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アークナイツ合同記事 「オペレーターのモチーフについて 前編」
挨拶
私たち「ロドスの図書館」は、アークナイツの考察を好む人たちが、互いに意見を述べ、情報を共有しながら、アークナイツを考察することを目的としています。
今回はそんな私たちの中から有志の者が、オペレーターのモチーフについて考察をしました。本記事では前編・後編で計6名のオペレーターのモチーフの考察をしています。
勿論、素人の人間の集まりのため内容に正確性を欠く、文章が読みづらい等もあるでしょうが、よろしければ前後編合わせて、お楽しみください。
ファートゥース
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ファートゥースのモチーフについて、生物的特徴及び成長過程の点に着目して考察をしていきます。
また、今回の合同記事ではカジミエーシュ出身のオペレーターが計4名登場することから、カジミエーシュとそのモチーフの一つとなったであろうポーランドとの関係についてもここで触れておきます。
カジミエーシュとポーランドについて
ポーランドの歴史
カジミエーシュのモデルとなった国はポーランドだと推測されます。
ポーランドにある都市クラクフには、カジミエシュ地区という地区があり、これは14世紀、「木造のポーランドに現れて、煉瓦のポーランドを残して去った」と賞賛されるほどにポーランドを大国へと発展させたカジミェシュ3世にちなんで名づけられました。
カジミェシュ3世は「カジミェシュ大王」とも称されており、内政においての大きな成功を収めたとされています。
長くポーランドでは貴族の権力が強く、国王の権力が弱かったため、国内が分裂状態に陥ることが多かったため、貴族による権力の濫用を防ぐために司法制度を改革。また政治的経済的弱者である農民をを保護してその生活の改善を図るとともに、西ヨーロッパで迫害を受けてきたユダヤ人を保護するなどの政策を行いました。
このようなカジミエシュ3世はユダヤ人の法的地位を保障する「カリシュの法令」といった法律を承認し、これ以来ポーランドではヨーロッパの他国と異なり、民族的に寛容な政策を国家・社会の根幹となす伝統が築かれていくことになりました。
ただし、第二次世界大戦時には、ナチスによりポーランドが占領され、ユダヤ人の強制収容地区である「ゲットー」がカジミェシュ地区に設けられることになりました。
カジミエーシュにおいてどのように反映されているか
アークナイツにおけるカジミエーシュでは、「零号地」として感染者の居住地域が定められています。上述のようにカジミェシュ地区はナチスによりユダヤ人の強制収容区として利用された歴史を持ちます。
ユダヤ人についてはユダヤ人居住地区として、ユダヤ人が生活できる区域を制限するということがなされてきましたが、このことはカジミエーシュにおいても零号地として、感染者の居住地区を制限しているという形で反映されています。
また、感染者であっても、感染者騎士として認められれば、騎士としての身分を有して生活することが可能とされており、これは血騎士の優勝をきっかけに制定された「感染者騎士法」に基づくものとされています。
これらのことは、カリシュの法令を始めとした、ポーランドにおけるユダヤ人の保護がなされてきた経緯を踏まえたものと解されます。
他方で、カジミエーシュでは、そもそも感染者騎士として認められるためには、常軌を逸した予選を勝ち抜かねばならず、例え感染者騎士として認められようとも、感染者としての立場に変わりはなく、差別の対象とされていることが、イベント「赤松林」及び「ニアーライト」で語られています。
これらの要素は、ナイスによるユダヤ人の虐殺、迫害の場として利用されてきたカジミェシュ地区の経緯を反映したものだと解されます。
このように、カジミエーシュにはポーランドの歴史的要素を踏まえた関係を見ることができ、カジミエーシュのモデルがポーランドであることが予想されています。
ファートゥースのモチーフについて
①モチーフとされたであろう生物について
そんなポーランドとカジミエーシュとの関係を踏まえたうえで、ファートゥースのモチーフについて、主に昇進2のイラストとプロファイル資料から考察していきましょう。
ファートゥースのモチーフとなった生物は、昇進2のイラストから明確に判別することはできませんが、背後の鳥類のイラストが、ポーランドの国章に描かれている鳥と似ていることから、恐らくはポーランドの国鳥でもある「オジロワシ」だと推測されます。
