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キャッシュレスとキャッシュレス

昨今、
キャッシュレス化が進んでいる。

至る所で、
「ペイペイッ」
と鳴っている。

世はまさに、
キャッシュレス時代である。

ときに私は、
箱根の大涌谷に来ていた。

現金で切符を買い、
ロープウェイを乗り継ぎ、
たどり着いた大涌谷。

目的は
かの有名な
「黒卵」である。

7歳寿命が延びる
ということは、
さほど気にしないが、

以前職場の先輩に、
いただいたことがあり、
いつか自分でも行ってみたいと
思っていたのであった。

「ついにあの黒卵を買える」
はやる気持ちを抑えつつ、
足早にお店の中へ、
そして黒卵売り場へ

子どもにも、
「黒卵買うからね」
と宣言し、
たどり着いた売店

そして、
値段を確認した
そのときだった

【400円(現金のみ)】

400円、ん?現金のみ

うんうん、現金のみ??

さっきロープウェイで
現金使ったけど、
まだあったかな。

うん、あったあった
350円。

どうにか400円にならないか。

どう計算しても、ならない。

とりあえず、外にでて
気持ちを切り替えよう

しかし、
強風で子どもは大泣き、
見渡す限り、黒卵を食べる人達、
なす術なく
再び店内へ。

そして私は現実を受け入れることになる
350円の現金では、
400円の黒卵を買えないということを。

ここで一句

キャッシュレス
旅行で必要
キャッシュです

お後がよろしいようで。


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