モチベーションと仕事
「あ~、モチベーションあがらない!」
「マジ、仕事辞めたい!」
「私の仕事場、ボロボロです。」
確かにそうでしょう。
そのような仕事場においても、
笑顔を絶やさず楽しく仕事をしている人がいます。
同じ仕事をしているのに何故?
両者の違いはどこからくるのか?
笑顔で「ありがとうございます。」と言うだけで
相手も笑顔になり、「こちらこそ、ありがとう!」と相手から返事をもらえる人。
笑顔で「ありがとうございます。」と言っているのに相手は無反応な人。
何が違うの?
恐らく、笑顔を絶やさず楽しく仕事をしている人は、
自分でコントロールできることに集中しているのだと思う。
仕事で言えばお客様に満足して欲しいと思い、
そのために、些細な声かけも心を込めて行なう。
自分にできること、今できることに意識を集中して丁寧に取り組んでいる。
お客様の心の状態よりも、
自分の心の状態が少し上を行っているので、
お客様の心が動かされるのだ。
お客様は、「こんなに心を込めて仕事をしているんだな~、ありがたいな~。」
だから、つい感謝の気持ちを伝えたくなるのだ。
「モチベーションがあがらない!」と言っている人は、
恐らく、自分でコントロールできないことに意識を集中しているのだと思う。
自分でコントロールできないことばかり、
あれもダメ、これもダメ、なんか全部ダメ…。
だから今できることに意識が集中できない。
今できることをしていないわけではない。
やることはやるのだが、
マニュアルに書かれた通り、
クレームにならないすれすれの仕事しかしない。
その結果、お客様からの反応は無い。
そうすると、ますます
「あ~、モチベーションあがらない!」
「マジ、仕事辞めたい!」
「私の仕事場、ボロボロです。」
となるのです。
そもそも「モチベーション」があがる仕事が存在しているわけではない。
ゆえに、仕事を変えても「モチベーション」はあがらないのだ。
あがるのは、「テンション」。
「モチベーション」と「テンション」を履き違えてはいけない。
「モチベーション」とは、
自分の感情と、(相手の)生理反応によって自分の心の中に浮かび上がってくるものなのだ。
「お客様に満足してもらえると嬉しいな~(自分の感情)」と、
お客様からの笑顔と(相手の生理反応)感謝の言葉」、
この相乗効果によって、
心の中に浮かびあがってくるものが「モチベーション」なのだ。
笑顔と感謝の言葉がもらえるから、
さらに自分でコントロールできるこに集中する。
集中するから、感謝される。
この繰り返しである。
自分がコントロールできること、
今できることに意識を集中しよう。
モチベーションがあがるのはその後だ。