示した2つのルール
推進波は必ず五波動構成で修正波は三波動構成だ
は実は例外ありルールだ
なぜなら後述するが、修正波のうち五波動構成となるトライアングルや複合波という例外がある
大きな波はより小さな波の繰り返しで構成される
これはマストルール
どの波もより小さな波の組み合わせで成り立っているし、より大きな波の一部であるからだ
さて、今回は推進波と修復波にまつわるいくつかのルールについてさらに説明していこう
推進波は五波動構成でインパルスとダイアゴナルの2種のみ
これはマストルールだ
例外を許さない
両者はともに推進波であるので上昇だが、両者の違いは、1波の上端と4波の下端がクロスするかどうかである
つまり
インパルスの4波の下端は1波を下回らない
これもマストルールとなる
逆に言うと4波の下端が1波と重なる場合はダイアゴナルなのか
あるいは推進波ではなく修正波だったということだ
インパルスの時は気持ちいい急騰に現れ、ダイアゴナルは大きくもみあいながら上昇することになる
ダイアゴナルは1波と5波に出ることがある
これはオプショナルルールで、そうでないことも当然ある
3波がダイアゴナルということもあるが私の印象はまれである
1波のダイアゴナルはリーディングダイアゴナル
5波のダイアゴナルはエンディングダイアゴナルと呼ばれる
インパルスの第五波は延長することがある
これはオプショナルルール
時に3波よりも長くなることもある
推進波中の1波、3波、5波のうち3波が一番小さい波になることはない
これはマストルール
3波は伸びる波であって、もしも3波と思っている波が1波、5波のいずれよりも小さい波ならば、それはそのカウントが間違っている証拠だということ
推進波の2波は1波の下端を下回らない
これもマストルール
もしも2波とみていた下降の波が1波の下端を下回る場合は
推進波ではないという結論に至る
ただ2波は結構深くなることが多く1波の下端と同値であることもある
![](https://assets.st-note.com/img/1737263791-eKqImwGLPFV0g4sAbhNrvZCB.png?width=1200)
さて、今回はこれくらいしておこう
修正波に関してはその4でまとめていく
まだまだルールはある
ルールは以下の表のようにまとめていく
![](https://assets.st-note.com/img/1737262986-QE7YOlTMgyLpuU5CikaBsGDc.png?width=1200)
随時ルールを増えることに追記して
最終的にはエリオット波動理論のルール全集として完成させるつもりだ
誰かがカウントに迷ったときに参考になるようにしたい