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「きらりひらり舞う桜」が頭から離れない!「スクールアイドルミュージカル」東京公演レポ

「ひらりひら〜♪」の歌詞とダンスと曲を無限ループしたい(ネタバレ)
なんで音源化されてないんだ!早く配信DLさせてくれ!
ゲネの様子の冒頭30秒ぐらいで聞けます。それ以降は完全にネタバレ


ラブライブ!シリーズの新しい試みのスクールアイドルミュージカル東京公演を平日に見てきました。

東京公演は2022/12/10〜15 新国立劇場 中劇場
大阪公演は2023/01/25〜29 梅田芸術劇場 メインホール

いきなり東京以外も公演があるのは気合が入ってます。

スクールアイドルミュージカルは完全オリジナル

ラブライブはミュージカルと相性が良さそうだなと思っていたので見に行くことに。行って正解、大満足。

ただ、タイトルに「ラブライブ!」という単語が入ってません。
なのでラブライブ!シリーズの舞台化ではないと切り替えたほうがいいです。高校生でスクールアイドルをやるといったシリーズの根幹部分が継承されているメディア展開になります。これが楽しめない人は見るのが辛いかもしれません。ただストーリー展開は王道ラブライブ。

舞台は兵庫と大阪の女子校。登場人物は各校の生徒5名と理事長の計12名。キャラもキャストさんも各シリーズに登場してきません。故に初見でも十分楽しめる内容でした。

知っているキャストさんは西葉瑞希さん、星守紗凪さんのおふたり。二人ともアサルトリリィの舞台に出演されていました。

星守さんはアサルトリリィのアニメの本編の一柳隊としても出演されています。西葉さんはポプテピピック2期の実写パートに出演されています。

それぐらいの知識しかない状態で行ったわけです。パンフレットは当日始まる前に買いました。大きな顔写真とキャラ名とかが描かれているので助かります。開始前に覚えられるわけないんですが。

テーマ曲は事前に配信されていたのでDLしたんですが、iPodに入れ忘れて結局予習できませんでした。

前半50分
休憩20分
後半50分(ライブパート含む)
ぐらいの割合でした。休憩時間があるのは助かりますね。おすすめは休憩時間にパンフレットを読んで前半の復習をすることです。これでキャストさんの顔とキャラの立ち位置が大まかに理解できるので場面がより楽しめるようになります。残念ながら名前を覚える前には至れません。記憶力。。

新国立劇場という本格

初めて行きました。席は中央ブロックの前から10列以内という前方を確保。こういう舞台作品は前すぎると演者さんの表情まで見れるくらい近くてよかった、ということより全体感が見辛いということになりがちです。
今回は舞台との高低差があったのと、舞台の奥まで使うことが少なかったので不便はありませんでした。ラッキーです。

新国立劇場の椅子は固くなくクッションもあったので2時間は辛くありませんでした。お高いところはやっぱり見やすく作られていて良いです。

以降、ネタバレ。ストーリー

ルリカを主軸とした椿咲花は最初はスクールアイドル活動しません。そして滝桜のスクールアイドルにドハマリし、ルリカは完全にオタクとなります。その様子が「わかるー!そうなるー!」と共感せざる得ない。

この舞台で一番好きになったのはユズハかもしれません。引っ込み思案みたいなところがあるのが面白い。マーヤちゃんはちょっとおバカっぽい何かをみせるところが可愛かったですね。ユキノ、ヒカルにもスポットもっと当ててほしかったところですが時間制限があるので残念。

物語の中心になるのがアンズで、でもダンスとかは上手いのはミスズというちょっと歪を抱えており、それが転校という衝撃展開に向かっていく。これは今までのラブライブシリーズにありそうでなかった展開です。

ミスズは滝桜でアイドル部分をリードする役割をになってるだけあって、ライブシーンではゴリゴリのダンスを披露してめちゃくちゃかっこいいです。生で見てほしい。

ラストの文化祭ではアンズが椿咲花のユニットに参加してライブしているシーンがありますが、前方だと上手の舞台袖で泣くミスズが見れます。いい子や〜。

10人の生徒達のスパイスが理事長のお二人。圧倒的なキャリアからの存在感を見せつけてくれるので場が引き締まってます。

舞台装置がすごい

会場に入ると目につくのは大きな舞台装置。洋館を感じさせる上の階から下りてくるための左右の階段からの中央の踊り場。これが滝桜の校舎になります。上の部分に校章があります。

