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【商品価値は】フリーランスとしての『自分』の売り方【自分の価値】

数ある記事の中から目を止めて頂き、ありがとうございます。
こんにちは!
Liall.(リアル)のディレクション担当、藪内です。
「Liall.ってなに?」という方はこちらから是非サイトを覗いてみてください!

独立当初はなかなか仕事がありませんでしたが、最近ではありがたいことにお仕事が頂けるようになってまいりました。
また、Web制作から派生してその他のお仕事もご相談・ご依頼いただけたりと、少しずつではありますが軌道に乗ってきたのかなぁと感じる今日この頃です。

自分は最初から「実務経験なしの人間としてはかなり高めの金額設定」を打ち出しており、独立当初は仕事がありませんでした。
しかしながら、現在そこそこお仕事がもらえて生活もまぁまぁ出来ておりますので、「派手に失敗した」というほどでもないですし、「シンデレラストーリー」というほどでもないかなと。
まずまず無難にスタートを切れたのではないかと感じております。

そんな私が、独立当初「高めの金額設定」以外に考えていたことと、現在のお仕事の傾向との間にどれくらいの乖離があるかという点から、フリーランスのWeb制作者が仕事を得るために、どうやって自分を売り込むかという点について私見を述べたいと思います。

①自分のホームページを作るときに考えたこと

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自分の営業用ホームページ(人によってはポートフォリオがその場合もあるかと思います。)を制作する際に、皆様はどのようなことを考えて制作したでしょうか?
まだ独立するか迷っていた頃の私は、「ポートフォリオ オシャレ」とか「ポートフォリオ 参考」とかで調べて、自分が素敵だなと思うサイトのうち、自分でも制作が出来そうなものを真似したら、それなりのものが出来るかなと思っていました。

実際に「独学からフリーランスになりました」系のブログを読んでいると、その方のポートフォリオサイトへのリンクが貼られていたりするのですが、
結構似たり寄ったりというか、とある有名人のポートフォリオサイトと同じ雰囲気だなと感じることがあります。

これが良いか悪いかは別として、実際に独立を本気で考え出した頃から、「私が同じ事をやっても仕事を受注できないだろうな」と考えるようになりました。
私とその人では強みが違うので、その人の強みを活かしたポートフォリオサイトを真似ても自分の強みは伝わらないのではないかと思ったからです。

でもここで、あることに気づきました。
『自分の強みって何?』ってことです。

②自分の強みを探したときに考えたこと

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漠然と「自分の強みはこの人と違うな」と感じておきながら、自分の強みが何か分かっていませんでした。

そこで自分の強み、もしくは売りを探そうと思いました。
ちなみに私は「職業訓練でWeb制作を学んだ」ことはあっても「制作会社で働いていた経験」はありませんので、過去の華々しい経歴をアピールすることはできません。
また、デザインも職業訓練で学んだのが初めてであり、本職のデザイナーはもちろんのこと、美大の学生さんはおろか、デザイン好きの一般人にも劣るレベルかもしれないと不安がありました。
コーディングについては多少マシだったかもですが、それでも武器にできるほどではないという意味では、デザインと同様です。
つまり、Web制作者でありながら、「制作について」を売りにできる素養がありませんでした。
でもこれって、「独学やプログラミングの学校で学んで就職や独立を目指す人」と同じだと思います。
ほとんどの人は、学んで数か月~1年で本職に敵うわけがないと思います。

ただ、私はそれでも独立してこの業界で頑張ってみたいなと思っていましたので、何か強みを探す必要がありました。

中には「女性的なデザインが得意です」とか「Wordpressならプラグイン制作からなんでも任せてください」って人もいると思うのですが、少なくとも私は自信を持って言えそうにないなと感じておりましたので、「デザインやコーディング」に関する部分では強みを打ち出すのが難しいかなと判断しました。

デザインやコーディング以外で、需要がありそうなスキルとしてSEO対策やマーケティングに関する知識なども思い付きはするものの、そのあたりもなかなか声高に主張することは無理だなと判断しました。