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ポーランドの国章は以下のようなものであり、細部は異なるものの、鷲のような鳥が羽を広げ、頭に王冠(ファートゥースの場合にはヘルメット)を被り、足を広げているという点で共通します。
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ポーランドの国章との関連性を見ることが出来る点から、ワシの象徴的意味との繋がりも確認していきましょう。
ワシはライオンと対をなすように「空の王者」とされ、古くから帝国や王国、貴族、都市、教会などの紋章として使用されてきました。その象徴的意味合いには、王者や君主、強さ、勇気等の要素の他、その鋭い視力から慧眼としての意味を持ちます。またワシが太陽を凝視することの出来る鳥であることから、神話において不死鳥と同視されることがあり、そのため不死鳥と同様に不死や精神的再生の象徴とされます。
このうち、ファートゥースには「精神的再生」の要素を見受けることができ、それは次のプロファイル資料に表されています。
しかし、騎士になる夢を抱いて、成年後大騎士領へ旅立った村娘は、理不尽な厄運が突如身に降りかかるとは思いもよらなかった。大騎士領にたどり着き、騎士登録を行うその前に、旅の途中の事故で彼女は鉱石病に感染してしまった。血騎士がまだ優勝していなかった当時、感染者が騎士となるなど夢物語にすぎなかった。抱いた夢の炎が無情にかき消され、目指す道を失った少女は、行き場も帰る場所もなくしてしまった。やがて血騎士が優勝し、感染者騎士法案の制定が進められたという情報が伝わってくるまで、彼女はずっと暗闇の中にいた。
一度かき消されてから再び燃え上がった希望の炎。それは目に見えるほど現実的で、凄まじい熱量を秘めていた。手を触れれば火傷するのは必至だが、それでも、人々は追い求めずにはいられないのだ。
この他にもイベント「赤松林」でのストーリー『影ひとつ』では、次のような言葉を発しています。以下では焔尾騎士ソーナとの会話のうち、ファートゥースの言葉のみを記載します。
‥‥‥三週間を、二回経験した。
大騎士領へと来る途中で、私は感染してしまった。感染者だという理由で騎士競技の登録を拒否され、泊まれるホテルもなかったから、この周辺を三週間さまよった。
三週間目、そのシーズンのメジャーで血騎士が優勝を果たした。それから三週間後、感染者騎士向けの登録窓口が設立され、正式に開放された。でもその時、私はほとんどお金を持っていなかった。だから闇市の試合に出て、どうにか登録に必要な手数料を稼いだ。
地下闘技場からメジャーまで、私は不条理な場面をたくさん目にしてきた。
この会話は彼女がレッドパイン騎士団に加入を決める直前のものであり、上記のプロファイル資料の内容をより詳細に語る部分でもあります。
結局彼女は感染者騎士となっても、感染者としての立場に変わりがないことに嘆きながら、感染者を救おうとするレッドパイン騎士団への加入を決めています。
感染者になってから騎士になるまでの過程と、騎士になってから感染者のために戦うに至るまでの過程。この二つの過程それぞれにおいて、彼女の精神的再生の要素を見受けることができ、彼女と象徴としてのワシとの関係を見ることができます。
②オジロワシの成長過程との関連について
彼女のモチーフとなる生物は、オジロワシであろうことを述べました。しかし、オジロワシは大型の鳥であり、ワシの中でも、オオワシと同様に最大級の大きさを誇るとされています。
これに対し、ファートゥースの身長は155㎝と小柄であり、仮に彼女のモチーフがオジロワシの成鳥だとしたら、そのサイズがかみ合っていないと思われます。また、オジロワシの特徴は、名前にもあるように尾羽の白さにあります。しかしファートゥースについては、唯一みられる頭部から延びる羽の先まで褐色となっており、装備などに白の要素を見ることが出来ますが、例えば髪の毛の先などは褐色となっているなど、オジロワシの特徴である白い羽の要素は見当たりません。
実はオジロワシの尾羽が純白となるのは成鳥になってからであり、オジロワシの幼鳥は全体として褐色の毛色に覆われ、ところどころに白い羽毛が見受けられる程度です。
そうすると、ファートゥースはオジロワシがモチーフであるものの、それは成体ではなく、まだ未成熟なオジロワシをモチーフにしたのではないかと考えられます。そこで、ファートゥースに「幼さ」が見受けられるかが問題となります。
