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住民税決定通知書を確認したらふるさと納税額と合わない、原因が確定申告ミスだった
何度見ても住民税が去年に比べて多すぎる。いろいろ調べた結果、ふるさと納税した金額のMAXまで住民税が控除されていないことがわかったのでその話です。
検索して出てくるパターンは、ふるさと納税がまるごと反映されていないものばかりで自分のような確定申告ミスのやつが全然出てこなくて困りました。
住民税決定通知書での確認方法
ふるさと納税をしていると<摘要>の欄が3パターンになるんじゃないかと思われます
パターン1:(なにもない)
ふるさと納税しているのに何もないのは申請が明らかに漏れているパターンです。ワンストップ特例を忘れているとか、確定申告でまるごと記入漏れしているとかになると思います
パターン2:寄附金税額控除額 XXXX円 摘要
これが正解です。こうなっていないときはふるさと納税のメリットを最大で行かせているはずです。
以下の金額になっているはずです。
ワンストップ特例の場合:ふるさと納税した額 ー 2000円
確定申告の場合:(ふるさと納税した額 ー 2000円)×約80%※
※所得税率を20%とした例
去年は確定申告した場合の控除額が書かれていました。
パターン3:寄附金税額控除 市民税 XXXX円 県民税 XXXX円
それぞれの住民税の控除額が書かれている場合です。
今年のパターンはこれでした。
何かおかしいことはわかる。
これが一体何なのか
本当に控除されていないのか
勘違いなのか
分からないだらけでひらすらググりました。
ここから先は確定申告をしたパターンで発生します。
ふるさと納税による住民税控除は2種類ある
ちゃんと申請できていれば以下の式が成り立ちます。
ふるさと納税額 = 所得税からの控除+住民税からの控除+2000円
![](https://assets.st-note.com/img/1688387323276-G84B6eGOFD.png?width=1200)
そしてこの住民税からの控除に2種類あって
基本分 + 特例分 =住民税からの控除 になります
基本分は 市民税と県民税 合わせてで10%になります。
なので先程のパターン3の摘要欄に書かれていた寄附金税額控除 市民税 XXXX円 県民税 XXXX円の金額を足すと この基本分の額と一致しました。
なのでこれまでで以下のことがわかります。
確定申告でふるさと納税を申告している
申告した内容で住民税の控除の基本分が適用されている
申告した内容で特例分の適用がされていない
よって通知書をみて特例分が適用されていないことの確信が得られれば十中八九、自分の確定申告ミスとなります。
特例分が適用されていれば税額控除額に加算されています。
決定通知書の税額のエリアにある2つの税額控除額(5)を足すと特例分以上になっているはずです。
なっていない。合計額がふるさと納税額より明らかに少ない。
特例分が考慮されていないことが確信できました。
というか確定申告のとき迷った場所があったので多分そこです。
確定申告書でミスを確認する
確定申告は本来所得税の計算に用いられるものですが、いい感じに住民税の自治体にデータが連携されます。ここのデータ連携の申請がミスしていました。
申告書B第二表、住民税・事業税に関する事項の「都道府県、市区町村への寄附(特例控除対象)」のところに金額が入っていませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1688389335105-8pPdtET4gx.png?width=1200)
ここに金額が入っておらずその他の寄附に金額が入っていました。2021年分の確定申告の書類を見直したらその時はちゃん金額が入っていました。よって2022年分の確定申告ミスということです。
つまりふるさと納税ではなく普通の寄附として確定申告していたため、住民税の控除は基本分しかなかったということです。
確定申告を修正する
自治体の窓口に書類持っていかないといけないのかーと思いきや確定申告と同じe-Taxでできちゃうらしいです。便利すぎる。マイナンバーカードがなかったら終わってた。
まだ更生の請求はしていません。荷が重いですが7月中にやってお金が帰ってくるのを待ちたいと思います。返ってくるのか住民税が途中から安くなるのかはわかりませんが。
確定申告は毎年進化していてかなり作業が楽になっています。なのにこんな落とし穴にハマるとは。
(7/8追記)更生の請求では修正できない
試してみたのですが、特例控除対象は申告時にしか選択できなさそうです。なので特例控除対象だけを修正申告するのは確定申告のサイトからは無理です。所得税の変動がないと修正ができないようです。
特例控除対象は住民税計算の際の連携有無に関わる項目なので、国税庁ではなくて各自治体への連携部分の不備になるからですね。各自治体にいって住民税計算にまつわる申請が必要になると想定されます。
少なくても県と市の両方にいかないといけないのか。労力が合わない。高い授業料になってしまった。ふるさと納税の返礼品で差し引きゼロと言った感じです。来年は気をつけよ。みなさんも気をつけてください。
なお、普通の確定申告はe-Taxで何度もできますが初回から修正すると還付が行われるのがすごい遅くなるので「修正できるから手軽にやろう」とするとハマります。ご注意ください
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