公務員試験2024・司書◆専門試験教材1【図書館概論/法律編】
この教材では、地方公務員試験・司書職の筆記専門科目である、「図書館学概論」の法律分野について、過去問から分析した学習ポイントを提示します。目指すことは、出題範囲を知り、無駄な労力を避け、短時間で効率的に学習することです。法律と用語の解説は最低限に留め、出題ポイントの提示に注力します。そのため、この教材だけを学習すれば合格できるわけではなく、この教材を活用して学習ポイントを把握し、再度、市販されている司書課程用のテキストなどで学習する必要があることをご承知おきください。司書の専門試験の情報源が少ない現状を解決したい目的で編集しています。
内容は、2012年から2023年までに収集した過去問を分析し、出題頻度が高い法律を提示します。無駄を避け最短ルートで理解することが、教養試験も含め膨大な科目数のある公務員試験の攻略法です。公務員試験の専門試験は、専門用語(キーワード)の意味を理解することが重要で、それを反復することで試験問題に対応できるようになります。地道な努力が結果に結びつきます。
図書館情報学に関連する法律は、専門試験の基幹となるため、必ず出題される最重要分野です。また、法律だけでなく、それに準ずる宣言、基準、綱領なども出題されます。法律は難しいイメージがあるかもしれませんが、公務員試験においては、条文を丸暗記する必要はなく、主旨や要旨を理解すれば十分対応できます。例えば、以下の条文を覚えるとしましょう。
第16条 図書館協議会の設置、その委員の任命の基準、定数及び任期その他図書館協議会に関し必要な事項については、当該図書館を設置する地方公共団体の条例で定めなければならない。
図書館協議会 ⇒ 設置、任命基準、定数、任期 ⇒ 条例で定める
このように、ポイントとなる用語(キーワード)をピックアップして、主旨や要旨を掴み簡潔に覚えます。
法律の条文は、ネットでは、総務省のe-Gov法令検索から入手できます。紙ベースで入手したい場合は、樹村房から発行されている「図書館情報学基礎資料 第3版」にまとめて記載されています。
当教材では、法律や宣言の条文を引用し、過去問から分析した覚えておくべき重要な箇所を太字にして示しています。出題歴がない条文は省略しています。
教材のメリットは、常に最新で鮮度の高い知識を得られることです。印刷本のように情報が更新されず、改版ごとに買い換える必要はありません。一度購入し、note会員登録を継続されていれば、いつでも閲覧でき追加料金も一切かかりません。試験対策を中心に、司書資格取得を目指す方の初期的な学習教材として、知識の再確認と習得をしたい現職の方の学習教材としても活用できます。
では、内容に入ります。
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