【自己紹介:ブラック企業を転々としていたら、職業訓練校で最高の仲間に出会い、制作チームが立ち上がった話。】
数ある記事の中から目を留めて頂き、ありがとうございます。
はじめまして、Liall.のshibutyaです。
突然ですがまずは、自身の経歴についてお話したいと思います。
〜略歴〜
毎年、なぜか異なるデザイン業務に携わっている「何でもデザイナー」。
建築会社意匠図設計→飲食店で販促物デザイン&広報→IT企業にて広報を行い、職業訓練校にてWEBデザイナーコースを受講。そこで出会った最高の仲間と共にWebデザイナー集団「Liall.」を立ち上げ。WEBデザインに限らず、イラスト作成、販促物作成、ドット絵、動画編集など幅広く実務を行いながら独立を目指す。
…と偉そうに書いていますが、簡単にお伝えするとこうなります。
誰もいない中、一人で孤独に看板デザインをこなす
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長時間労働&深夜残業&連勤耐久戦を行いつつ、ひたすら販促物デザインをこなす
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退職強要に負けじと奮闘しつつ、広報を行う
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(人生疲れたなぁ。宝くじ当たらないかなぁ。(購入したことは一度もない))
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なぜか職業訓練校に行く事になり、カオスなコーディングをしながら奮闘
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卒業後、最高の3人の仲間達と「Liall.」を結成!←今ココ!
(私、何でここにいるんだろう…)
…正直、とても順風満帆とは思えない人生を送ってきました。「人間が一生で経験する全ての出来事は平等」とどこかで聞いたことはありますが、平等って何ですか。果たして私に「人生の安定期」はあるのでしょうか。この波乱万丈伝を友人に話す度に「カオスな人生だねw」と笑われてきておりますが、我ながらそうだと思います。
もちろん全て会社が悪いという訳では無く、振り返ってみれば、その当時の情勢が良くなかったこと、仕事の仕方が甘かったこと、ミスを犯して先輩方にご迷惑をおかけしてしまい信頼を失ったこと…様々な要因が重なり、このようになったのだと思います。
しかし、この波乱万丈な人生の仕事で得てきた技術や仕事の仕方は、何一つ無駄になっていません。(と思いたい。)
…このような感じで、私自身、繋がりもなければコネもない、特に話が上手な訳でも無く、ずば抜けてデザインができる訳ではない。ついでに言うとそんなに友達も多くない。
そんな「無いものだらけの私」でしたが、この度制作チームに入れてもらうことができました。その理由は一体何だったのか。
それは「ただひたすらに、ものづくりが好き。」という気持ちを持ち続け、「罵倒され、非難されながらもデザインを続けてきた経験」があったからこそ、今のご縁に恵まれたのかなと思います。
今回はそんな人生のターニングポイントとなった職業訓練校「WEBデザイナーコース」についてお話したいと思います。
運命を変えた職業訓練校との出会い
初めは正直、応募するかどうかも迷っていました。というのも、職業訓練校の応募期間スタート時、別の会社にインターンとして行く予定が決まっており、内定を蹴らないといけない状況でした。「そこまでしてWEBデザインは本当にやりたい事なのか」、「みんなと仲良くできるのか(小学生並の発想)」、「自分の貯金の状況はどうか」。かなり迷ったのを覚えています。
その結果「ひとまず受けてみて、駄目だったらインターン先にいーこぉっと。」
そんな軽い気持ちで応募することにしました。
数人しかいない説明会→(余裕じゃーん)→受験者50人以上の裏切り
「職業訓練に応募するには事前の説明会に参加必須」との事だったので、複数回ある説明会のうち1回目に出陣しました。ウッキウキでテンションを上げながら会場へ向かうと、参加者はなんと3人。「…あれ、このコースもしかして開催されない?」かなり焦ったのを覚えています。その日、説明をして下さった先生は「今回は少ないね〜笑」と何故か笑っていらっしゃいました。そこ笑ってていいの?ひとまずその日は実際使用する教科書などを確認して、その場を後にしました。
そして受験日当日。いつも通りノー勉(←マネしないで下さい)で試験会場へ向かうと、何故か25人x2部屋の椅子が用意されており、ざっと見ただけで50人ほどの受験生が。
(当日の様子:イメージです)
「…ん?3人じゃないの?合格者数確か10何人とかじゃなかった?」
この時めちゃくちゃ冷や汗をかいたのを覚えています。いや〜裏切られましたわ、ほんまに。後から聞いた話ですが、2回目、3回目の説明会の際にかなりの人数が来られていたとのことでした。なんてこったい。
「アハ〜〜〜無理だわ、これ笑」と内心諦めながらも淡々とテストを受け、渋々面接を終わらせてその日は帰りました。
まさかの合格→必死で食らいつく授業の日々→卒業!
