「私」の好きなYOASOBI
はじめまして。
初めてって何をどうしてもいいものか分からず、いまさらの初投稿となりました。
よく分からないながら、「私の好きな」ものについて書いてみようと思います。
私情ばかりですがご容赦ください。
タイトルのとおり、「私の好きな」アーティストはYOASOBIです。
はじまりは、就活が終わってゆったりしてみよう、世間の流行りでも聞いてみよう、というところで
すごい、どの曲を聴いても美しい
と、思いもよらずハマってしまいました…笑
ただ、私は別段YOASOBIに対する知識があるわけでもなく、歌詞を誦じることもできず、カラオケでYOASOBIの曲を歌っても全然歌いきれない、そんなライト層のファンです。
なので、ちゃんとしたファンの方が、万が一この文章を読まれると、あまりの無知・解釈の悪さに、挙げ句の果てには文才もないので、怒り心頭になってしまうかもですが、ライト層のにわかのコメントとして捉えていただければと思います。
そして、なぜこのタイミングでこの投稿なのかというと、5/19,20の2daysで開催されたYOASOBI電光石火ツアー(in福岡)に参戦したその興奮のままに…!という理由です。
初日は最前列ほぼど真ん中、2日目も最前ブロックの前寄りと、かなーり席運に恵まれまして、いつまで経っても興奮は冷めやらぬものです。
日頃の行いは決していい方でないので、なぜ?と思いますが、差し引きのようにこれから悪いことが起きないことを祈るばかりです。
せめて悪いことが起きるなら、直近の仕事が1%増えるぐらいの悪いことにとどめてほしい。(強欲)
私、実はYOASOBIに限らず、ライブというものにはじめて参加したのですが、はじまる前は
スタンディング?声出し?
いやいや、私はもう座って聴いとくよ。ライブってよりまずは歌を聴くものでしょ?
と思っていましたが、はじまってみればもうめちゃくちゃ昂ってしまい、スタンディングはもちろん、声出しも思わずしていました。
ライブって、私はあくまで
演者が歌う、それを観客は聴きに来る
というイメージでしたが、演者と観客で一体となって作り出す、その場限りの一作品なんだな、と思いました。
「聴く」楽しみだけじゃなく、「観る」、「動く」、「叫ぶ」。
演者だけじゃなくて、観客もその会場における表現者の一部で、欠けては全く別物になってしまうような。
そう考えると、コロナ禍の無観客ライブっていうものは、演者側もやりづらかったのでしょうか。
YOASOBIで言えば「KEEP OUT THEATER」や「SING YOUR WORLD」は無観客でしたが、会場にいなくともあれだけ楽しめる演出ができるのはメンバーのみならず、スタッフさんの技量がとんでもないのだなと思いました。
さて、いざライブですが、生で観るYOASOBIは本当に実在して、我々に最高の音楽を届けてくれて、究極の時間を提供してくれるチームなんだなとひしひしと感じました。
それに、観客の客層ですが、もちろん若い人が多いことには多いです。
しかし、割とご年配な方もいらっしゃれば、お子さん連れのご家族もいて、なんだか幅広い層の人がこのYOASOBIというコンテンツを楽しんでる、共有しているっていうのが感じられて、なんだか私も嬉しくなりました。
ではライブの中身は…というと、悲しいかな老化による記憶力低下なのか、興奮なのか、飛び跳ねてたからなのか、本当は感動し過ぎて精神は卒倒していたのか、細かい部分の記憶があんまりないんですよね…
どれが印象に残った、あれが感動した、ああいう演出があった、というのも、明確に覚えてるものが多くなくて、「心に刻んで」とAyaseさんに言われておきながら全然刻みきれてなかったのは反省点です。
ただ、間違いなく言えることは、
めちゃくちゃ楽しかった!
完璧で究極の2日間だった!
