20代でキャリアップ転職で失敗しないために【スキル向上はダメです】
「今の会社を新入社員から勤めていて業務にも慣れ、周りからも1人前の社会人として見られるようになってきた。
自然と周りを見る余裕が出てきて、気づけば昇進や転職、独立といった言葉が身近な人から聞こえてきている。
俺も転職とかしたほうが良いのかな?…」
こんにちは!本田祐樹です!
昔の僕も経験した20代のときに必ず経験するこちらの壁について解説していきます。
「コロナ禍をきっかけに今の仕事より将来性のある会社に移りたいと思っている」
「キャリアアップしている人がどんな仕事をしてスキルを高めているのか知りたい」
「周りの友達が昇給や昇格を経験し出していて、何もない自分に焦りを感じている」
私が運営しているオンラインサロンをやっていても、20代でこのようなお悩みをお持ちの方が多いです。
私自身も人生で初めて転職したのが28才でした。
今回はそんな転職を意識しだす20代に向けてのキャリアップ転職についてお話ししていきます。
本日の記事を読み終わったころには「自分なりの方向性」が少しでも決まってくれれば嬉しいです^^
スキルアップ向上を目的に転職してはいけない
最初にお伝えしておきたいことがあります。
面接時や履歴書に「御社でスキルアップをしたいです!」みたいなことを伝えてくれる方がいますが、ほぼほぼ不採用になりますのでご注意ください。。。(いやマジですよ)
「未経験可」と仮にと記載されていたとしても、基本的には会社は「あなたに結果を出して会社に貢献して欲しい」と思っているわけで、「あなたを成長させる」ために採用することはないのです。
いきなり本日の一番大事なこと言いましたよ。
これがマインドとして持てるかどうかで皆さんの転職活動の結果はガラリと変わります。
過去の記事でも言いましたが転職活動は「マッチング」です。
お互いの求めているものが一致しないと採用されませんので、自己成長のためにといった考えを転職でアピールするのはやめましょう。
結果的に目的のスキルアップは達成することには変わりないんですが、そもそも特定のスキルが一生使えるとは限りません。
「○○の仕事は将来も残りますか?」みたいな質問をされるんですが、厳しいこと言うと質問自体が間違えてます。
最近流行りのプログラミングなんか分かりやすくて、言語やフレームワークの追加、変化が激しく特定の技術だけでは仕事にならないそうです。
特定のスキルにしがみつくと将来的には簡単な作業しか任せてもらえなかったりするので、会社で生き残っていくには難しくなってしまいますね。
キャリアアップのデメリットって考えたことある?
転職でキャリアアップを目指す人は多いですが、多くの方の話を聞いているとデメリットについてあまり理解をしている人が少ないと感じています。
皆さん良い結果だけを想像しすぎです!(キレてる?w)
まず20代の場合は即戦力を期待として採用することは基本的には少ないので、転職する時にどうしても年収が今よりも下がる可能性がありますよね。
会社内での人間関係や評価などももちろん0からスタートですからね。
また前職よりも福利厚生のグレードが下がることも結構あります。(意外と見落としがち…)
年収では上がっていても基本給が下がっていてボーナスが増えているのだとしたら私は「年収ダウン」と捉えるべきだと思っています。
ボーナスは会社の業績に影響受けますからね。
あと転勤頻度、有給、育休、社員割引など、生活に関わるものについても下がるかもしれません。
条件面だけでなく仕事内容や人間関係についてもデメリットは発生します。
知り合いの話で中小企業から大手企業に年収アップで転職した人がいるんですが、「仕事がレベル高すぎて辞めたい」なんて言ってました…
こういったデメリットもあらかじめ知った上で転職活動を行わないと、入社後に後悔して再度転職を検討するようなこともありえますので事前に調査や必要なものを知っておきましょう。
そうは言いながらもカンペキな転職活動なんて難しいので、必ず優先順位を明確にしておくことをおススメします。
「インセンティブ重視でも良いから稼ぎを青天井にした」
「同じ場所、人間関係に飽きるから全国展開の会社で転勤族になりたい」
転職経験者やネットの情報など取れる情報は取って、自分の価値観みたいなものを確立していって下さい!
キャリアアップしたいのなら「ポータブルスキル」を身に付けよう
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても使える「持ち運び可能なスキル」のことを呼びます。
これはどんな会社でも必要とされているためぜひ身に付けておきましょう。
良く言われているスキルとしては以下が上げられます。
・論理的思考力
・課題発見力
・計画立案力
・プレゼン力
・コミュニケーション能力
地味に見えますがビジネスには必要不可欠な能力です。
出世などで管理職に上がってくると確実に求められるスキルですし、若手の頃からしっかりと磨いておくことで独立した際にも大変役に立ちます。
くり返しですがポータブルスキルは場所を選ばす使うものなので、転職をせずに今の会社で頑張り続ける方でも、転職をする場合でも付いて回りますからね!
逆に特定の業種、職種でしか活用できないスキルはアンポータブルスキルと言って、「持ち運びできないスキル」のことを表します。
入社時に求められるスキル以外では優先的に学ぶべきスキルではないので、あまり意識しなくてもよいです。
20代の場合はスキルを習得する早く、吸収力が高いので働きながら身に付けていくほうがいいです。どこで使えるのかも分からず、業務に関係のないかもしれないスキルまで身に付けると時間やお金がもったいなくなってしまいますから。
ちなみにですが私は早いうちにポータブルスキルを高めておいたことが、今の結果につながっていると実感しています。
「自分に対して何が起きても対処できる」という自信にもなっています。
日本の景気はまだ低空飛行のままですが、こんな時代だからこそ「明日から無職になってもOK」くらいの自信があると何だか楽しく生きれそうじゃないですかね(^^;)
色々話してきましたが皆さんの想像していた転職活動とはイメージが違ったんではないでしょうか?
最後に言っておくと私個人としては転職には大賛成です。
とはいえ最近は言葉だけが独り歩きしてる気がしたんですよね。
「スキルを身に付けよう」
「成長産業へ転職してキャリアアップを」
「市場価値を意識して働こう」
こういった言葉は仰る通りではあるんですが、ものすごくマクロ的だし自分事として落とし込むのが難しいんですよね。
だから結局、「○○の仕事は将来も残りますか?」みたいなズレた質問になってしまいます。
インフルエンサーや転職会社の人は色々と夢ありそうなこと言いますが、「自分に置き換えたら何が起こるか」というのを意識してもらいたい次第です。
ちょっと今日は辛口でしたが普段はゆるい感じで書いているので次回の記事も楽しみにして下さい!