ウェルスナビで投資をしようと検討してやめた話
まだ証券口座を持っていない、管理がちょっとでもめんどくさいならウェルスナビはとてもいいのではないでしょうか。自分で少しでも触りたいなら自分の証券口座で積立投資信託をしたほうがお得だとおもいます。
いきなりまとめました。
ウェルスナビ、ご存知ですか?
最近良く見るウェルスナビ、ロドアドバイザー「WealthNabi」のCM,SBI証券のメニューにも存在します。
https://www.wealthnavi.com/
全自動でほっておくだけでリスクなしで資産が増える
実現できたら最高です。実際にはリスクなしというわけにはいかず元本割れの可能性は大いにあります。ただ大体こういうのは長期で運用すれば元本割れは防ぐことができ、預金の金利よりも高く運用ができるわけです。
自分で運用するのは、リスク高いので全自動もいっかなーと思って調べました。そしてやめました。私には合わないかなーと思ったからです。
ウェルスナビは何に投資しているのか
何に投資しているかはコラムに書かれています。各説明をよく読めば基礎知識として身につきます。以下の7つのようです。
米国株(VTI)
日欧株(VEA)
新興国株(VWO)
米国債券(AGG)
物価連動債(TIP)
金(GLD)
TIPというのが良いというのをツイッターとかで見かけて「いったいなんのことだろう?」と調べていた時に以下のコラムに出会いました。
かなり絞ったものに投資しているように見えます。
隠れている会社のメリットは何だろうか
ウェルスナビはどうやって設けているのでしょうか?
おそらく手数料です。
手数料は年率1%
ETF保有コストは別
1%という数字、資産運用を勉強した人からすると「高くね?」と思うのではないでしょうか?投資信託ではインデックスファンドとアクティブファンドという種類があり、手数料が高めのアクティブはインデックスに勝てることも少なく手数料も少ないので避けるべきと語られることが多いです。
ここで私の好きなETF(上場投資信託)のVOOのコストを見てます。
VOOは 0.03%程度
これに連動するしているSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドは 0.0938%程度のようです。1%より圧倒的に小さい。
ウェルスナビの運用対象のETF運用コスト、経費率を調べてみると
米国株(VTI): 0.03%
日欧株(VEA): 0.05%
新興国株(VWO): 0.08%
米国債券(AGG): 0.03%
物価連動債(TIP): 0.19%
金(GLD): 0.40%
手数料の半分以下ですね。(SBI証券のサイト調べ)
と思ったらよく見るとウェルスナビでの資産運用コストには手数料に含まれていません。おかしいですね、普通ETFでは別途運用コストを請求されることはありません。つまり
自分で資産運用を代わりにするコスト=1%
ということになります。
為替レートの交換手数料もETF買付コストも1%もかかるなんてことはありません。そう考えたので選ぶのをやめました。運用するのに1%は高すぎます。
手数料を他の投資信託よりも多くとれることが会社のメリットと推測しました。
ウェルスナビを使うメリットはなにか
資産の配分を変更するリバランス、円ドルの為替手数料、自動積立が無料という点でしょうか。
リバランスはしたほうがいいとよく書かれています。がめんどくさいのでやらない人も多いでしょうし、毎月チェックしていろいろやるのは大変でしょう。なのでそのあたりをおまかせしたいのならいいかもしれません。
でもそれなら、そういう投資信託を選べばいいのではないでしょうか。だいたいそういうリバランスは運用会社に任せればいいので。例えば適当に見つけてきた以下はどうでしょうか?
三菱UFJ国際-三菱UFJ ライフセレクトファンド(成長型)
信託報酬:0.88%
NISA対応
積立100円から
これならSBI証券の口座を開いて積立設定して放置すれば済みます。ポイント貯めたりクレカ決済できるかもしれません。詳細は調べていませんが。
軽く調べた感じ、「ウェルスナビはまるごとをうたう投資信託」という結論に私は達したので、だったら自分でやるほうがいいやとなりました。本当は試しに入って比較するのがいいんでしょうけど。
まだ証券口座を持っていない、管理がめんどくさいならウェルスナビはとてもいいのではないでしょうか。
おまけ
月1600円の投資信託の資産運用はまだ続いています。今は月2000円にあげて、もう400円で別の投資信託にしています。
結果的には今の所は円安の分でプラスがでています。が、今年前半にはマイナスになっていた期間もありなんとも言えない感じです。VOOはこの1年間でも一番の低い位置にありますので仕方ありませんね。