ということです。
私としては、記憶にこれだけ残っていれば、十分なのかなと思います。
もう、「ここが!」「あそこが!」というのもいいですが、何より、「もうひたすら楽しかった!」とそう思えたことが幸せなことでした。
ついでに言うと、もう常に恍惚とした表情を浮かべてたと思います。
なんというか、常にニヤけてました。
みんなが横を向いたり振り向いたりすることなく、常時ステージを見つめていたことを願います。
つまり、
その場でしか味わえない、あの空気感を何より楽しめた、あの雰囲気が最高だった
というのが今回の感想としてふさわしいんですかね。
とはいえ、記憶がゼロではないので、「私」の好きなという部分に絡めて、好きな曲を少し紹介していくことで埋め合わせようと思います。(ライブの曲順は考慮していません)
なお、読解力がないのと、感情とかをうまく表現する力がない(しそもそも感情の機微があんまり分からない)人間が書いていますので、「ん?」と思う箇所が多々あるかと思いますが、ご容赦ください。
1、ラブレター
特に配信当初、めちゃくちゃ聴いていた(どの曲もそうですが)楽曲。
日本郵便との企画で完成した楽曲ですが、原作の小学生の女の子が書いた手紙「音楽さんへ」というのはセンスがありすぎるなと思いました。
まさに「小説を音楽にするユニット」らしい、音楽への感謝を伝える素敵な恋文です。
ライブでは、ikuraさんの優しい歌と、バンドメンバーの奏でる音楽、観客とのレスポンスで、まさに会場全体で音楽への感謝を伝えるような、そんな素敵な空間になったように思えました。
2、アンコール
原作を読むと、終末世界の男女が出会って…という(ざっくりしすぎた)ストーリーでしたが、その世界観しかり、その世界観を全面に落とし込んだ儚さというかが現れている楽曲もすごくいいと思います。
これはライブでもでしたが、1番最後の
「ねえその時は一緒に なんて」
という部分が私はすごく好きです。(理由はうまく伝えられませんが)
特にライブの生で聴く「なんて」は最高でした。
3、ミスター
「はじめての」に収録の1曲。
原作の「私だけの所有者」は、私も「はじめての」の小説集を読んだとき、言うならば「親愛」と「もどかしさ」を感じました。
それを読んだ上で楽曲を聴くと、サビのここ、
すごくグッと来ました。
いざライブでは、私としては間奏?の「ラララ…」の部分、「それでも」につながる流れが、もともと好きでしたが、ライブで好き度は上がったように思いました。
4、好きだ
こちらも「はじめての」に収録の一曲。
原作「ヒカリノタネ」は、SF?とも言える要素を含みながらも、思春期の恋を〜に描いた作品でした。
曲自体も、楽しげなポップな雰囲気のある、季節で言えば「春」のようなあたたかな曲だと思います。
ライブでは、「好きな人いますか?」「好きな人を思い浮かべて」なんて話がありましたが、友だちに紹介してもらった人から急にLINEが途切れるわ、久々にいいなと思った人は脈ゼロ、な私はその問いかけにお地蔵さん状態でした。
私にいつ春は来るのでしょうか?
閑話休題。ライブではあまり記憶はありませんが、こちらも間奏の「アアアア〜」のところはストリーミングの音源では聴けない、生ならではの感じがしてよかったと思います。たしか。
5、セブンティーン
最後にリリースされた、「はじめての」収録の楽曲。
原作は「色違いのトランプ」。
もともと小説は偏食で、刑事小説と医療小説しか読まなかったので、恥ずかしながら唯一「はじめての」の著者陣で存じ上げていた「宮部みゆき」さんの一作。
まさに臨場感と展開が想像を次々超えていくミステリアスなもので、私も読んでいてページをめくりたくて仕方なくなるぐらい、心躍りました。
楽曲としては、前述のとおり、「はじめての」では最後の最後で配信されるのにふさわしいぐらい、躍動感あふれる一曲でした。
ライブでは、ミソハギザクロさんのダンスもよかったですし、楽曲ではないですが、
今日だって残酷な悪魔が鳴いている
の後に入る、ガラスが割れるような音に合わせて、上部のモニター(電光掲示板?)もガラスが割れるような演出をしてるのが好きでした。(たしかそんなのがあったと思う)
6、アドベンチャー
紹介する楽曲の中では唯一原作小説を読んでいませんが、まさにテーマパークに遊びに行くかのような、テンションを上げられる楽曲です。
間奏も、まるでテーマパークで流れていてもおかしくないようなリズムの音楽で、最初から最後まで楽しみにさせてくれるようですよね。
ライブでは、2daysともセミラスト。
ライブはまさに「待ちに待った特別な日」。
私は最初に持ってきてもいいんじゃないかなんて思いましたが、ここでアドベンチャーというのは、最後の最後まで楽しませてくれるような、そんな並びにも感じました。すごくよかったです。
7、夜に駆ける
もう言わずもがなの代表曲。
原作は「タナトスの誘惑」、読む前と読んだ後では、この曲に対する感情も、変わってしまったぐらいで、この曲で「小説を音楽にする」というコンセプトを理解しました。
ちなみに原作小説も読みましたが、私はオーディオドラマも好きです。小説で場面を想起しながら読むのもいいですが、オーディオドラマを聴いて光景を思い浮かべるのもなかなかです。
生歌で聴いたのは初めて(もちろん全曲そうですが)ですが、まさに代表曲。
今大流行中の「アイドル」(後述)ももう代表曲とも呼べるほどのブレイクっぷりですが、私からすれば今でもYOASOBIと聴いて最初に思い浮かぶのは「夜に駆ける」だと思います。
でも代表曲が増える、というのはなんだか嬉しいですね。
どの曲も本当に素晴らしいですが、夜に駆けるは原点にしてまさに究極な一曲だと思います。
もうYOASOBIといえば、と言うにふさわしい一曲だと、生歌を聴いて改めて実感しました。(細かいところは記憶がないので、あまりにも生歌の感想が薄っぺらいことはスルーしてください…)
↑どうやら「夜に駆ける」のMVはセンシティブ判定なんですね(聴いたことがあるような)
8、アイドル
1度はこの曲をどこかで聞いたことがあるであろう、ここ最近では1番の大ブレイク曲です。
オープニングテーマとなっているアニメ「【推しの子】」も話題となっている理由の1つでしょう。
私も「推しの子」も観てますし、原作小説「45510」も読みましたが、アニメの1話は本当にそのままで、その上で「45510」を読むと、歌詞の意味もなお分かるような気がしました。
もし観ていない・読んでいない人でも、あの曲調が好きな人は多いのではないでしょうか。
それにしても「【推しの子】」の第7話、すごくよかったですね…!
