川瀬みちるから、ヘイデン（＠yu351982）さんへ　成瀬さんの作品感想　＃LGBTQA創作アンソロジー　リレー日記

みなさん、こんばんは。川瀬みちるです。
早く暖かくならないかなあと春を待ち望んでばかりいます。
近頃では、春を待ち望むあまり、春色のオカメインコさんをちくちく刺繍してアップリケを作りました（見出し画像の鳥さんです）。

LGBTQA創作アンソロジー掲載作品紹介――成瀬さん「9.8」について

最後の一節の意味がわかったとき、背筋がぞくっとしました。
この絵画にまつわる不可思議な物語は、一貫して標準重力加速度1.0 G ≒9.8 m/s²がかかった文体で描かれます。
私自身、落下や墜落というものに常に心惹かれるものを感じますが、この作品にはそれをまさに感じました。
どことなく梶井基次郎の「Ｋの昇天」を思わせるところもありますね。
幻想文学としても、クィア文学としても、この作品は読みごたえあると思いますので、ぜひお読み頂ければと思います。

オススメのクィアコンテンツ紹介――『さらばわが愛／覇王別姫』について

『さらば、わが愛/覇王別姫』（1993年　中国　 陳凱歌監督）

日中戦争や文化大革命などを背景として時代に翻弄される京劇役者の小楼や蝶衣の目を通して近代中国の50年を描く、いわずと知れた名作です。
少年時代から京劇養成所で厳しい訓練を受けながらも兄弟のようにかばいあい慕いあって成長した2人の役者段小樓と程蝶衣。程なくして、たくましい大男の段小樓は立役者、華奢な美少年の程蝶衣は女形として京劇『覇王別姫』の名役者として人気を得る。しかし、2人は動乱の時代の、時の権力に運命を左右されることになる。そんな中、段小樓に恋心を抱きつづける程蝶衣であったが…？
とにかく、程蝶衣役のレスリー・チャン（写真右）が、美しい、えろい、そして剣呑！！！　
わたしのＢＬ原体験でもあり、ＢＬ入門としてもオススメしたいです。
ぜひ観てみて下さい。

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「セクシャルマイノリティ」×「正しい知識」×「ハッピーエンド」をテーマとした創作作品を集め、web上で公開する企画です。
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最後に、質問バトン

めぐるさんからのバトン「引っ越しで大変だったこと」ですが、大量の荷物を荷ほどき・整理整頓するのが大変でしたね……。
同居人とふたり合わせて50箱の荷物があり、その大半が本でした。
結局１ＬＤＫの部屋になんと7つも本棚がある状態になってしまいました……。
めぐるさんは引っ越しの前にお荷物を整理されることをオススメします。

さて、次にバトンを渡すヘイデンさんへの質問です。
ヘイデンさんはＢＬがお好きと聞きましたが、「どういうカップリングが特にお好きですか？」（具体的なキャラというよりも、お好きなカップリングの特徴について教えて頂きたいです。例えば、下剋上、三角関係の底辺、ライバル同士、などなど）

それでは、お読みいただき、ありがとうございました。