コーヒーかすからバイオ燃料!?
コーヒーかすは、ペレットと呼ばれる押し固めた固形燃料やコーヒーかすを発酵して産生されるメタンを燃料とする方法などがあります。
イギリス アストン大学の研究によると、コーヒーかすを培地とした微細藻類からバイオ燃料を生産することができることを発見したようです。
バイオ燃料は、主に油ヤシから作られたり、廃食用油から作られます。
SAF(サフ: Sustainable Aviaton Fuel)と呼ばれる、「持続可能な航空燃料」として注目されています。
理由として、人類が排出する二酸化炭素のうち2-3%は航空機から排出されているとされており、航空会社をはじめて様々な企業や団体が研究をしている分野です。
石油由来の燃料から、SAFに切り替えることで、CO2排出を約80%低減させることが可能といわれており、カーボンニュートラルのキーとなる技術です。
SAFのヤシ油などの植物由来のもの、飲食店からの廃油由来、ゴミ由来など様々な手法により生産されます。
バックトゥザフューチャーPart2冒頭で、ドクがデロリアンにごみを入れて燃料にしていましたが、廃油などが燃料になる時代が現実となってきています。
一方で、ヤシ油生産のためのプランテーション設立による森林伐採など、環境破壊に繋がることも起きています。
今まで捨てられていたコーヒーかすもSAFの原料になり得る可能性は、世界を変える技術の一つになるかもしれません。
コーヒーかすが資源となる時代が現実のものとなるかもしれませんね。
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