日本人が知らないかもしれないこと

 中国と日本は地理的な違いから、食文化には多くの相違点があります。
 日本は島国として、多くの大都市が海の近くにあります。そのため、日本の漁業は非常に発達していて、魚介類は日本人の食卓に欠かせないものとなっています。
 一方、中国は日本の25倍の大きさがありますが、沿海エリアは東南部しかありません。多くの地域は内陸にあります。中国は牧畜業と農業が盛んでいて、食材は野菜と豚肉が中心です。河川や湖が多くて、淡水の魚やエビは様々な種類があります。
 また、中国人は日本人のように刺身を食べることが少ないです。中国の魚介類料理は、水産のうま味を保つとともに、さまざまな調味料で食材に豊かな味を与えます。初めて日本に来た時、日本人が生の魚をたくさん食べることに驚きました。

 私の故郷の湖北省は、長江(揚子江)に貫かれて、千以上の湖があります。そのため、淡水の水産は非常に豊富です。最も有名なのはザリガニです。

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 実は、日本と同じように、中国のザリガニも外来生物で、自然環境に影響を与えました。しかし、美味しい食材として、現在はザリガニが多く養殖されて、非常に人気があります。毎年110トン(約440億匹)以上のザリガニが食べられました。
(豆知識:1927年に日本はアメリカからザリガニを導入しました。中国のザリガニは日本から輸入されました。でも日本人はザリガニを食べません。)

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 野生のザリガニには有害物質が含まれている可能性があって、食べないほうがいいですが、ザリガニの養殖は水質に厳しくて、基本的に無害で栄養が豊富です。
 湖北では、ザリガニの作り方は主に二派に分かれています。潜江派はザリガニを油で煮込んで作って、宜城派はザリガニの炒め物が多いです。作り方は違っていますが、どちらも麻と辛くて美味しいです。

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 近年、日本で生活する中国人が増えていますから、日本にもザリガニ専門店がありました。機会があれば、ぜひザリガニ料理を食べてみてください。

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