そこで私は一度Webに関する自分のスキルから離れて、自分がもしフリーランスにホームページを制作依頼するなら何を優先とするかについて考えました。

「それこそ素晴らしいデザインや、優れたコーディング技術、集客出来るホームページに必要な知識とかやろ」と思うかもしれません。
でもそれだけではないかなと。
というか上記内容は、プラスアルファかなと思いました。

私なら、まず最低条件として「連絡が不通になるような人や、依頼途中で逃げ出すような人を避けたい」と思いました。
そして「途中で何度も追加料金を請求してきたり、納期が何度も延びるのも困る」し、「それなりの金額を払うなら、きちんと信頼できる人でないと頼もうと思わない」ということでした。
こういう条件を満たしたうえで、デザインやコーディング等の技術がある人が良いと思いました。

③「怪しい、信頼できない」と思われないために考えたこと

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いくら「私は怪しくないし、途中で仕事を投げ出したりしませんよ」と言っても、それだけでは信用してもらうのは難しいと思います。
結構、この問題は大きくて、既にSNS等で一定の地位を築いている人やこれまでの実績がある人はともかくとして、一般人かつ実績0の自分では、信用を得るのは難しいわけです。

そこで私がホームページを作る際には、信用を得るために出来る限りのことをしようと思いました。
私がやったことは、
・顔出しすること
・デザインは全体を通して真面目に見えるように、一方でオシャレさや派手さは意図して外すようにしようとしたこと
・士業事務所勤務経験を全面に押し出したこと

特に士業事務所勤務経験は割と大きな差別化になっているかもしれません。
実態はともかくとして、○○士という職業は「真面目」とか「頭が良い」とかいうイメージが一般的かと思います。

どちらかというとフリーランスというと、オシャレだったり、意識が高かったりというイメージがあると思います。
私の強みは、一般的なフリーランスがもたれるイメージとは違う方向性であると思ったので、
「オシャレさとか意識高いってのは避けたいけど、制作会社に依頼するより融通が利きやすい人を探している」
「自社が信頼感を大切にするべき業種のため、そういうのが得意なクリエイターを探している」

こういう人に刺さらないかなと思ったわけです。

④実際に独立してみて感じること

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私にお仕事をご依頼いただく人の傾向は、おおよそ私が最初に設定した層になりました。
少なくとも今日まで「超オシャレなデザインを作ってほしい」という層はいません。
士業や中小企業のなかでも「オシャレさや面白味より信頼感の感じられるデザイン」を制作してほしいというご依頼が多いです。

やはり「オシャレな人はオシャレなデザインをしてくれそう」と感じるように「真面目な人なら信頼感あるデザインをしてくれそう」と感じてもらえているのかもしれません。

また、あまり競合がいない分野でもあるかなと感じております。
元々士業事務所で多くの経営者とお仕事・プライベート問わず色々なお話を聞かせていただいてきた経験があるので、
例えば経営や業界に関するお話なども、知ったかぶりせずある程度きちんとお話を聞くことができるというのもメリットかもしれません。

そして反対に、「凄くオシャレなホームページ」「画面がめっちゃ動くような面白味のあるホームページ」を制作してほしいという依頼はほとんど来ないですね…。
まぁ、初期段階でターゲット層に入ってないからある意味正しい姿ではあるんですけど。

⑤今後の展望について

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基本的には、自分の強みを生かしながらこれまで通りお仕事をこなしていくつもりです。
ただ、幅を広げていきたいとも思っているので、少しずつではありますが、今まであまり営業してこなかった業種にも営業してみようかなと思っています。
幸い、困ったときはLiall.のメンバーがいるので、自分の苦手な分野は得意なメンバーに助けてもらいつつこなしていけるので、果敢にチャレンジしていこうと思います。
これからフリーランスを目指したいなと考えている人がいれば、自分のこれまでの経歴で活かせそうな内容を打ち出してみてください。
自然と差別化できて依頼が受注できるかもしれませんよ!

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