マズメどき。
幼少からお笑いに幾度となく救われてきた身として、好きな芸人と好きな芸人が点と点で繋がる、とんでもなく沸く瞬間がふいに訪れたりする。
ドリフからバカ殿、だいじょうぶだあ、ごっつ、オンバト、ワンナイ、笑う犬で育った生粋のお笑いオタクは高校生で初めてルミネに足を運ぶ。
その後、バカリズム、バナナマンの単独へ行き、小林賢太郎氏のソロ公演を何度も観に行った。
いよいよ、ラーメンズの本公演を観ることは叶わなかったけれど、トゥインクルのイベントでおふたりが揃った姿をなんとか拝めた。
部屋にも特に好きな公演のDVDが、すぐ手に取れる場所に置いてある。
鯨とかCherryBlossomとか君の席とか。
そして、あれからだいぶ経った今、私は男性ブランコとラランドに出会う。
調べていけば調べていくほど、ルーツ駄々かぶりで沸いた。いい加減にして。
オタクの臭覚というものは、やっぱりある気がしてしまう。
男ブラもラランドも漫才入りだったけれど、どちらもコントにルーツがあった。
両方いけるなんて最高。
M-1 2006チュートリアルのチリンチリンがいまだに口ずさむくらい好きで、くるま氏が2023の工場ネタはチュートの冷蔵庫から着想を得たと話していて、言うんだ……そこまでと思ったけれど、全然関係ないのにとても嬉しかった。
何でもない日常を変態の目を通してみた世界、あんなにファンタジーなのに情景が目に浮かぶ。
人間、何かに憧れ感化され気持ちが動くって、人生において深みが増す大事な要素だと思う。
願わくば一生、好きなものに感化されて生きたい。