柳ヶ瀬舞からヘイデンさんへ #LGBTQA創作アンソロジー リレー日記
みなさん、いかがお過ごしでしょうか? LGBTQA創作アンソロジー『Over The Rainbow』主宰の柳ヶ瀬舞です。
2020年5月の文学フリマ東京で、LGBTQA創作アンソロジーを頒布する予定でしたが、残念ながらそれは叶わず……。じゃあリレー日記というものをやってみない?と執筆者のみなさまにお声がけさせて頂いたところ、多くのレスポンスを頂きました。わ~い! じゃあやろう!! といういつもの能天気さと楽観が働くわたくし…。アンソロジーを作る前と何もかわってないじゃないか!トホホ。
私は最近は、幸いにも書き物でお賃金を頂く、ということができています。1年前では考えられなかったことです。ちょうど1年前の今時期にLGBTQA創作アンソロジーの執筆者さんたちを募っていましたからね。編集作業は大変でしたですし、お酒を飲ませたらきっと恨みつらみも……。なーんて。でも実りは多かったなあといま思い返せば、笑みがこぼれます。本当に執筆者さんたちのおかげなんだなあって。
そして今。大変だった編集作業を忘れてしまい、編集者さん泣かせの駆け出しライターです。トホホ②
さてリレー小説の一周目は自作解説からはじまります(大きなネタばれをしないように気を付けてね!)。
私が書いた「たおやかな手のひらの温度」は音楽(特に洋楽)、映画が多くあるんですが、どれも私が10代の頃に慣れ親しんだものばかりです。ジャニス・ジョプリンの「ベンツがほしい」は今でもよく鼻歌で歌う18番です。
クエスチョニングについてずっと書きたいなあと思っていたのですが、なかば私小説のようになってしまって。普段は「百合」小説を書いているのですが、「わからないということは、どういうことか」ということを書いている間、ずっと問うていました。
私は執筆にあたって音楽を聴くのですが、今回はeveさんの「ドラマツルギー」という曲を聴きながら書いていました。
隠してきた真実(ほんとう)はどこにもない
嗤ってきた奴らに居場所はない
思い出してぽいってして感情はない
流した涙理由なんてない
優しさに温度も感じられない
差し伸べた手に疑いしかない
穴が空いて愛は垂れてしまいになったんだ
倒れそうな僕を覗き込んだんだ
このフレーズが何度も頭のなかでリフレインしました。
いつもはプロットをノートに書くのですが、この作品はフリーハンドで書きました。そして第一稿は他の執筆者さまの誰よりも早かったです(締め切りコワイコワイ病と編集作業が待っていたため)。
さて。そろそろ次の方にバトンを渡したいと思います。
私の次はヘイデンさんです。
ヘイデンさん、こんにちは! 柳ヶ瀬です。
最近ひきこもることを余儀なくされているのですが、ヘイデンさんなりにおうちでできる、気分転換方法などあればお教えいただけないでしょうか。
ヘイデンさんの日記、楽しみにしています!
柳ヶ瀬舞