「キャリアダウンなのかな?」と思ったときに考えること
皆さん、こんにちは!本田祐樹(@office_lia)です。
本日は「自分ってキャリアダウンしてるんじゃ・・・・」って思ったときに考えることを解説していきます。
転職市場では「転職する人の90%は年収ダウン」というお話を聞かれたことがあるかと思います。
また会社の出世でも「栄転」「事実上の左遷」という隠語みたいな文化はまだまだあるため、「自分のキャリアは上がるのか?下がるのか?」ということが気になりますよね。
そこで本日は一般的に言われる「キャリアダウン」の現場を解説していきます。
先に言っておきますが「キャリアダウン」は当事者の主観も大きいので、
「やっぱり辛いな」「むしろラッキーでしょ」など皆さんなりの感情も交えながら読んでもらえればと思います!
キャリアダウン①「年収ダウン」
一番ベタなところから行きましょう。
冒頭でもお話しましたが転職においては年収ダウンが過半数です。
元ペプシコーラにいたスカリーがスティーブジョブズから、
「君はいつまで砂糖水を売るつもりだい?(ドヤァ)」みたいに誘われることは皆無ですw
さすがに極端ですが市場原理と一緒です。
自分のお金で商売していることを想像してみてください。
「良い人を安く雇って長く働いてほしい」
ぶっちゃけ本音はこんな感じですよね?
誰も言いませんが転職市場で起きているのは、こういったことの駆け引きです。
いくらエージェントが仲介してくれるとはいえ転職も商売です。
前職の年収を境目に値段の攻防が起きるので、利益率の高い業界を除いて年収は下がる傾向にあります。
余談ですが年収を上げたいなら転職エージェントは止めましょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
もう一つのパターンとして「大手企業からベンチャーに転職」というものです。
基本的にベンチャー企業には資金に余裕がありませんので、誰が来ようと高い年収を提示することが難しいです。
「ベンチャーに転職して年収アップ」という事例は、会社の業績が伸びたことが要因です。
大手企業のように「年功序列」「インセンティブ」で年収を増やすのではありません。
しかしながら夢はありますよね^^
自分の手で1つの会社を成長させて、自分の年収も上げられたらキャリアとしては最高です。
そんな経験が出来たらヘッドハンティングはもちろん、起業して更に年収を上げることも実現できるでしょう。
キャリアダウン②「不本意な人事異動」
子会社に出向、花形部署から事務職に異動などサラリーマンとして働いていると運悪く本人の意向に沿わない人事異動に巻き込まれることがあります。
「年収は下がっていないけど仕事内容がつまらなくなった」
第一線でバリバリ働いていた人ほど自尊心が下がりますよね。
特に女性は出産や子育てを境に、第一線からフェードアウトさせられることが多く「何のために働いてきたんだろう」と思ってしまうのも無理はありません。
ここで考えるべきことは自分の仕事に対する軸です。
「やりがいは無いけど楽な仕事」
「キツイけど給料は多い」
どちらを選ぶも自由なわけで、「自分はどんな働き方が向いているか」ということを考えてみてください。
今の環境では「自分が実現したい働き方」が明らかに難しい場合は転職するべきです。
最近では従業員の希望で人事異動が叶うケースも増えてきましたが、そうは言ってもレアケースです。
何百人と従業員が居て全員分の希望を聞いていたらキリがないからです。
つまり人事異動を従業員側でコントロールすることは不可能なんですよね。
ここから私個人の見解ですが、人事異動でキャリアダウンした場合は焦らないほうが良いです。
「早くキャリアアップできる会社に転職しないと!」
「会社には期待できないから副業を始めよう!」
気持ちは凄く分かりますが、焦りすぎは大きな決断ミスを招きます。
今はこんな時代なので誰しもが将来やキャリアに不安を抱えていて、
「転職」「起業」「副業」というアクティブな活動へ拍車がかかっている風潮があります。
しかしながら本当に自分を追い込んで働く必要があるのでしょうか?
