【ストーリー】地域をつなぐ京急電鉄とママクリエイターが活躍!「京急沿線子育て応援ネットワーク Weavee(ウィービー)」がスタート
都内から、神奈川県の三浦市までを南北につなぐ京急電鉄。2023年5月から「京急沿線子育て応援ネットワーク Weavee(ウィービー)」がスタートしました。”weave”(織る)と”we”を掛け合わせた言葉で、共に繋がりを作り上げていくイメージを表現しています。
これは、京急沿線エリアマネジメント構想「COCOON Project」を推進する京浜急行電鉄株式会社と、全国で地域のママ達がラジオ番組制作にチャレンジする「ママ夢ラジオ」プロジェクトを推進する株式会社わたしたちが、共同で京急沿線の各エリアで活動する子育てサークルやコミュニティ同士が連携するネットワークを構築するものです。
なぜ、鉄道会社と地域のママがコラボすることになったのでしょうか。
担当者にお話を伺いました。
株式会社わたしたち取締役 副社長の竹岡望(たけおか・のぞみ)さんは、ママ夢ラジオの代表を務めています。小さなお子さんを育てながら、地域でワークショップなどを企画し、活動していました。2018年ごろ、活動がきっかけでラジオ出演することになります。それまで、ラジオになじみがあったわけではないけれど、出演を通じ、皆で場を創っていく文化祭のような楽しさを感じたといいます。
ラジオ出演がきっかけとなり「ママを応援するラジオを 作ろう」とママ夢ラジオをスタートしました。SNSなどで呼びかけ、約5年で、現在は北海道から福岡まで全国に延べ28局、400名ほどのメンバーが各地域で活動を展開してきました。
ママ夢ラジオではパーソナリティー、企画、編集などすべてママが行います。人前で話すのは初めてという人がほとんどですが、ママたちは色々な経験を基に上手に話します。もちろん、運営のためのノウハウ、話し方などの勉強会をオンラインで行うなど、しっかりサポートもしています。パパの参加も徐々に増えて、もう少しメンバーが集まれば、パパコミュニティーも作っていきたいという構想もあるそうです。
「Weavee(ウィービー)は、子育て中の方々と地域をつなぎ、活躍できる環境づくりを進める取り組みです。約5年かけて進めてきた各地域にプロジェクトを展開する仕組み作りが生かせるのではないかと思っています。」(竹岡)
つなぐことで地域の魅力を向上させる
京急沿線のエリアマネジメントを担当する佐々木忠弘さん(京浜急行電鉄株式会社)は、地域に拠点を作り、連携を進め、それをデジタルで一元化していくというビジョンを推進しています。
キーワードは「つなぐ」と「続ける」、です。
「各エリアでは地域のニーズに合わせ、それぞれの得意分野を生かしてユニークな取り組みをしている団体が既に多くあります。その皆さんの活動を京急が一緒になって,つなげて続けていくだけで,地域に新しい価値が生まれると考えています。」(佐々木)
約8団体と連携し、平和島駅前交流拠点「COCOON(コクーン)ひろば平和島」では移動式子ども食堂、川崎では「公園を使いこなすワークショップ」など、既に取り組みが始まっています。
さらに、地域の移動を便利にするシェアモビリティの拡大やポート作りも鉄道会社ならではの強みを生かせます。移動が便利になることで、ファミリー層のお出かけにも魅力的でやさしい地域になります。
京急沿線おでかけサービス「COCOON」のウェブサイト(https://cocoonfamily.jp/)では、川崎、横浜、三浦半島など、京急沿線各エリアの情報を掲載しています。魅力的な観光地も多く、すでにファンがいるエリアも多いのですが、ネットワークを通じ、より充実した情報発信を目指します。
Weaveeは今後そうしたサイトやSNSにおける地域紹介記事、WEBデザインなどの制作などをママクリエイターに依頼する準備をしています。
「コンテンツ制作の地産地消」など地域ビジネスの創出を目指すほか、お互いを応援しあうビジネスマッチングの場として「京急沿線ママクリエイターサミット」開催を目指します。また、子どもと一緒に働けるコワーキング施設やコミュニティカフェの整備、趣味を生かした地域イベントなど、地域の特性に応じた子育て支援活動の取り組みを進める予定です。
地域に根ざした情報が満載の、地域発信型で使いやすいサイト運営を通じ、ネットワークが生まれていく仕組み作りをしていきたい。
「この取り組みを通じて、面白そうな沿線と思ってもらえるとうれしいです。」(佐々木)
「今回の取組で、参加し、共感していく仲間を増やし『地産地消』の情報が沢山生まれることに期待して、ワクワクしています。」(竹岡)
子育て層に優しい地域づくりは、サポートが必要な方をはじめ、みんなが暮らしやすい地域づくりにつながるのではないでしょうか。子育て中でも社会に参加して、情報発信の一役を担うWeavee(ウィービー)の取り組みに注目していきます。
6月2日、LOCAL GOOD YOKOHAMAを運営するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボはよこはま共創コンソーシアム(以下の11社による協働事業体)の一員として、横浜市との市民協働条例に基づく協働事業を受託しました。
6月2日に行われたキックオフイベントでは、MCの竹岡さんや登壇ゲストに佐々木さんらをお招きし、横浜市の京急沿線で子育てに関わるゲストを招き、子育てしやすいまちづくりについて発信する音声配信番組「Weavee Podcast/ウィービーポッドキャスト(仮)」を公開収録しました。
番組を通じて、子育てに関する情報を市内の子育て世代と共有し、横浜市の充実した子育て環境の実現に向けて、様々な取り組みを発信するもので、 番組のトークテーマは “「子育てしやすい横浜市」について各団体の目線から見た課題感とその解決案(こうだったらいいな) “ についてディスカッション。
各々の団体のリソースを掛け合わせることで協働・共創に向けた打ち合わせが番組中にも生まれるなど、素敵な時間となりました。
登壇者:
山本欣子(ぐるっとママ横浜 代表)
佐々木忠弘(京浜急行電鉄株式会社 生活事業創造本部)
中島翔(磯子杉田リビングラボ)
鈴木八朗(井土ヶ谷リビングラボ)
関口昌幸(横浜市政策局 共創推進室)
トークMC:竹岡望(ママ夢ラジオ代表・SDGs横浜金澤リビングラボ)
●音声配信番組「Weavee Podcast/ウィービーポッドキャスト」
https://www.youtube.com/watch?v=zh7fjF9mANk
●京急電鉄リリース
「京急沿線子育て応援ネットワーク Weavee(ウィービー)」を開設します!https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20230510HP_23016AK.html
●ママ夢ラジオ
https://mamayumeradio.com/
●京急沿線おでかけサービス「COCOON Project」
https://cocoonfamily.jp/
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