ある日、呑気に近所を散歩してから家に帰宅すると、自分の字体で書かれた封筒が。
「あ、この前の訓練校のお祈りメールかな?」と思いつつ、開けて見るとそこには「合格」の文字が。「んっ…?!」しか言えませんでした。「何故私が?もっと真面目な人いっぱいいたはず…(←当日ノー勉で受験した人)」という疑問を抱きながらも少しだけ、嬉しい気持ちになりました。しかし今だから言えますが本当に何一つ勉強してなかったんです。私が試験に行くまでやっていたことは、「ひたすら食べる、運動する、寝る」ぐらいです。大丈夫ですか、本当に。
月日は流れ、初登校日。当日はいわば「合コン」みたいな入学式のみでしたが、「早く友達が欲しい!」と言う小学生並の考えで、ひたすら隣の女性に話かけまくりました。今から考えると初日の猛烈なアタックにドン引きされていた気もしていますが、後悔はしていません。
結果としてその女性の方とは訓練中もご飯に行ったり、卒業後も連絡をとるなど、良い繋がりを継続することができています。
授業が開始してからは、HTMLとCSSが全く理解できず、拒否反応を封じ込めながら必死で勉強を継続する事5ヵ月。この期間での出来事は有料コンテンツなので割愛しますが、無事卒業する事ができました。
人生何とでもなります、本当に。
膨大なお金をかけてでも、チャンスを取りにいく。
正直この期間、一定金額を稼ぐ事ができないという上で、金銭面でのリスクを感じていました。また収入が無いということから、メンタルも削がれました。しかし実際通い終わった今、このチャンスを取りに行って良かったと心から思っています。
理由としては、
・挫折していた分野だったが(大学の頃に少しかじって挫折していた)、仲間と一緒だったので乗り越える事ができた
・人脈が広がった、何でも相談できる仲間が増えた
・挑戦できる環境に身を置く事ができた
の3つです。
私が受講したコースではその分野での経験が0の人が多く、スタートラインがほぼ一緒、そのため先生方は割とゆっくり、とても丁寧に授業をして下さいました。新しいことの習熟度が遅い私にとっては、このスピード感がとてもありがたかったです。また、一番嬉しかったのは「本気でものづくりをしたい」と思っているメンバーに出会えたこと。それが今のLiall.のメンバーです。
「一人だとどうしても勉強が捗らない」「やる気のある人の近くで仕事をしていると、頑張ろうって気持ちになる」おそらくみなさんも、そのような経験があるのではないでしょうか。ちなみに私は毎日感じています。
もちろん普通に働いていても、「やる気のある人」や「コツコツ努力をしている人」、「ものづくりが大好きな人」に出会うことは当然可能です。しかしその上で、やはり先輩後輩の関係上言えないことだってあるじゃないですか。例えば私が先輩デザイナーさんの前で「このデザイン、なんか微妙っすよ」なんて漏らしてしまった日には、間違いなく首どころか全身吹っ飛んでいます。
しかし、同じ学校で足並み揃えて学び、徐々に親密を深めていくと本音で言える事が自然と増えます。いわゆる恋愛シミュレーションゲームですね。好感度を上げていく感じ。
それを継続すると、上っ面だけの「イイデスネ〜」だけではなく、「こうしたらどうでしょう?」「もっとこうしてみて!」と気軽に言い合える、そんな関係の仲間が自然と集まってくる。それが実現しつつあります。この「お金では買えない環境」を、私は訓練校でようやく手に入れることができました。
職業訓練校に行くか迷っている人、職業訓練校を卒業したてのみなさんへ。
一言で言います。
お金があろうがなかろうが「少しでも興味があるのであれば」ぜひ行ってみて下さい。迷っているなら、飛び込んでみてほしいです。そして卒業後も可能であれば「ものづくり」を継続してみて下さい。
もしあのまま、するっとインターン先に行っていたら、もっとつまらない日々を送っていたと思います。金銭面での安心はできるけれど、少なくとも「ここまでものづくりの話ができる仲間には出会えていなかった」。それは言えます。
また、ものづくりの経験がある方は共感して頂けると思うのですが、「生みの苦しみ」はとても辛いです。私の友人は「お産だわ、これ」と言っていました。男性なんですけど。
作る、壊すの無限ループ→終わらない修正→もはや完成形が分からない。訓練校の時にも何度もその葛藤がありました。しかし周りが努力している姿を見ると、自然に自分もやろうという気持ちになります。少なくとも私はすごくそう思いました。
…と長々と書いてきましたが、これが私の社会人人生と職業訓練校での出来事です。
こんな「どこにでもいる社畜」でも「Webデザイナー」になれるのですから、みなさんなら大丈夫です。
学んだことを惜しみなく発信します。
これからLiall.のメンバーとして、自身が経験した出来事を交えながら「ちょっと誰かのためになる」デザインの勉強法、チーム制作ノウハウ、などをお届けして参ります。少しでも、今日のあなたのお役に立てますように。
よろしくお願いいたします!
あと、最後に一言、
入りましょうね。
記 / shibutya
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