マーシャル・マクルーハン メディア を考察する

グーテンベルクの銀河系
人間拡張の原理――メディアの理解
など上梓


メディアの進化

電話 FAX インターネット ツイッター、携帯、FB etc.

メディアはメッセージ

メディア自体にメッセージが含まれている。伝える内容は、伝える方法・手段で規定される。伝える内容は伝える方法・手段で変化する。
伝える内容と方法は不可分で、分離はできないのだ。

1、内容の偏重:コンテンツの偏り、さらに中身のみならず形式、構造、フレームと言うものへも注意を払うべき。ラジオとTVでは明らかに内容が違う。

2、内容と形式:正しいコミュニケーションには正しい、相応しい媒体がある。しかし人に伝わるときは、中身のみでどのように伝えるべきがベストなのか?という問題が問われてない。

3、メディアと心:メディアは人間の知覚習慣を変える。文字が無い、文字あり、

4、メディアと社会:情報漏えい、隠ぺい、民主主義
このように考えるとなぜ世代で考えが違うのかがわかる。例えばテレビ世代、PC世代、スマフォ世代、ラジオ世代など。

メディアはマッサージ

メディアは決して中立的なものではない。常に人に働きかけ、刺激を与える。感覚へのマッサージである。

ネットにより情報を獲得することが可能になった。反面、アマゾンのように「おすすめ」をネット側から提案してくるときもある。
媒体とはまさに体であり、メディアや技術は身体を拡張してくれる。しかもそれは特定の感覚の拡張ではなく、「中枢神経」の拡張になる。
PCの高い能力は、大脳を拡張したに等しいのだ。EX:3D?

メディアは社会全体をマッサージする。

ホットかクールか

ホット   クール

写真    電話
映画    TV
印刷物   セミナー
ラジオ
講演

高精細度、情報量多、受容者補充が少なく、参与性が低い=ホット
低精細度 情報量少 受容者補充が多く  参与性が高い=クール

たくさんのことを伝えようとするのか?それとも内容を端折るのか?
人が多く関わるのか?少ないのか?

例えば講演は、参加者が一方的に聴いて終わる。しかしセミナーは双方向。
本は多くの文字で伝えるが、TVは内容を端折らざるを得ない。

ツイッタ―は?FBは?さらに電子書籍は?メディアはどのように変化するのか?

メディアと性善説

メディアを使ったカンニング、サイバーテロ、などメディアを活用した悪事は後を絶たない。ことメディアに関しては、世の中は性善説に立ち過ぎではないのか?


メディアと身体の後退

テレビは目、PCは脳
進化は、経験の進化。しかし、身体能力は進化したのか?

I fear the day that technology will surpass our human interaction. The world will have a generation of idiots. アインシュタイン

技術進歩による思考能力の後退。安易さ、搾取などネット上で多くの事象が起きている。

ネット時代の教育、思考をさせる教育を生み出すことは不可欠。
その人にしか出せない問いかけが重要。
哲学的な問いかけが本質的な改革になる。

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