主体性とはなんなのか
こんにちは。
今回は会社で「藤谷さんは主体性があると思いますが、主体性のためにどんなことを心がけていますか?」と聞かれて、いろいろと考えたので個人的な考察を書いていこうと思います。
主体性っていうのは、意識してやっている時点で主体的とは言えないと思っており、その質問をされたときに「主体性なんて考えたことなかった」と即答しました。
なので、主体性って何だろう…って深く悩んだのでこの記事で整理していきます。
一般的な「主体性」とは?
まずは、言葉の定義をググってみました。一般的には以下のようです。
「自分の意志・判断で行動しようとする態度。」
ChatGPTにも聞いてみました。
一般的には自分の意志と判断で行動する人ってことのようですね。
つまり逆に言うと自分の意志と判断で行動していないと主体性がないと思われるようです。
自分なりの「主体性」を考えてみた
一般的な言葉の定義がわかったところで、普段自分がどういう価値観で仕事をしているかを振り返ってみました。
自分は「誰かを助けたいという強い気持ちの表れで行動している!」という結論になりました。
例えば自分が携わるサービスであれば、
ユーザーの業務を効率化してあげたい!ユーザーのお困りごとを解消してあげたい!そのために自分ができることはなんだろう?
社内のチームメンバーであれば、
この人は別チームだけどこんなことに困っていそうだ、そのために自分ができることは何だろう?
ってことを無意識で考えて行動していました。なので、社内では何でも屋さんになっていたりします。
そのうえで、個人的に大事にしている価値観や考えを考察してみました。以下は藤谷個人の価値観です。
人に指示されてから動くのがあまり好きではない
指示された時点で先回りの行動ができていないので遅いと思っている
相手の考えを鵜呑みにせず、自分の意見を言ってから(もしくは頭の中で自分はこう思うと考えてから)相手の意見を聞く。
相手の考えを鵜呑みにすると自分の責任で動けなかったり、その背景や目的が理解できなくなったりする。
主体性を家庭の中で考えるとわかりやすい
料理、洗濯、掃除など家庭の中では生活していくうえで大切な家事がたくさんあります。
家事における「主体性」って何でしょうか?
同じく「誰かを助けたいという強い気持ちの表れで行動している!」につながると思っています。
料理なら…
家族の健康と元気のために、ご飯を作ってあげたい
洗濯なら…
家族が社会生活を難なくこなすために、衣服を洗ってあげたい
誰のために、なぜやるか?がとても明確です。
チームにいるとこの視点が意外にも忘れられがちだったりするんです。
では、同じ「料理」をレストランに例えてみましょう。このレストランのたとえが最近読んだ「ユーザー中心組織論」の中でも出ていまして参考にさせていただきました!
レストランはチームです。
シェフ「レシピ通りに料理を作る」
ウェイター「正確に料理を届ける」
厨房「皿を効率的に洗う」
みんな目の前の作業に追われて、効率性を意識するあまり、誰のためになぜやるか?の意識が飛びがちです。
主体性がないと目の前のタスクに集中して大事な「お客様のため」が見失われてしまうのです。
ここで誰のためになぜやるか?が明確になって、主体性が生まれたとしたらどうなるでしょう?
シェフは「お客様のために最高においしい料理を作りたい。ウェイターがお客様に説明しやすいように仕入れている食材のこだわりを教えてあげよう」
ウェイター「お客様に料理を運ぶだけでなくその料理を引き立たせるためのワインや付け合わせを提案しよう」
厨房は「ウェイターが忙しそうだ!今は手が空いたから手伝おう。そうだ、この間新メニューが出たから提案してみよう」
上記のように主体性(誰かを助けたいという強い気持ちの表れで行動している!)があると、役割を超えて「誰のためになぜやるか?」を考えて、行動ができるようになります。その結果お客様の満足度は組織全体で高めていくことができます。
じゃあどうすればいいのか
誰かを助けたいという強い気持ちの表れで行動している!
この気持ちを高めて主体性に磨きをかけるにはどうすればいいのでしょうか…?とても難しい問題でこれを解決するために「ジョブクラフティング尺度」だったり、ワークライフバランスだったり、仕事へのモチベーションだったりいろんな自己啓発的な本が出ていますがいまいちパッとしません…
個人的に思うのが「自分が携わるサービスで自分が一番のファンになる!」に尽きるかなと思っています…自分がこのサービスの一番のファンであれば、自動的にユーザーにとって何が必要で何を提供してどう行動していくかが見えていくのかと思います。
(ファンは何を望んでいてファンで居続けてもらうためにはどうすればいいかの視点がうまれる)
それがなかなかできないから難しいのかもしれませんが…一旦「主体性とは何なのか」を整理できたので今回は以上です。また、具体的な対策など思いつけば続編書いていきます。