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ダンジョンズ&ドラゴンズ入手ガイド

こちらはホビージャパンが当初展開していた方のダンジョンズ&ドラゴンズ第5版に関する記事です。多くは同じ考え方が通用するはずですが、2022年冬以降ウィザーズ・オブ・ザ・コースト主導で展開される商品群に関して正確性を欠く内容となっている可能性があります。

第5版に入ってからのダンジョンズ&ドラゴンズの躍進は眼を見張るものがある。SNSでも日夜ダンジョンズ&ドラゴンズに関するニュースが飛び交い、今まで馴染みのなかった非電源ゲーマー、TRPGプレイヤーの方々も興味を惹かれているのではないだろうか。
この記事ではそんなダンジョンズ&ドラゴンズ第5版の書籍を手に入れるためのあれやこれやを具体的な店名・サービス名を交えて紹介しよう。

店頭で日本語版を購入する

最も簡単なのがこの方法だ。支払い方法も現金・クレジットカード・各種電子マネー・溜まってるポイント・etcと豊富で、送料はかからず、品薄によるプレミア価格になることもほとんど無い。
ただし、ダンジョン&ドラゴンズ第5版の日本語展開は残念ながら書籍扱いではないため関連商品にはISBNが無い。つまりよほど親切な書店でない限り取り寄せは望めないのだ。ラッキーにも店頭に現物があれば購入できるがそうでない場合は難しいと考えておこう。

他にはイエロー・サブマリンなどのホビー系のショップでも取り扱っている場合がある。これらの店舗では取り寄せに対応してくれる場合もあるが、他店在庫次第となることが多いので注意しよう。
この種のホビーショップでダンジョンズ&ドラゴンズを積極的に取り扱っている店舗は、Hobby Japanダンジョンズ&ドラゴンズ公式サイトのニュース一覧の過去記事にリストが用意されているのでそちらを参照しよう。(それにしても公式のこういう情報が見つけづらいのはどうにかならないものか)

あとは忘れがちなのが家電量販店の存在だ。特にヨドバシカメラは非電源ゲームの取り揃えに力を入れており、ダンジョンズ&ドラゴンズの書籍だけでなく、ゲームに必要なダイスやフリップマットまで用意している店舗もあるようなので近くにあるならばチェックしておくと良いだろう。

国内で通販する

近隣に上記のような取り扱い店舗が無いという場合もあるだろう。その場合はネット通販が有力だ。
Amazon.co.jpが手軽だが、マーケットプレイスの出品で通常よりも大幅に高い、いわゆるプレミア価格になっている場合があるので他の通販サイト、例えばヨドバシ.comこかげ書店イエロー・サブマリンのオンラインフラグシップなどを見比べておくと良いだろう。

クレジットカードを入手せよ

ネット通販でネックになるのがクレジットカードだ。代引きや銀行振込などで対応してくれるショップも多いがクレジットカードがあるに越したことはない。

クレジットカードの代替になるものに、引き落としが銀行口座からではなく予め入金しておいたデポジットからとなるプリペイドカードというものがある。
少し前なら18歳以上であれば審査なしで入手可能なVプリカが有力な手段だったが、最近はさらに条件のゆるいKyashなどのスマホアプリのプリペイドカードが存在するのでそちらを利用するのもいいだろう。これらのプリペイドカードはその名の通りコンビニや銀行ATMで入金した分だけしか利用できないので使いすぎ予防やセキュリティ対策にも有用だ。
Kyashで作成したプリペイドカードはAmazon.co.jpやPaypalなどで利用可能なことを確認済みだ。

海外から通販する

日本語版だけで飽き足らず本国アメリカで展開されている商品が欲しい場合はどうすればいいか。

一応日本にも海外製品を取り扱っているショップは存在する。イエロー・サブマリン 秋葉原RPGショップ書泉グランデがそうだ。しかし当然ながら入荷数は限られており、望みの品が入荷しているとは限らない。

となるとやはり最終手段は海外ショップからの直接通販だ。Amazon.comなど多くのネット通販サービスは日本からの注文に対応しているし、Paizo.comなどのRPG特化のサービスを使えばサードパーティの製品すら入手可能だ。(電子書籍販売大手のDriveThruRPGは現物も取り扱っているけど日本からの通販は対象外らしい、残念!)

さらなる裏技

ダンジョンズ&ドラゴンズの書籍はかさばるので可能ならば電子書籍で揃えたいという方もいるかも知れない。しかし厄介な歴史的背景があり、ダンジョンズ&ドラゴンズの現行エディション(つまりは第5版)が電子書籍として販売される可能性は低い。

しかしながら、電子書籍ではないというだけでダンジョンズ&ドラゴンズのデータをPCやタブレットから参照する方法は存在する。D&D BeyondRoll20 Marketplaceを利用すればいいのだ。
D&D BeyondもRoll20もメインはゲームを支援する諸々の機能を提供するwebサービスなのだが、その中にデータやルールの参照機能があり、代金を支払うことによって公式の書籍に含まれるデータやルールも追加で参照できるようになるのだ。これらのサービスは日本語版がまだ発売されていないルールブックやシナリオモジュールの多くを網羅しており、かつ現物を購入するよりリーズナブルとなっている。
Roll20の利用が日本では下火ということもあり筆者のおすすめはD&D Beyondだが、どちらを使うかは好みで決めていい範囲だろう。

まとめ

ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版は日本語展開が書籍扱いでないため、手に入れるにはちょっとした前知識が必要になることがあるが、今は通販の販路も広がっているので意外とどうにかなるぞ。
英語版でもいいならば電子書籍はないもののそれと似たようなものはあり、リーズナブルに入手可能だ。

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こちらの記事はダンジョンズ&ドラゴンズ第5版初心者~中級者サポート誌「5e Zine」のvol.1に寄稿した内容を主催のぱらでぃん氏に許諾を得て一般公開したものになります。

同企画は継続進行中で5e Zine vol.2にliarnoseは
・スターター・セットの「ファンデルバーの失われた鉱山」をクリアしたけど続けて遊びたい人へのガイド
・キャラクターの位置関係をゲーム的には全く無視する戦闘の処理の仕方「脳内劇場スタイル」の紹介
・シナリオのチルアウトパートを掲示板等で処理することで実セッションの時短を狙う手法の紹介
の3本のコラムを寄稿しております。

ゲムマ2020秋とイエサブ委託で頒布予定なのでぜひそちらもお願いします。

宣伝 その2

5e Zine vol.3も出ました。こちらにはゲーム中に使っていいルール本の範囲の規定、いわゆるレギュレーションの話でお邪魔させていただいてます。


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