2度目のコロナ罹患→5日間の自宅内隔離に… 夫のサポートが神すぎて好きが増した話
人生で2度目のコロナに罹患した。
どこでもらってしまったのだろう、本当にキツい療養生活だった。
これを書いている今は、5日間の自宅内隔離生活を終えて娑婆に戻ってきたところだ。
我が家は両家ともに遠方。
私を隔離してもらっている間、頼れる人はおらず、夫が激務の合間を縫ってワンオペで家事育児(&私の世話)を取り仕切ってくれた。
初めてコロナにかかったのは2年前の夏。当時は10日間の自宅隔離をしてもらい、何とか家族にうつさずに済んだ。
その時もそうだが、今回も夫のサポートが手厚すぎて、高級ホテルに入院させてもらってるのかしら?と首をかしげる日々だった。
子どもを優先させつつ、毎日決まった時間に運ばれてくる食事には、いつもちょっとした甘味が添えられていて、あちこちの痛みに耐える心を潤してくれた。
パジャマや着替えも適宜運ばれてきて衛生的に過ごせるし、何より外出したついでに私が好きそうな雑誌をいくつか見繕って買ってきてくれた。
共有スペースであるトイレは、私が使うたびに鬼のようなアルコール消毒祭りとなる。それを避けようと自然と水分摂取量が減っている私のもとに届けられる、温かいハーブティーやコーヒー。(ここにもまたカントリーマアムが添えられていたりする)気にしないでたくさん水分取るんやで!の一言。
隔離部屋と化した狭い寝室のベッドの上に横たわりながら、LUPICIAの茶葉の香りを楽しむのは、ある種本当に贅沢なひと時だった。
寝室を私の隔離部屋にしたため、夫たちは寝床がない。
そんななかでも息子が楽しめるようにと、リビングにテントを張り、中に敷布団を敷いて楽しい5日間にしてくれたようだ。
(夫本人はさすがにせんべい布団で背中が痛いと言っていた。申し訳ない)
なんか私めちゃくちゃ優しい人と結婚しちゃったなー、、有難いなー
そんなことを考えながら、ふとさっきまで寝ていたベッドの下収納に手を伸ばす。よくある引き出しタイプで、普段寝ているベッドの横側に2つ、大きな引き出しがついている。
右側を開けると、私が一人暮らしをするときに実家から運んできた思い出の数々。高校の卒アルや、家族で行った石垣島の写真、昔飼っていた犬との思い出。色々なものが出てきた。
不要なものをいくつか処分し、今度は左側に手を伸ばす。
子どもが保育園で作ってきた作品集や、1歳の記念に撮ったスタジオアリスでの笑える写真。それらを整理していって最後にたどり着いたのは、夫との思い出たちだった。
某有名観光地で撮った前撮り写真。(嘘みたいに私のまつげが長い)
結婚式のアルバム。(私の二の腕が細い)
そして、まだ付き合って間もないころ、夫が二人のために用意した「質問集」。当時これを配られたときには腹を抱えて笑ったものだ。
紙には、お互いのことを知るための一問一答が結構な量あって、当時はカフェでそれぞれ回答したあと見せ合いっこしたのだった。
ちなみに私はこの一問一答集は二人の仲を深めるのにめちゃくちゃ役立ったと思っている。
夫にこれを用意した理由を尋ねると「おもろいかな~と思って」となんてことない感じで答えていが、ほんとなんておもろい(変わった)人なんだろうと思ったものだ。
当時のお互いの回答を読んで笑ったあと、茶色い小さな紙袋に手を伸ばす。
ここには、過去夫にもらった手紙やカードが入っている。
昔もらったものを一つひとつ読み返す。
どれもキレイな字で書かれていて、思いやりに満ち溢れている。大好きだよ、愛してるよ、大切に想っているよ。何度も何度も出てくるその言葉たちは、単にここに書き留められたお飾りではない。
私の日常は、実際、そんな夫のやさしさと愛情からくる言動で、本当に守られているのだ。
そうだ。コロナ罹患という非日常の5日間のなかで改めて感じるまでもなく、夫はいつも私をみて、理解して、寄り添ってくれる存在だ。
そしてその優しさが、出会ってから何年もずっと表現され続けていることに心から感謝したいと改めて思う。
もうちょっと体力が回復したら、夫の好きなものをたくさん作って食卓に並べたい。何食べたい?って聞くと「もやしのナムル」とか、「こんにゃくのピリ辛」とか、一瞬で作れる簡単なものしか言わないけど、なんでもいい、何か彼が好きなものを、私の愛情が伝わるくらい、山盛りに。