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突然思い立って朗読劇「誰も聞かないラジオの流れるカフェでのお話」を見に行った

田嶌紗蘭さんが出演されてる朗読劇を見てきました。何も考えずに見に行きましたが楽しみました。念願の?漫画家×先輩エンドのようでした。

きっかけはなんとなくTwitterを眺めていたら田嶌紗蘭さんが朗読劇をやってることを知りました。木曜の夜のことです。

朗読劇を勉強するのと、タイトルに『カフェ』が入っていたのと、流れてきた画像もカフェだったので行くことを唐突に決めました。お金のことは忘れることにしました。

知っている役者さんは田嶌さんしかいませんでしたが、演劇見るときって原作を知ってるか役者さんを知ってるかで決めているのでそんなもんですよね。推しのイベは全通!というわけでもないです。とりあえず知ってるからーで行くことを決めるのちょくちょくやります。

〈朗読〉劇

普通の演劇と違うのは役者さんが台本を持っていること。それを活かしてのマルチエンディング形式でした。マイクはスタンドではなくヘッドセット的なやつ。8人全員つけていらしてました。小さな劇場なのでマイク無しで声は通りそうですがこのご時世ですし。
でもそのおかげで田嶌さんのブレスまではっきり聞けました。幸せです。

みなさんが台本持ってるので動きは少なめ、小道具はなしの無対象。カフェの話なのでコーヒーが運ばれてくるわけですけど、どうやらソーサー付きじゃなさそうでした。ちょっとその飲み方は熱くない?とか思ってしまったりもしましたが、そういえばみんな砂糖入れてなかった。なるほど、マグカップか。そんなことないか、私の視力では受け皿が見えなかっただけか。

そういえば始まるとコーヒーの香りがどこからか〜。アロマか?

ストーリーと感想

登場するのはカフェのマスター、先輩、漫画家、警察官、野球選手、ケーキ屋、彼女、保育士の8人。田嶌さんは漫画家。カフェの奥の方で漫画を描いてました。

漫画家フィルターを通したように、野球選手&ケーキ屋、彼女&保育士、マスター&マスターの子供の警察官、そして幽霊マスターの先輩。

オープニングの前は、テンポよく立ち上がりセリフを言って次のキャラへ紡いでいく。オープニングは音楽に合わせて舞台中央の黒板に描かれた役者の名前を消しながら紹介されていく。映像演出みたいでとてもおもしろかった。それでもどのキャラがどの役者さんがやっているのか全然覚えれなかった。くやしい。当日チラシとかあればわかるのに。

田嶌さんは最初のキャラの導入では漫画家を目指した経緯が朗読されました。さすが声優さんだなーと想いながら話が違和感なく入ってきました。

最初の方にラジオを通じて話すきっかけになったココアさんとブラックコーヒーの話を先輩と漫画家が演じてたので一人二役?とか思ってましたが実は違っていてあれこそが本筋だったことにあとから気づきました。そして今でも脳内で混乱が生じてます。
田嶌さんの漫画家、カフェの女のコ、ママという演技に魅了されていたせいかもしれません。警察官の子供可愛かったなー。マスターのパパっぷりも。

先輩の存在が最初よく分からなかったけどカフェを実現したパパの幽霊ってことで、なぜカウンターの中に入ったりしてたのか謎が解けた。けれど具体的にどのシーンでカウンターの中に入っていたのかを記憶してない。

だめだ、事実なのか作中作なのかまたわからなくなってきた。

謎の役、彼女。怪盗キッドを愛して脳内彼氏にしてしまった変人。好きだなー。テンション振り切っての演技に惚れてしまいました。お友達になりたい。その彼女にひたすら突っ込まれるこれまた変な保育士。絶妙なテンポでのコントをする二人もっと見ていたかった。

偶然から生まれる出会いを繰り広げられるケーキ屋と野球選手。こんな出会いしてみたいとら思わずにはいられれない純愛。ところでコーヒーありありって一体何なんだろう。台本の持ち方も特徴的で野球選手は膝の上において広げ、ケーキ屋はテーブルにおいて片方の表紙を上げて手で支えている。普段使ってる筋力を表したりしてるのかな。

台本の持ち方といえば田嶌さんがライトが当たってる間はしっかりと演技られていて、ページめくりも自然な動作に混ぜているのが印象的でした。アフレコのように先少しめくりしてるのかも思いましたけど、いくつもパターンがあってとても好みでした。絵を描く仕草もあったり悩んだり考え込んだりと溶け込む所作をみれたので行って良かったなーと思いました。

エンド分岐の時にみなさんピタッとストップモーションされていてさすが役者さんやーと感動しました。特に彼女さんの手のひらき具合に感動です。それまでもオーバーリアクション上等の演技をされていて好きです。(2回目)

エンドを選ぶ前にマスターが黒板に書かれていたネタをイジるミニコーナーがあるわけですけど、ホットヨガの話に驚きを隠せずリアクションしてしまう田嶌さん可愛かった。田嶌さんがいじられそうになってされなかったのはよくわからなかった。昼に何かあったのかな。

アフタートークの存在を知らなくて、全エンドでそろったことで、やってみたいセリフシーンのコーナーになり彼女エンドのいち部を見ることができたのはラッキーでした。怪盗キッドって生まれる前からあるっけ?と思いましたが20年ぐらい前からありそうなのでそうかと納得。

どっぷりと恋愛というわけでもなくギャグ全開というわけでもなく好きなテイストの朗読劇でした。

劇場が小さい分、余裕を持った席配置で70名ぐらいで7列、段差ありなのでとても舞台をよく見ることができました。前の方は気合が入った女性が多く男性キャストさんの追っかけなのかなーと思ったほど。チケット代は当日精算だったので名刺サイズの席番号チケットでした。そして田嶌さん用のチケットページから予約したので思いがけず特典もいただきました。ありがとうござます、すごい嬉しいです。

最近は劇場舞台でも映像化だけでなく配信とかあったりしますが、規模が小さいとそれも難しかったりします。やっぱりこういう時は東京強い!気になったのを気軽に見に行ける!(お金の話は忘れる)

情報

『誰も聞かないラジオの流れるカフェでのお話』


劇場	 バルスタジオ
出演 	秋葉友佑、上遠野太洸、田中尚輝、田嶌紗蘭、櫻井紗季、松岡ななせ、一村すみれ、萩原成哉
脚本演出 	萩原成哉


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