「仕事が楽になったおかけで新しい趣味が見つかった!」
「部署移動でストレスが無くなり前より会社が好きになった!」
こういった声は意外と多いです。
本当はガッツリ働かなくても良い性格の人間だった、ということが後から分かったのです。
周りが仕事人間のように見えているときは「自分も頑張らなきゃ!」と思ってしまうわけですが、実際には見えない競争に無理やり巻き込まれているケースが多いです。
人生は仕事だけじゃありません。
毎日が「楽しい!」と思える環境を探してみてください^^
キャリアダウン例③「未経験の仕事に転職」
学生の時点で自分の天職を発見できた人は少数でしょう。
最初は良さそうと思って入社した会社で、異業界や別の職種に興味が出た場合は転職することが多いです。
先ほども言いましたが人事異動を自分で引き起こすことの方が難しいからです。
特に20代であれば「未経験可」という求人が比較的多いので、やる気さえあればキャリアチェンジは誰にでも実現できます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
しかし中にはキャリアチェンジしたことで「思っていたのと違うぞ」となる方が居ます。
「前職の会社のほうがブランド力があった」
「未経験なので新入社員のような仕事ばかりしている」
「意外と面白くないことが分かったけど、今さら再転職は難しい」
運の要素もあるので個人差がありますが、キャリアチェンジでこのような悩みを持つ人は少なくないです。
結論、未経験で転職してキャリアアップされている方のほとんどは仕事が出来ません。
当たり前ですが未経験ですからね(^^;)
つまりは結果を出すまでやってみる、というのが一番おススメです。
「イメージと違った」と思うのは良いのですが、問題なのはタイミングです。
転職して3年くらいやって結果を出したり出世したりした場合で、「やっぱり違ったな」となれば再び転職しましょう。
すでに実績があるので「転職多いね」と面接官に突っ込まれても返し刀がある状態だからです。
これが研修期間だと想像通り再び転職するのは厳しくなりますし、先を決めず退職なんてしてしまったら就業期間の不足で失業手当が受け取れない可能性が出てきます。
私の周りで転職してキャリアアップしている方は、仕事時間以外に勉強するなどして相当努力をされた方が多いです。
彼らも「結果を出すまで半人前」という意識でやっていたのでしょう。
そもそも論にはなりますが、転職活動って手を抜けない大事な人生のターニングポイントなんですよね。
後悔しない転職活動をしたい方はこちらの記事も参考にしてみてください^^
断言できるキャリアダウン
最後に「これは確実にキャリアダウンになる」というものを紹介します。
これまでの3例は言っても
「自分の努力で挽回できる」
「人によってはキャリアダウンにならない」
というケースでした。
しかし中には「ああ…終わった…」というキャリアに進む方が居ます。
それが正社員から非正規雇用への転職です。
先ほどの「未経験への転職」で起きがちなんですが、正社員雇用をベースに転職活動したけど内定が取れず非正規雇用の求人に行ってしまうケースです。
理由としてはこちらがメインですかね。
「未経験なんだから当たり前」
「いずれ正社員に昇格できる」
「資格がないと正社員になれない」
まあ分からんでもないですが、非正規雇用からキャリアアップされた方を私はほとんど知りません。
日本は女性差別と合わせて非正規雇用への偏見も強い国です。
非正規雇用から再び転職すると正社員には恐らくなれないでしょう。
あと会社を一度辞めてスクールや専門学校に通ってから転職活動する方への偏見も強いです。
私もこういった風潮は如何なものかと思いますが、こればかりは私個人ではどうしようもありません。。。
転職活動に苦戦して不本意ながら非正規雇用や退職に手を出したくなる気持ちは分かりますがグッとこらえましょう。
悩み相談なら本田がとことん付き合います!
また他の記事でこちらもありますので良ければどうぞ^^
こんな感じで私のブログでは生き方や働き方に関するヒントを発信していますので、「他の話も聞いてみたい」と思ってくれたら高評価やフォローの方をして頂けると幸いです。
またお会いできるのを楽しみにしております。
それでは今日はここまで!