【脱・失敗】キャリアのための転職のデメリットを解説します
皆さん、こんにちは!本田祐樹(@office_lia)です。
本日は「キャリアにおける転職のデメリット」についてお話していきます。
過去の投稿でキャリアに向けて転職をおススメしてきたわけですが、そうは言っても全員に当てはまるわけではないのも事実です。
経済的に見ると転職エージェントという仕事があるくらいなわけで、人材業界の市場規模は7兆円を超える巨大なビジネスになっています。
現に20年前より転職のハードルが下がっていて大儀の意味としては素晴らしいことですが、流行りに乗って失敗する人が増えているとも言い変えられます。
私自身は転職活動は2回経験していて、1回目は就職して2回目のときは辞退して独立することにしました。
つまり「転職は良いこと」と思わずやってきて、自分の納得のいくキャリアを辿ることができました。
私としては皆さんに後悔のないキャリアを送って欲しいので、今回はあえて転職におけるデメリットを解説していきます。
キャリアにおける転職のデメリット①自走できないと成果が出せない
キャリアのために転職するなら「自走力」をつけるようにしてください。
何才で転職するかにもよりますが基本的に転職は「即戦力採用」です。
つまり新入社員みたいに手取り足取り教えてもらえるわけではありません。
いきなり実践やOJTから入って「やりながら覚えていく」スタイルです。
そうなった場合に、
「何をしたら良いですか?」
「○○がわからないので教えてもらえますか?」
みたいな質問はNGだと思ってください。
私も転職で入った会社で半年でマネージャーに出世することができました。
出世が決まったあと本社でマネージャー研修みたいな集まりに参加することになったのですが、そこでは特に細かい指示は出ませんでした。
「自分が何しに来たのか?」
「自分はどんな行動をするべきか?」
こういったことを自分の頭で考えさせられる期間になっていて、私としては良い経験になったのですが大抵の方は心折れると思います。
これはマネージャーのような管理職に限った話ではなく、現場社員にも共通しているお話です。
先に言っておきますが「自分で考えて動く」のはすごく難易度が高いです。
皆さんが現時点で出来ていなかったとしても何も問題ありません。
とはいえ転職すると「自分で考えて動く」ことが必須になるので、もし出来ないのであれば転職せず今の会社でもう少し経験を積まれた方がキャリアのためです。
「いっそのこと難しい環境に飛び込んでしまえ」という勇敢な方もいるかもしれませんが、基本おススメしません。
なぜなら成果が出にくいからです。
くり返しですが転職は「即戦力採用」なので成果が出ていない人に対して良い評価はくれません。
本人にとってもあまりにも成果が出ない日が続くとモチベーションが下がります。
1つの会社のなかで順番に経験を積んでいくことでキャリアを作れるなら、それで十分なわけで難しい選択をあえて取るのはおススメしません。
キャリアにおける転職のデメリット②人間関係が上手くいかないと詰む
もし転職するなら内定のあとに現場社員との面談を必ず取り付けてください。
転職って学校でいう転校みたいなもので、新しい人間関係を作る必要があります。
新しい上司や先輩とソリが合わないとマジで仕事が上手くいきません。
会社って誰かとの協力作業で成り立っているので皆さんのスキルが高くても、周りと上手く連携できないと結果が出しにくいです。
人間関係って一番ややこしい問題でして、自分で解決できないんですよね。
もちろん自分の振る舞いに課題があるのであれば改善するのですが、自分は正常で相手が良くないというケースもあるわけです。
そうした場合に皆さんに出来ることは皆無に等しいです。
新卒からいる会社であれば長い年月のなかで色んな人脈が社内で出来ているはずなので、組織的に解決したり個別に相談したりなど出来ますよね。
転職すると全員知らない人なので厳しいです。
誰かに相談したとしても恐らく進展しないことがほとんどです。
「じゃあ運ゲーじゃないか」と言われるかもしれませんが、仰る通り運ゲーです。
転職した先でも人間関係を上手く出来たら楽しい職場で結果も出やすくなりますが、人間関係に問題があった日には詰みます。
そういった意味では今の職場で人間関係に課題があるのであれば、それは転職した方が良いのかもしれませんね。
キャリアにおける転職のデメリット③福利厚生が減る
ひょっとしたら一番ダメージが大きいと感じる人がいるかもしれません。
転職するなら今の自分の生活体系を計算しておきましょう。
基本的な福利厚生は大体の会社で整備されているのですが、問題はその中身がどのように皆さんに適用されるか?です。
一番簡単なのが有給です。
有給は勤続年数に比例して貯まっていくので転職すると最低日数に戻ります。
また「入社して半年後に2日だけ付与」みたいに、一定期間は有給がない仕組みで運用している会社も珍しくないです。
病気になったら給料天引きで休むことになるでしょう。
また今の会社で家賃補助5万円を貰っていたとしましょう。
次の会社でも家賃補助があったとしても、「社員グレードで金額変動」という仕組みを取っている会社は多いです。
つまり転職者は新入社員と同じ扱いになって、前の会社よりも支給額が減るということです。
ぶっちゃけ面接の時点で聞いてしまえば良いのですが、おそらく内定受諾後に知るケースが多いですね。
あと一番楽しみなボーナスについても求人要項には想定金額が記載されているものの、だいたいの場合は参考でしかないです。
「年2回の賞与」という言葉だけ同じで、トータルの支給額は前の会社より下がるなんて日常茶飯事です。
まあこればっかりは業績と連動するので言っても仕方がないことですが。
こんな感じで転職で福利厚生まで変化することで、思わぬ痛手を食うことは想定しきましょう。
今の生活が何で賄われているのか、転職活動をするなら見直しておいて損ないです。
生活が苦しくなってはキャリアのための自己投資もできませんからね。
まとめ
色々言ってきましたが私としては転職は賛成です。
とはいえ転職という文化が日常的に使われることによって、まるで全員が転職してハッピーになるような空気感には疑問を感じます。
「何となく今の職場が嫌だから転職したい」
気持ちはすごく分かりますが、何事もトレードオフなわけで転職したことで失うものがあるかもしれません。
それも踏まえて転職するのか、それとも今の職場でもう少しだけ頑張ってみるのか、皆さんにとって最適な意思決定ができることを応援します。
「もし転職してキャリアダウンしたらどうしよう」と思わせてしまったらなら申し訳ないですね。
結論から言うと、人によってはキャリアダウンしても問題ないです。
詳しくはこちらで解説しているので参考までにどうぞ!
こんな感じで私のブログで働き方に関する情報を毎日発信しているので、興味を持ってくれた方は明日の投稿もチェックしてくださいね!
それではまた明日!