東京都防災アプリを使って徒歩帰宅訓練をした話
2011年の帰宅困難について何も知りません。予想されている南海トラフは不安です。
ちょうどいい感じに仕事を調整できそうで気温も良かった日にめぐりあったため、会社から歩いていける東京タワーから家につくためには必ず渡る必要がある多摩川まで歩く練習をしてみました。自主訓練です。
徒歩帰宅訓練のルールとして以下のしばりです
スマホの電池を温存して移動する
東京都防災アプリのオフラインマップを使う
移動中の娯楽は音楽のみ、ネット使用禁止
服装は訓練なのでいつもと違ってOK
東京都防災アプリのオフラインマップがどれぐらいちゃんと使えるのかの実験です。
東京都防災アプリの仕様
このアプリには事前に東京都内の地図をダウンロードできるほか、移動ルートを事前に検索して保存しておくことができます。
マイルートとして出発地と目的地を入力してルート設定を事前に確定します。
出発地:東京タワー
目的地:丸子橋(武蔵小杉駅に一番近い多摩川を渡る橋)
想定徒歩時間:2時間30分
確定すると必要とするマップの区や市がわかるのでダウンロードしてスマホに保存しておきます。
実際に使う際には、マイルートの画面から保存したルートを選択します。
選択した後、マップの下にあるモードをタップして「オフライン」にします。
「移動開始」ボタンを押すと位置情報を使ってルート案内が始まります。歩きをスマホすると警告がでました。注意しないとですね。
オフラインモードでも使えはずなのですが、移動開始前にオフラインモードにしてしまうとアプリがクラッシュして使えません。なので移動開始が始まってからデータ通信をオフにすることでオフラインモードと同等にします。
スマホの電池を一番消費するのは電波を発する状態なので、データ通信をオフにすることで余分な電波発信を抑えることができます。位置情報はGPSを使っていて受信するだけなのでそれほど電池を消費しません。
徒歩帰宅で準備したもの
持ち物は以下です。
歩きやすい靴。いつもと異なるやつ
ワークマンで買ったリュックサック。両手を自由に
水 550mlのペットボトル
ようかん。100円ぐらいでコンビニに売っているやつ
音楽プレイヤー
いつもどおりにお昼に弁当を食べておやつ時から徒歩を開始です。
実際にやってみて
予定時間よりも早く移動できるかと思いきや意外と時間がかかりました。最初の1時間ぐらいは楽勝でしたが、それ以降はだんだん足が辛くなり、2時間を超えると足が辛いから痛いに変わりました。
運動していない身体だと3時間ぐらいが限度だと思われます。子供の頃、どうやって山登りしてたのか。
家に帰った後から数日、股関節が完全に痛くなり歩くのがままならぬ状態になりました。歩き始める前に入念にストレッチをしておくべきでした。リングフィットでモモアゲアゲによって可動域を広げていなければもっとひどいことになっていたことでしょう。
オフラインマップで十分帰れる
大好きな音楽を聞くのが大事
これらがわかっただけでもやった意味があったなと思いました。シャニマスをずっと聞いていましたが、聞きながら過去のライブを思い出すことで楽しくなりアイドルたちの顔やイラストが元気を与えてくれました。ただただ歩くだけだと辛くなっていまうと思います。
他にも地震を想定すると以下の課題が見つかりました。
移動案内を開始すると、マップ上でコンビニや避難所の情報がわからない
ルート途中、高架になっている高速道路の下を通るので倒れたら帰れない
電柱が地中化しているところは意外と少なく通れないかもれない
住宅街を通るので地震でなにか落ちてくるかも知れない
避難所になりそうな学校やトイレがある公園の近くを通るルートになっているので一時間ごとに休憩するのが良さそう
気温が高くなかったので水は500mlで足りた。糖分は持ち歩いたが塩分も合ったほうがよさそう。
南海トラフの大地震のときはどうなるかわかりませんが、歩いて帰る必要になったときは避難所が開設されているはずです。逆にコンビニ等の施設は閉まっているはず。必要最低限のものは会社に用意しておいて、避難所で休憩しながら徐々に変えるのが良さそうです。
夏だと暑い中歩くのは無理があると思うので夜中の移動となると思います。そうなるとライトや反射ベルト、ケミカルライトなどを用意が必要とわかりました。
次やるなら夜間に実施でしょうか。多くても一年一回ぐらいの訓練にしておきたいです。
今回は桜を眺めることができたので、まぁまぁ楽しく過ごせました。