ティーヌから、マルメロさんへ #LGBTQA創作アンソロジー リレー日記
1、挨拶と近況
ティーヌです。
ものすごく直近の話ですが、胃腸炎で寝込んでおりました。
元来胃腸は丈夫で、何があっても食欲旺盛なほうだったのですが、
今年は、飲み会には必ず胃腸薬が必要で、
食欲がないなと感じることも数回ありました。
「年齢のせいかな……?まあ運動もしてるし
野菜も食べてるしそのうち治るだろう」と思っていたら悪化しました。
いやむしろ、今回は寝込んだとはいえ嘔吐もなく軽症だったのは、
運動とヘルシーな食事のおかげだったのかもしれません。
いやぁ、しかし、
具なし味噌汁でも、経口補水液でもお腹が痛くなるというのは初めての体験でして、大変よく学ばせていただきました。
2、自分の次の掲載作品:朝旅真人『アクアリウムの』
ヘテロの女性の「私」の、後輩男子と、先輩男子がお付き合いしてしまった。「私」は後輩が気になっているけれども、二人から惚気話を聞かされている。先輩には、すこし意地悪してみたりもする。
いいなあ、甘酸っぱいなあ。お土産のキーホルダーとかいいなあ。
私の住んでいるところの比較的近くに水族館があります。
年間パスポートも持っているので、買い物ついでにふらっと一人で立ち寄ったりすると、たくさんの学生さんたちや子連れ家族がいて、賑わっている。
なるべく他の人たちを見ないように、気にしないように、邪魔しないようにしているのですが、ああ彼らはきっと、『アクアリウムの』のような会話をしているのだな、と妄想膨らませながら読みました。
3、ここがスゴイよ!『Over the rainbow』!
“LGBTQA創作アンソロジー”ってスゴくないですか?
LGBTブームなんて言われて久しいわけですけれども、
そんなものは一部のセンシティブな方々が気にしているだけで、
(内閣支持率が示す通り)世の中のほとんどの人は今の考えや生活を変えたくないようです。
一歩街に出れば、今日も、明日も、
フツーの人々はトランスジェンダーを見て「ありえない」「理解できない」とか言うし、居酒屋で常連客たちが「あの店のマスター、こっち(例の手の仕草)の人だよ」と盛り上がっているし、大学の先生ですら「そういうの私もうよくわかんないわ」とか言って思考停止しているんです。
この人なら話通じるのかも……と希望を持てそうな人も「俺海外長いんで、LGBTとかマジでなんでもないですよ。フツーですよ。全然気にしないです。」みたいなトンチンカンなことを言ってきます。
もう、誰かが理解できるように言葉を尽くすのも疲れるじゃないですか。
でも!もしかしたら誰も理解してくれないかもしれないけど!書くことはやめられない。そういう作品集だと思います。
4.益岡和朗さんからいただいたご質問
「年末年始にこれは観るべき!と思う映画」ですが、劇場で観れるものに限って取り上げたいと思います。みなさん劇場に行って、コーヒも買って、パンフレットも買って、お金使ってくださいねー。
まずは、もうすでに公開されている『燃ゆる女の肖像』でしょう!
これは映画館で観るべき作品です!
ぜひ!音響の良いスクリーンで見てください!
公開が楽しみなのが、
1月8日公開予定の『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』。ドキュメンタリーです。
ハリウッド映画を支えてきた彼女たちの勇姿を見たい!
今からわくわくしています。
あと万人にオススメってわけじゃないんですが、オススメされないと見に行かない人は是非観に行ってほしいものとしまして、『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』です。
昨年『映画 少年たち』を、ますく堂なまけもの叢書の企画で観に行った(ますく堂なまけもの叢書⑦インフラとしてのジャニーズ 令和の初めに『少年たち』を語るに収録)のですが、他のもの比較することができない、凄い世界観を目撃しました。
『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』は、Eternal Producerジャニー喜多川、監督滝沢秀明ということで、タッキー初監督作品!
何が受け継がれているのか、確認せねばならないと思いませんか!
友人を誘ってみにいきましょう!私もチャレンジしてみるから!!
5、そのほか宣伝など
前回とかぶりますが、
LGBTが登場する小説を応援する会「読書サロン」を主宰しています。
毎月1回読書会も開いていまして、今後の予定は以下の通りです。
ぜひ興味ありましたら是非参加ください!
12月19日 小佐野彈『メタリック』
1月は、みんなで2021年の課題本を決める大会議です!
それから、初めて書評を寄稿しました『ユーラシア研究史』、購入できるようになりましたので、ぜひご興味ありましたらお手にとっていただけたら嬉しいです。『悲劇的な動物園』は本当に素晴らしいロシア初のレズビアン成長物語なので、是非一緒にお買い求めください。
6、次の方への質問
次はマルメロさんですね。
お題は、「個人的今年の流行語大賞」はいかがでしょうか。やっぱりコロナ関係かしら?
どうぞよろしくお願いします。