ファートゥースの人物像については、彼女のプロファイル資料に次のように記載されています。
ファートゥースについては、寡黙で冷静な、控えめな人物だという共通認識が出来上がっている。
騎士団の初期メンバーたちとの交流を見る限り、彼女は意外にも見た目ほど孤高で近づきにくいということはなかった。冷たい表情の裏に、この感染者騎士はかなり穏やかな、いっそ柔軟な態度を備えていたのである
これらの記載からは、彼女に幼さは見受けられず、むしろ精神的に落ち着いた大人らしさを備えた人物像だと評価するほうが妥当だと思われます。しかし、次の彼女のプロファイル資料からは、彼女が幼い時分を過ごした故郷への想いを読み解くことが出来ます。
彼女はすでに騎士となった。しかし村娘ユスティナの夢は本当に実現できたと言えるのだろうか?感染者になって失ったはずの希望を、再び手にし、その細い糸を辿りながら登っていっても、上に行くほど、かつて憧れていた騎士という存在の裏側に触れてしまう。今となっては、名声や財産よりも、憧れていた騎士の栄光よりも、ユスティナはただ故郷に帰りたいと願っているだけかもしれない。
ロドスでの治療期間中に、騎士団の仲間たちとともにいる時以外、無人のブリッジ上層部はファートゥースが一番多くの時間を過ごしている場所となった。田んぼで労作し、お金を貯めて初めての弓を買った時、いつかかっこいい技を放つんだと思いを馳せたことを、そこで思い出したりする。お日様の匂いがする積み重なった干し藁が、耳元をかすめる風が、曲を聴いてくれる友人たちが恋しくてたまらなかった。あの時思い浮かべていたかっこいい技をようやく放てるようになった今、彼女の願いはもう、昔の単純で平和な田舎生活に帰りたい、ただそれだけになっていた。
これらのプロファイル資料の記載からは、彼女が幼い頃を過ごし、騎士になるという夢を持ち、その夢を叶えて帰るはずだった故郷への郷愁を読み取ることができます。
そうすると、彼女に見ることのできる「幼さ」とは、現状の彼女ではなく、彼女が幼かった時を過ごした故郷で、昔の単純で平和な田舎生活に戻りたいという願いにあり、そしてそれは、もはや叶わないことを彼女は理解しています。
もちろん、感染者になった以上、昔の生活に戻るなど到底不可能であることを、彼女は誰よりもよくわかっている。
故郷から遠く離れたカジミエーシュの地で、彼女は騎士になることを夢見ていた村娘としてではなく、感染者騎士として戦わなくてはなりません。そんな彼女の活躍は、イベント「赤松林」及び「ニアーライト」で描かれています。
ファートゥースは騎士になるという幼い頃からの夢を叶えながらも、現状は幼い頃の生活に戻りたいという願いを抱えています。その一方ではレッドパイン騎士団の一員として、感染者のために活動を続けており、騎士になることを夢見ていた村娘のユスティナから、感染者騎士としてのユスティナへと成長している段階なのならば、彼女に未だオジロワシの純白の尾が見受けられないのも、彼女が未だ大人になり切れていないことを表しているのかもしれないですね。
まとめ
以上より、ファートゥースのモチーフとなった生物は「オウギワシ」であり、しかもそれは未だ成長過程にあるものだと考察します。
彼女はレッドパイン騎士団とともにロドスへとやってきましたが、レッドパイン騎士団としてもカジミエーシュにおいて新たな行動を起こそうとしています。今後の活動が彼女にどんな影響を与え、どんな成長をしてくれるのか。いつか、彼女の活躍が風に乗って、遠く離れた故郷へと届くことを願って、ファートゥースのモチーフ考察を終わろうと思います。
written by maru(https://twitter.com/mm_arkkl)
アッシュロック
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皆さん初めましてディルと申します。普段はオペレーターの誕生日について考察していますが、今回はオペレーターのモチーフについてです。前置きはここまでにしてアッシュロックのモチーフを見ていきましょう
アッシュロックのモチーフ
アッシュロックのモチーフ
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アッシュロックの種族はザラックとなっています。
他のザラックでいうとカシャ、グラベル、ショウなどが該当します、これらのモチーフは全てげっ歯類です
なのでアッシュロックもげっ歯類なのですが、げっ歯類にはリス、ネズミ、ヤマアラシの3亜目たいべつされます、アッシュロックはそのなかでも
