
良い環境と雰囲気をつくる
今日は、昔の話をします…。
雰囲気をよくすることは、
必ず全てをよくすることにつながります。
仕事であれば、より高い成果を期待できます。
そして、それは持続可能な成果を出し続けるのです。
以前、営業所の所長の仕事をさせていただいたことがあります。
着任したとき、
前任の所長の机の上は、書類だらけ。
書類が山盛り。
山盛りの書類の中から、
書類を抜き出すタイプの人だった。
私は、9割くらいの書類を捨て、
机の上に何もない状態にした。
もちろん必要な書類はファイリングをして、
すぐに取り出せるようにしたうえで。
そうすると、職員が寄ってきて、
「所長の机、茶色だったんですね!」
何人もの職員が声をかけてきた。
それから、下駄箱が乱雑だったので、
下駄箱を整理して、
営業所の入り口をすっきりさせた。
事務所内の掃除も徹底した。
トイレの掃除も徹底した。
自分で率先して掃除をした。
するとある日、
職員が、
最近、クリップが床に落ちてなくて、
書類を止めるのに困るな~とつぶやいているのを耳にした。
(当時は、まだアナログな時代だった。だから、今、私が書いている内容が令和のこの時代に通用するかどうかは、不明だ…。)
驚愕ですよ、驚愕。
書類を止めるためのクリップが、
常に床に落ちている状態で仕事をしていた環境。
こんな状態で仕事がうまくいくわけがない。
実際、私が所長として着任する前は、
業績は下がり続けていた。
私が所長として着任してから、
3ヶ月くらいすると、
みんなが口々に、
「最近営業所の中が明るいね~。」と、
言うようになった。
外部からのお客様も、
「最近雰囲気がいいですね~」と、
声をかけてくれるようになった。
雰囲気には、力がある。
これは、間違いのないことで、
リーダーの役割は、
職場の環境と雰囲気をよくすること。
そんなことで業績があがるはずがない。
厳しくやらないと、
人は怠けてしまう。
あなたが、人を信頼しないから、
みんなもあなたを信頼しないのかもしれない。
私が所属した最悪の雰囲気の営業所は、
昼の休憩時間に、
カップラーメンのすする音しかしない営業所だった。
そして、ごみ箱はいつも山盛り一杯で、
誰かがゴミを捨ててくれるだろうというような状態だった。
休憩時間の雰囲気とトイレとゴミ箱の状態をみれば、
だいたい、
その会社の状態は理解できる。
雰囲気が大切なんだ、
よい雰囲気を作ることがリーダーの役割なんだ。
いいなと思ったら応援しよう!