中身までは一応ネタバレ回避で触れませんが、最後の「てへっ☆」はもう、完璧すぎですね。
個人的に重曹ちゃんが「推し」でしたが、黒川あかねもなかなかですね。
さて、今回の電光石火ツアーでは、2daysともアンコールでの曲でした。
会場の「アンコール」の大合唱の後、レーザーのような光が会場中を駆け巡り、イントロとともにメンバーが再登場する様はもう鳥肌ものの演出でした。
以前何かのインタビューで見たとおり、この曲を歌うikuraさんはまさにアイドルかのような振る舞いで、これもまた素晴らしかったです。
ストリーミングで聴くのもいいですが、生歌はまた別格ですね…
9、たぶん
「私」が1番好きなYOASOBIの楽曲は、「たぶん」です。
原作は楽曲名そのまま「たぶん」。
原作は、もう、本当に楽曲そのままです。
別れた男女の哀愁というか、名残惜しさと後悔が滲み出た、男女の人間模様と呼ぶにふさわしい小説です。
楽曲のメロディも、歌詞も、その人間模様といいますか、感情の機微が丁寧に表現されていて、思わず感情移入してしまうようです。
個人的には、歌詞に何度か登場する
たぶん
僕らは何回だって
きっと
“おかえり”
であったり、最後の
少し冷えた朝だ
という歌詞は、グッと来ますね。表現はうまくできませんが、好きです。
生歌でこの好きな曲を聴いた私は、もう惚れ惚れと聴き入ってしまいました。
正直、Day2の曲の終わりの方では、思わず涙が零れそうなぐらいでした。
好きな曲を生歌で聴けるというのは、とっても幸せなことですね。
たしか「怪物/優しい彗星」のシングル(ファンクラブ限定盤)に入っていた、「たぶん -Acoustic Session-」も曲調に合っていて、すごく好きでしたし、もちろん原曲も1番聴いてるんじゃないか、毎日聴いてるんじゃないかってぐらいですが、生歌は最強だと思いました。
好きな曲を上げよう、といっても絞れないぐらいどの曲も好きなので、数は多くなってしまいました。
ここに載せていない楽曲も、どれも好きで、素敵で、素晴らしい楽曲です。
ここまで書いていて思ったのは、原作を読んでいるとより好きになるのかな、とは思いました。
まだ恥ずかしながら原作を読めていない楽曲もあるので、ちゃんと読まなきゃなと思いました。
と同時に、今まで読んだものも、また読みたいなと思いました。特に「はじめての」の4作。
しかし、今回のライブは、おそらく2時間ないぐらい、言えば1時間半強というところでしたが、体感はもう、15分もあるかどうかぐらい、まさに電光石火のごとくでした。
ただ、私は常に恍惚とした表情でステージを見つめていたと思います。
本当に、楽しくて、面白くて、最高で仕方ない。
そんな顔になってたと思います。
そんな感情に、顔になれるライブに参加できた私は幸せ者なんでしょうね。
ちなみに、物販は事前注文の会場受取にして爆買いしていました。欲しかったシークレットのTシャツは悠長に見ていたら売り切れでしたが、あとの欲しいものは買えました(お金使いすぎましたが)。
強いて言えば、袋が何かもらえればなおよかったですね…笑、トートバッグも物販で入っていたので、それに入れればいいのかもですが、ライブ物販購入特典!と言わんばかりに、スペシャルな袋ももらえたらいいなぁ、なんて。(常に強欲)
そして!YOASOBI電光石火ツアーの次回埼玉公演の2日目は「Lemino」というサービスで配信があるそうで、もうライブ後に迷わず私は配信チケットを購入しました。
これ、見逃し配信期間もあるんですね!これは何度も観なきゃです!
ものすごくものすごく楽しみですね!
今回ライブでちょっとだけ思ったのは、きっと、いろんなファンの方とYOASOBIのお話しできたら楽しいんでしょうね。
ただ、コミュ力のない私からすると、見ず知らずの方に話しかける勇気はなさすぎましたが…(たぶん次回以降もおとなしくしてる)
ただ、こんなにもたくさん、私と同じ老若男女のYOASOBIのファンがいることを知れて、とっても嬉しかったです。
今回のライブで、もっともっと、YOASOBIが好きになりました。
なんなら今週仕事中も(ライブ後から1週間かけて書いたので)余韻のおかげで頭の中はライブの回想ばかりでした。
もう、ずっとライブのときに戻りたくて仕方ない。
次は今回のライブで披露されてない「あの夢をなぞって」も生で聴いてみたいですね。
以上、「私」の好きなYOASOBIでした。
長々と失礼しました。