随分大きなセットだなと始まる前は思っていました。

始まってからしばらくすると、椿咲花の校舎の場面に。すると階段が動き出し、回転テーブルの反対に早変わりし木目をベースとしたちょっぴり歴史を感じる左右に階段がある作りに。
つまり、回転テーブル上は滝桜の裏が椿咲花の舞台セットで表裏一体となっていました。セットの一番上は4階分ぐらいあるのでしょうか、随分とお金がかかっています。

途中ストリートライブのシーンがあり、ここでは回転テーブルが他とは違い斜め45度のような状態で停止します。このときは上手側の奥には大阪なのか兵庫の港の風景が描かれていました。近すぎてよくわかんなかったので残念。なんとなく神戸なのかなーという気がします。

アンサンブルがすごい

アンサンブルとは表向きは名前が与えられていないキャストさんです。その役割は舞台に寄ってさまざまで、街のシーンなら通行人、戦いのシーンなら敵として殺陣までこなすこともあります。モブやエキストラに近い存在かもしれません。ライブだったらダンサーさんみたいな存在ですね。

そんな彼女達ですが、スクールアイドルミュージカルでは各校の生徒を演じています。椿咲花のシーンではおしとやかな学校の一員として、滝桜のシーンではスクールアイドルのメンバーとしてバリバリにダンスを踊ります。

そのダンスのかっこよさは記事の最初にのっけた動画に会わられていると思います。そしてこのアンサンブル、両校を兼ねています。ライブとかだと半々とかに分けていたりしますが、半分以上の登場ところでは8人全員が表にでてきます。
そこで鍵になるのは着替え。2つの高校、着替えやすい制服になっていればいいもののそうはなっていなさそうです。しかも、靴下、靴まで全部とっかえているし、椿咲花は厳しいので制服に個性はないのですが、滝桜は胸元のリボンやタイは生徒の個性の表すチャンス。ということで全員バラバラ。おまけに靴下も自由なのでルーズソックス履いている子もいます。
この着替えをシーンに寄っては数分でやる必要があり、あまりの自然さにその異常さに気づけません。もしかしたら髪型も変えていたかも。恐るべし。

アンサンブルの演じる生徒達、表向きは名前はないしセリフもかなり少なかったはずですが、おのおのが役名をもつであろうキャラを演じています。ちゃんと役者なんですよね。滝桜の子ですと胸元のリボンがピンクの子ははけ方も「あ、たしかにそういう子はそういうテンションで去っていきそう」と思ったのを覚えています。目立ちすぎてはいけないけれど流されすぎてもいけない塩梅が必要なんだろうなーと思っています。ちゃんと紹介文とコメントがパンフレットに載ってるのでぜひ買ってください(宣伝何回目?)

まとめ

本編の8割位は歌ってます。それぐらいミュージカルでした。
しっかりとした会場、舞台装置、ストーリー展開なので2次元をなぞろうとする2.5次元とは違うかな、という印象です。奇抜な髪の色をした子は出てきません。姿は等身大の高校生です。
何より、女子高生たちが自分たちが考えた夢に向かって進もうとする熱量を感じる、ラブライブ!シリーズの原点を触れるにはとてもいい作品です。

そして見に行ったなら、パンフレットを買うのがおすすめです。

なぜなら数年後「あのとき舞台で見た子がこの作品に!」みたいなことがきっとあるから。

1/18追記:アルバムが発売決定

なんとスクールアイドルミュージカルのアルバムが発売決定です!

しかも店舗特典をしっかり用意するといった充実ぶり。予定通りなのか予定外なのかはわかりませんが純粋に嬉しいですね。

先日の生放送で「きらりひらり舞う桜」が長めに公開されました。ゲネプロの映像からの公開みたいですね。これはアルバム収録間違いなし!

2月追記

生放送は公開が終了してしまいましたが冒頭ダイジェストが公開。
きらりひらり舞う桜がかなり長く見ることができます。これでアルバムが発売楽しみに

5月追記

5/8 にはスクフェス2に「きらりひらり舞う桜」が実装、5/12にはCDアルバムが発売されました。これはわざわざレコーディングしたんでしょうか。ちょっと裏話とかありそうなので聞いてみたいですね


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