10年かけて一点突破した話
「資格試験」
この言葉に、
どうしても反応してしまいます。
というのも、
税理士の資格取得まで、
「10年」かかったからです。
「一点突破、全面展開」
一点突破(私の場合は資格取得)できてから、
本当にやりたいことに向けて、
いろんな形で動きだせるようになってきました。
昨年コーチングと出会って、
大平信孝先生をはじめ
素晴らしい仲間にも出会い、
日々学び実践することができるのもまさにそうです。
「十年一剣を磨く」とも言いいますが、
誰になんと言われようと、
途中の結果がどうであろうと、
10年という期間、
挑戦し抜いた経験は、
私の人生の土台となりました。
私がなぜ10年あきらめずに、
挑戦し続けられたのか。
あらためて振り返ってみると、
大きくは次の3つとプラスαです。
締め切りを決められたこと
人と比べなくなったこと
資格取得した後をイメージできたこと
プラスα テーマ曲を決めていたこと
①締め切りを決められたこと
最初の4年間は学生だったので、
比較的時間は自由に使えたこともあり、
簿記の勉強から、がむしゃらに勉強をしていました。
そして、就職してからは、
仕事終わりに専門学校に通いながら
勉強を続けました。
社会人になり、
2年間は科目合格できたり、
FP2級の資格も取得したりと、
頑張った結果が出ることが続きました。
しかし、次第に勉強だけに集中できる時間が限られ、
仕事での理想と現実とのギャップに体調も崩したり、
思うように動けないときが増えてきました。
その後、退職し、しばらく休んでからは、
アルバイトしながら受験を続け、
すでに7年経っていました。
この後の3年間が特に辛かった。
でも、ゴールまでの期間が決まらないと、
走り切るのは難しいと思い、
「30歳になるまで、あと3年間は頑張ってみよう」と思いました。
締め切りを決めたものの、
本当に心からそう決意できたのは、
締め切り直前の29歳の受験のときでした。
その年の受験では、
「合格した!」という手ごたえはあったものの、
結果は不合格。
いよいよ次を最後の受験にしようと、
この不合格で心が定まりました。
最後の年は、今までの経験を総動員して、
全集中して挑むことができました。
②人とくらべないこと
働きながらの受験生活は、
時間の確保も含めて、なかなか大変でした。
平日の朝に出勤前1時間、
お昼休みのうちの30分、
仕事終わりに専門学校で3時間、
土日はできるだけ勉強する。
というのは理想の勉強時間で、
いつも予定通りとはいきませんでした。
仕事では初めてのことの連続で、
さらに繁忙期も重なると、
ペースも乱れ、
また振り出しに戻るような感じでした。
周りの友人はそれぞれの場所で、
職歴も積み上がっていく中で、
自分だけ積み上がっていかない、
取り残されていくような焦りもありました。
でもよくよく考えると、
順調に見えるような人生を歩んでる人も、
その人の影の苦労はわからないし、
自分も他の人と違う人生なんだから、
どう生きるかも全然違って、当たり前。
自分は自分の選んだ道を進めばいい、
昨日の自分と比べて1mmでも進んでいればOK
と思うようになりました。
そう心から思えてからは、
改めて資格試験に向き合えた気がします。
③資格取得した後のことをイメージできたこと
資格を取得したら、
いつかは開業したい
家族との時間もたくさんもちたい
そんな、なりたい未来を、
イメージしていました。
合格だけが、目的だったら、
おそらく途中でやめていたでしょうし、
合格しても、燃え尽きて、
しばらく立ち上がれなかったかもしれません。
「その後」のことをイメージできたおかけで、
実際に、資格取得後、2年後には独立し、
家族との時間もたくさんもてるようになりました。
【プラスα】
歌にもたくさん支えられました。
最後の受験の年、
朝、家を出発するときのテーマ曲を決めていました。
SCANDALの「image」です。
特に歌詞の中で、
「イメージした理想は現実より難しいが、
いつだって新しいスタートはきれる」
ここの部分が大好きです。
どんなにうまくいかななったときも、
思うような結果がでなかったとしても
いつだって
新しいスタート
を踏み出すことができます。
そんな前向きな気持ちにしてもらえます。
最後に
日々の一歩はどんなに小さくても、
その一歩を続けることで、
思っていた以上の展開が待っていました。
ちなみに2022年1月から10年日記を書き始めて、
2年目になりました。
10年後どうなっているか楽しみに、
こちらも継続していきます。