![](https://assets.st-note.com/img/1653921481422-xX3RqVrqkr.jpg?width=1200)
立った耳や毛深い尻尾などから、リスに近いことがわかります
さらに尻尾が後ろに倒れてることや耳が立ってることからリスのなかでもエゾリスだと推測できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1653921481466-sE56F9wttd.jpg?width=1200)
エゾリスは小さい体からは予想できない様々な能力を持っています、基本木の上で生活するので素早く樹上を移動する俊敏性や長い指を器用に使い比較的重い物を運んだり、餌を一ヶ所に集めて蓄えておくという知能もあります。ではこれらの能力とアッシュロックの合致点を確認します
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まずは俊敏性からです、上の通り普段は動きが遅いものの大砲を手放すとかなり素早く動けることがわかります。また大砲を手放すと素早く動けることから大砲がかなり重い物と推測されます、なので比較的重いものを運べるというのも合っています。
次に指ですが…こちらは今のところ確かめる方法がないので割愛させていただきます。
最後に知能です
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上の2つの簡単な説明として
一つ目はリロードの隙をつかれ攻撃されたあと即座に大砲を外し即座に近寄り素手で攻撃しました、そして後退した瞬間に大砲に新しい弾倉を装填しました。
二つ目は相手の突進を大砲の発射時の反動ですり抜けそのまま背後に周り砲口を突きつける場面です。またこの技はフレイムテイルが「いつの間に自分の技を盗んだの」と驚いているためこっそりと練習をしていたとも予想できます。
これら2つをみるとかなり知能が高いことがわかります、しかも急なイレギュラーの対応にも冷静に対応していており、判断力も高いことがわかります。
エゾリスは日本の北海道のみでしか生息していませんではそれとアッシュロックの関係性について少しだけ考えてみましょう。
エゾリスは一部の所でしか生息していない、つまり一ヶ所に留まっていると言えます。私はアッシュロックにも同じことが言えると考えます、アッシュロックは元々貴族騎士でした、鉱石病にかからなれば彼女は彼女の一族カリスカの長や貴族騎士になっていたでしょう。そんな鉱石病にかかるまでは貴族の子として過ごしていました。
しかし鉱石病にかかってから彼女は一族を追放されました、そして彼女は騎士になりました、その後紆余曲折ありレッドパイン騎士団をフレイムテイルと結成しました、そして彼女はそこで騎士を続けました。
その後、今度はロドスに来ました、今はロドスが彼女の留まる場所です。
彼女は三度留まる所を変えました。しかしそのどれもが彼女にとって大事な場所であるように感じました。
以上のことからアッシュロックはエゾリスの特徴や特性をうまく表していることがわかります。
以上でアッシュロックのモチーフ考察を終わりにします。
written by ディル
プラチナ
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こんにちは。今回の合同記事でプラチナを担当させていただきます、ペンギンです。それではさっそく行きましょう。
モチーフについて
今回の記事ではプラチナのモチーフを考えていきます。
アークナイツはたびたび、昇進2のイラストにモチーフとなるものが書かれていることがあります。下の昇進2の画像を見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653921640410-V4TVxzwljM.png?width=1200)
見てわかる通り、ペガサスが書かれています。また、プラチナはストーリー内でも自らのことをペガサスと言っていたり、プラチナのスキル2の名前がペガサスアイというのも根拠になります。ではペガサスがモチーフなのでしょうか。
しかし、背景にはチェスも書かれており、そしてこのチェス盤には唯一ナイトの駒が描かれていません。ならチェスの駒であるナイトがモチーフなのか。
私は、この2つが組み合わさったものがプラチナだと思っています。
ペガサスについて
プラチナがペガサスのモチーフとなっている所について考察していきます。
そもそもペガサスというのは
ギリシア神話に登場する伝説の生物である。鳥の翼を持ち、空を飛ぶことができる馬とされる。海神ポセイドーンとメドゥーサの子で、クリューサーオールと兄弟。ラテン語ではペーガススといい、英語読みペガサス(Pegasus)でも知られる。日本語では長母音を省略してペガソス、ペガススと呼ばれるほか、天馬(てんば、てんま)と訳される。
というものです。
そしてペガサスのシンボリズムにはこのような意味があります。
ペーガソスは「霊感」の象徴とも、ローマ時代には「不死」の象徴ともなった。また紋章学上では「教養」や「名声」の象徴である。
ここにプラチナのモチーフになっているであろう部分があります。
部分としては、「紋章学上では「教養」や「名声」の象徴である」のところです。
まず、「教養」の部分についてです。
「教養」という言葉を調べてみると
1 教え育てること。
「君の子として之 (これ) を―して呉れ給え」〈木下尚江・良人の自白〉
2
㋐学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。「高い―のある人」「―が深い」「―を積む」「一般―」
と書いてあります。
プラチナは学校を卒業し、そこから騎士競技へスカウトされ、オーディションで準優勝し競技騎士になりました。しかし、先代プラチナにスカウトされ無冑盟に籍を変えました。そこで、指揮や統率といったリーダーとしての要素も鍛えられました。そして先代プラチナが死亡し、プラチナを引き継ぎました。無冑盟のアサシンは3-2-1の逆ピラミッドになっており、プラチナは1の部分になります。つまるところ中間管理職です。中間管理職は上司を支える立場であり、部下を教える立場でもあります。この部下を教えるというところが「教養」の1に該当するのではないかと思います。
また、プラチナの基地スキルは狙撃エキスパートβというものです。(昇進2状態)基地スキルにもこの1があてはめられているのだと思います。
次に、「名声」の部分についてです。これは言わずもがな騎士としての名声です。
プラチナはかつて独立騎士だったのにもかかわらず、それなりの名声を手に入れていました。またプラチナ自身も
「カジミエーシュで騎士になりたくない人なんている?」、「たしかに騎士に関する不祥事が絶えずに起きている。一夜にして名声を失う騎士もいる。でもそれが私に起こりうるだろうか?」
といっていることから、騎士への憧れ、そして名声を保持することができるという自信があったように見えます。
しかし、先代プラチナにスカウトされ、そこで教養を積んでいる間に名声を失いました。
プラチナは「教養」については人一倍あります。しかし「名声」は一時期は手に入れていましたが、今となっては皆無です。見事に「教養」と「名声」が対比になっています。
チェスについて
次はチェスについてです。
チェスというのはざっくり言うと、白と黒の駒を使って戦うゲームです。将棋に似たものと思っていただくとわかりやすいと思います。そんなチェスですが、将棋とは違い、明確に先手と後手が色で決まっています。白が先手です。基本的に先手は積極的に攻めます。それを知ってからもう一度プラチナの昇進2の画像を見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653921640621-TSdLsiRfyp.png?width=1200)
周りの駒が全て黒なのに対して、プラチナは白く見えます。これはプラチナの性格を表しているものと思われます。
例えば、プラチナはドクターに対し恋愛感情の様なものをもっています。プラチナの印を見てみると
遊園地のペアチケット。週末に一緒に行こうか。
と書かれています。このようにプラチナは白の先手の様な性格をしています。
また、最初に書いた通りこのチェスにはナイトが描かれていません。つまりナイト=プラチナとなります。もちろんナイトは騎士のことなのでカジミエーシュの騎士を指していると思われます。しかし、それだけの理由でナイトが選ばれているわけではないと思います。
チェスのナイトは駒を飛ばして進むことができる唯一の駒です。通常2Dとなるボードゲームに3Dを追加することのできる機動力の優れた駒です。この部分がペガサスの部分と掛けていられると思われます。
終わり
以上のことからプラチナはペガサスの「教養」、「名声」と、チェスの駒がモチーフとなって創られたキャラクターだと思われます。
これで僕の考察を終わりたいと思います。
written by ペンギン(https://twitter.com/Arknights0601)
後編記事はこちらから。